startstats

startstats コマンドは、ボリューム、管理対象ディスク (MDisk)、およびノードのノード別統計が収集される間隔を変更するために使用します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする startstats -interval time_in_minutes

パラメーター

-interval time_in_minutes
(必須) 時間を分単位で指定します。この時間間隔は統計を収集する間隔で、1 から 60 分 (1 分の増分) です。

説明

startstats コマンドを実行すると、統計タイマーがゼロにリセットされ、新しいサンプル抽出間隔が提供されます。 統計は、-interval パラメーターで指定された各サンプル抽出期間の終わりに収集されます。 統計はファイルに書き込まれ、各サンプル抽出期間の最後に 新規ファイルが作成されます。MDisk、ボリュームおよびノードの統計について、それぞれ個別のファイルが作成されます。

生成されたファイルは、/dumps/iostats ディレクトリーに書き込まれます。

例えば、それぞれの統計ファイル・タイプに対して最大 16 ファイルが一度にこのディレクトリーに保管されます。
Nm_stats_nodepanelname_date_time
Nv_stats_nodepanelname_date_time
Nn_stats_nodepanelname_date_time

統計ファイルはすべての時間間隔で作成されます。 各タイプの 17 番目のファイルが作成される前に、そのタイプの最も古いファイルが削除されます。

これらのファイルは、lsdumps コマンドを使用して、リストすることができます。

これらのファイルに対して、次の命名規則が使用されます。

stats_type_stats_nodepanelname_date_time

ここで、
  • stats_type の値は、Nm (MDisk の場合)、Nv (ボリュームの場合)、および Nn (ノード統計の場合) です。
  • nodepanelname の値は、現行の構成ノード・パネル名です。
  • date の値は、yymmdd 形式です。
  • time の値は、hhmmss 形式です。
以下に例を示します。
  • MDisk 統計ファイル名: Nm_stats_000229_031123_072426
  • ボリューム統計ファイル名: Nv_stats_000229_031123_072426
  • ノード統計ファイル名: Nn_stats_000229_031123_072426
MDisk ごとに統計が収集され、Nm_stats_nodepanelname_date_time ファイルに記録されます。これには、以下の統計情報が含まれます。
  • サンプル抽出期間に処理された SCSI 読み取り、および書き込みコマンドの数。
  • サンプル抽出期間に読み取り、および書き込みされたデータ・ブロックの数。
  • MDisk 別外部読み取り、および書き込み累積応答時間 (ミリ秒)。
  • MDisk 別外部読み取り、および書き込み累積待機時間。
ボリュームごとに統計が収集され、Nv_stats_nodepanelname_date_time ファイルに記録されます。これには、以下の統計情報が含まれます。
  • 処理された SCSI 読み取りおよび書き込みコマンドの数。
  • 読み取りまたは書き込みが行われたデータの合計量。
  • 読み取り、および書き込み累積応答時間 (ミリ秒)。
  • 読み取りまたは書き込みのキャッシュ使用量についての統計情報。
  • 待ち時間を含むミラーリング統計。
統計は、統計ファイルの発生元であるノードについて収集され、それらの統計は Nn_stats_nodepanelname_date_time ファイルに記録されます。これには、以下の統計情報が含まれます。
  • 統計ファイルの入手元となったノードの使用状況を表す数値。
  • SAN のほかの装置に対して、ノード上のポートに転送された、あるいはポートから受信したデータ量。
  • ファブリック上の他のノードとの通信に関するすべての統計情報。

呼び出し例

startstats -interval 25

結果出力:

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