IT管理者のジェームスにとって、今日は楽な一日になりそうです。現在は休暇時間でエンド・ユーザーのほとんどはオフィス外にいるため、彼はバックログ・タスクのために時間を取ることができると考えています。少し作業を先延ばしにすることもできるかもしれません。しかしその時、電話が鳴りました。
彼の会社のエンド・ユーザーの一人、ロバートからの電話です。ロバートはとても焦りを感じており、ビーチでiOSスマートフォンを紛失したため、ホテルから電話をかけてきています。彼らの会社には、企業デバイスおよびBYOD(個人所有デバイスの業務使用)ポリシーの両方があります。ロバートはBYODプログラムに登録しているため、そのスマートフォンは彼個人のデバイスであると同時に、プレゼンテーションのためにチームと共有した最新の財務予測などの企業データも保存されていました。
ジェームスは会社で使用しているモバイル・デバイス管理ソフトウェアを開き、ツール内でロバートのiOSスマートフォンを迅速に特定してリモート・ワイプを実行しました。ジェームスはバックログ・タスクに戻りたいと考えています。
しかし、これで終わりではありません。ユーザーが会社のデバイスにゲーム・アプリのダウンロードを試みたというリアルタイム通知が表示されました。これは、ポリシーに違反しています。エンド・ユーザーへの自動通知が送られました。これは彼の友人、メアリーのデバイスからの通知でした。メアリーの飛行機が遅延し、退屈した子どもがYouTubeを視聴するためにメアリーのAndroidスマートフォンを借りました。そこで子どもがゲーム・アプリを宣伝する広告をクリックし、ダウンロードを試行しました。
ジェームスがロバートの紛失したiOSスマートフォンに実施した対応は、モバイル・デバイス管理(MDM)の一部です。メアリーの場合、ポリシー範囲外のアプリのアクセス設定は、モバイル・アプリケーション管理(MAM)の一部です。MDMとMAMはいずれも統合エンドポイント管理(UEM)ソリューションの一部です。企業にBYODポリシーが設定されているか、企業所有のデバイスのみあるいはその両方を使用しているかにかかわらず、またユーザーがiOSスマートフォン、Androidスマートフォン、タブレットを持っているかどうかにかかわらず、すべてのデバイスとアプリを管理および保護する必要があります。モバイル・セキュリティー戦略を導入しないと、企業データ、個人データ、機密データが失われる可能性があります。