社員が語る「キャリアとIBM」

ハイブリッドクラウドで支援する、お客様のデジタル変革とは

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社員が語る「キャリアとIBM」では、IBM社員のキャリアや仕事内容をインタビュー形式でご紹介します。

今回は、事業会社から日本IBMに転職したエグゼクティブの石橋 達司さんのインタビューをお届けします。

略歴:
ITコンサルタントやプロダクトマーケティング責任者として、20年以上ITサービスの提案や支援に従事。
2021年10月に、日本IBMコンサルティング事業本部 ハイブリッド・クラウドサービス事業部にパートナーとして入社。現在は、Amazon Web Services社とのアライアンスおよび案件獲得のための提案活動をリード。
ハイブリッド・クラウド環境における、お客様のデジタル変革を支援している。

石橋さんが所属しているハイブリッドクラウドサービス事業部の事業内容について、教えてください

ハイブリッドクラウドサービス事業部では、コンサルティングから、ITシステム導入・運用管理、アウトソーシングといった、様々な手法でお客様のデジタル変革を支援しています。

世界中で蓄積した業界の専門知識や実践的な洞察、最先端の研究やテクノロジーを活用しながら、お客様と伴走し、企業変革の実現をサポートします。
最近では、企業変革が進む中で、旧来のIT資産が、変革のスピードを低下させる場面もあります。

市場や競争環境、お客様のニーズに素早く対応するために、現行の基幹システムの移行や柔軟性あるクラウドを活用し、お客様の価値を高めるためにはどうすればいいのか、コンサルティングをしながら製品やサービスの目利きをするチームです。

石橋さんのパートナーとしての職責を教えてください

私の職責は、お客様のクラウド化をさらに加速するために、Amazon Web Services(以下、AWS)社と企業提携を通じたビジネスの拡大、AWSを活用した提案活動やシステム構築推進のリードを行うことです。

お客様のIT環境は、オンプレミスとクラウドを活用したハイブリッド・クラウド化が進みつつあります。
特に、拡張性や柔軟性の高いクラウドは、ITサービスを構築する上でも、当然の選択肢になりました。
その中でも、AWSは、柔軟性、拡張性、信頼性やセキュリティーといった様々な用途で、多くのお客様から支持を受け、導入されているクラウドサービスです。

最近では、お客様からAWS導入のご要望をいただくことも多く、ITの課題解決や要件を満たすため、AWSの数百あるサービスを組み合わせ、お客様のニーズに合わせた最適な提案を行えるようにご支援しています。

IBMは、自社サービスの支援を中心に行っているという印象もまだ強いようですが、実際にはいかがでしょうか

お客様の中には、IBM製品やサービスのみの支援や提案を多く行なっているという印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、他社製品の導入支援も積極的に行っています。
お客様の課題を解決するために、どうすればお客様が目指している姿に近づけるか、「最適な製品やサービスの目利きをすること」も、我々コンサルタントの仕事です。

IBMでは、自社製品のみを導入しているという印象を払拭するために、AWSを始めとした他社クラウド製品の活用事例や専門性があることを積極的にお伝えしています。
お客様にどのようなことでも安心して相談いただけるよう、より多くのお客様に認知いただくことを目的とした活動です。

例えば、AWSの事例で言うと、AWS社との協業事業に関して、定期的にAWS社旗艦イベントのスポンサー協賛や講演機会を行っています。
また、関連会社向けにAWSの提案方法やエンジニアの育成等、スキルアップを行うセミナーやAWS認定資格者を増やす活動もあります。

IBM製品に特化せず、お客様の需要に合わせて、AWSを含むマルチクラウドの提案や支援ができるのが、IBMの強みです。
このIBMの強さをより知っていただき、お客様から常に信頼していただける相談相手となれるように、日々活動をしています。

Red Hat社との協業で提案をしているハイブリッドクラウドは、自社サービスに特化せず、お客様のサポートをさせていただいている事例ですよね。
ハイブリッドクラウドは、どのような点がお客様の支持を受けているのでしょうか。

お客様からのご要望として、デジタル変革過程の中に、「既存アセットを有効活用しながら、クラウドの利点である俊敏性や柔軟性を享受したい」というものがあります。
そのようなお客様の要望を実現する最適解が、ハイブリッドクラウドです。

お客様の中には、複数の異なるクラウドを活用している場合もありますので、お客様の環境や移行方針が異なる中で、Red Hat OpenShift(以下、RHOS)は、オンプレミスとクラウドのリソースを効率的に繋ぐ、共通のプラットフォームを構築できます。
また、AWSでは、2021年3月から提供が開始された「Red Hat OpenShift Services on AWS(以下、ROSA)」という、コンテナ技術の基盤であるRHOSを利用することができるフルマネージド・サービスもあります。
ROSAは、効率的にクラウドのリソースを活用し、事業に適した共通基盤を構築することができます。
RHOSやROSAを活用すれば、異種環境で開発する際のアプリケーションを相互に移行しやすくなり、開発、運用管理の面で柔軟性と可搬性が向上します。
その結果、システムの開発スピードは約2倍、運用コストも25%削減できる可能性があるのです。
このような点が、特にお客様に評価いただき、IBMへの大規模案件の依頼に繋がっていると思います。

クラウドの導入支援を専門に行う企業も多くありますが、IBMでは、業種、規模、対応力、ITサービスと掛け算するものが増えても、対応が可能です。
広範囲なリソースを活用して、お客様に合わせたオーダーメイドなソリューション提案ができるのがIBMの強みですし、お客様からの期待でもあると考えています。

ハイブリッドクラウドのお客様事例を教えてください

ハイブリッドクラウドの事例として、朝日新聞社様の事例をご紹介します。

朝日新聞者様は、選挙報道において、有権者の判断に必要な情報を正確に発信するということを目的としていましたが、情報収集に膨大な時間がかかっていることが課題でした。
従来の情報収集は、記者が現場を回って取材する方法が主流でしたが、デジタルに置き換えることにより、短期間で情報収集をすることが求められました。

この業務課題に対し、IBMでは、AWSでのアジャイルな開発手法を提案しました。
この手法を取り入れることで、選挙調査表の配布・回収が、担当記者に、短期間で対応できるようになるからです。
見事採用に至り、AWS上でのクラウドネイティブなアプリ開発とCI/CD(継続的インテグレーションとデリバリー)により、無停止で新機能のリリースやバージョンアップを考慮したご支援ができました。

これは、ほんの一部の事例ですが、IBMにご相談いただいたことで、お客様のデジタル変革を実現できたと考えています。
朝日新聞社様「選挙調査におけるデジタル変革」

現在担当されている業務は、これまでのどのような経験が活かされていると感じますか

元々、私はコンサルティングファーム出身ではなく、現在協業を行っているAWS社で就業していました。
現在行っているAWS社との協業推進や提案活動は、認知獲得活動から個社向けの開発や運用まで、幅広い支援を行います。
そのため、AWS社を始め、過去の事業会社でのB to B向けマーケティング、製品開発やライフサイクル管理、個社向けのシステム開発や運用経験は、特に、現在の業務に活かされていると考えています。

事業会社での経験を経て、IBMに入社を決められた理由を教えてください

IBM入社前に、IBMコンサルティング事業本部のエグゼクティブとお話する機会がありました。

その方が、IBMでは、「常にお客様のために、何がご提案できるか」「お客様の目指している姿に導くためには、どうしたら良いのか」を意識し、変化を恐れずに、チャレンジをし続ける姿勢があると共有してくださり、このような考え方やリーダーシップに大きく共感をしたのが、入社の決め手となりました。

入社後も、IBMでは、多種多様な経験や知識を持った人材が集まることを組織として強みとしており、それぞれが活かすことができる土俵を提案していると感じました。
私のようにコンサルティング経験がなくとも、様々な活躍のフィールドがあるので、IBMへ少しでも興味がある方は、まずは挑戦していただきたいです。

入社して、約1年が経過しました。
入社後に感じた他社との違いは、何かありますか

入社後に感じた違いは、主に2点あります。

1点目は、IBMでは、インテグリティー(経営方針や社員が持つ価値観において誠実さや高い倫理観)について学ぶ機会が、非常に多くあると感じました。
ビジネスにおける判断や日々の業務の振り返りにもなりますので、社員一人一人が常にそのような意識を持ち、業務に携わることができるようなサポートがあります。

2点目は、社内研修制度の充実です。
特に、メンターを国内外、組織横断でマッチングするような仕組みが制度としてあることには、驚きました。
これまでも、比較的新しいことを取り入れる企業で働いてきましたが、国や言語を超えて、自分の活動を振り返り、気軽にアドバイスを求めることができるのは、IBMだからこその環境であると考えます。

研修や制度を始め、入社後のサポートも充実しているのですね。
石橋さんのチームでは、どのような経験を持つ方々が活躍しているのでしょうか

私のチームでは、主にアライアンス系の業務をしているメンバーと、お客様への提案活動や社内でAWSの活用を促す技術的なセミナーなどを開催するメンバーに分かれています。

技術系メンバーは、システム開発やインフラ構築全般の専門知識を持ちながら、どのようにAWSを活用するとお客様の課題を解決できるか、常に新しい技術やベストプラクティスを提案します。
そのため、彼らはAWSだけではなく、複数のマルチ・クラウド技術や知見を持っています。

オンプレミスや各種クラウドの知見が多いほど、お客様の課題を解決するアプローチが増えるので、このようなメンバーがチームに多くいることは、頼もしいです。

最後に、ハイブリッドクラウド領域において目指している、今後のゴールについて教えてください。

IBMの強みである、幅広い製品やサービス、テクノロジーを最大限に活用し、「お客様の期待を超える提案」を常にしていきたいと考えています。

我々の目指すところは、お客様の成功であり、共創により価値を作り出していくことです。
クラウドは、もはや当然の選択肢となっている中で、お客様からビジネスパートナーとしてIBMを選択していただくためには、個々が常にクラウド技術やビジネススキルを習得し続ける必要があると考えています。

また、AWS社とのアライアンスをより密にし、両社がWin-Winの関係になるようパートナーシップをより強化していきます。
AWSクラウドに関しては、「IBMがお客様から最も頼りになる存在になること」をゴールとして、今後もサービスを提案していきたいと考えています。


インタビュー・執筆:小出 沙織
Global Executive Recruiting Lead, APAC & Japan
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