Google Playストアでは何百万ものAndroidアプリを利用できます。個人データを細心の注意を払って取り扱う安全なサービスもありますが、安全でないサービスも数多くあります。アプリは侵害される可能性があります。
侵害されたアプリはデータ漏洩につながるかもしれません。個人データや企業データが、安全でないアプリから悪質なサードパーティに流出する可能性があります。データが漏洩する原因の1つは、アプリの過度の権限付与です。アプリの権限は、アプリがユーザーのデバイス上でどの機能にアクセスできるかを決定します。一部のアプリ権限はその他のアプリ権限よりもリスクが高いため、ユーザーは付与する権限に注意を払う必要があります。
Wandera社の調査「モバイル脅威ランドスケープの理解」によると、Android上で最も要求される権限の45%が高リスクであると考えられています。しかし、どの権限が高リスクであり、どの程度リスクが高いのでしょうか?Wandera社が高リスクと考えるAndroid上で定期的に許可されている権限のリストは、次のとおりです。
- アカウントの検索:アプリがスマートフォンで認識されているアカウントのリストにアクセスできます。
- 連絡先の読み取り:アプリがデバイスに保存されている連絡先に関するデータを読み取ることができます。
- スマートフォン・ステータスの読み取り:アプリが電話番号やデバイスIDなどのデバイスの内部機能にアクセスできます。
- SDカードの読み取り:アプリがSDカードの内容を読み取ることができます。
- SDカードへの書き込み:アプリがSDカードの内容を変更または削除できます。
- 正確な位置情報:アプリがGPSまたはネットワーク位置情報ソースを使用して正確な位置を取得できます。
- 音声の録音:アプリがいつでもマイクを使用して音声を録音できます。
- 写真とビデオの撮影:アプリがいつでもカメラを使用できます。