mkthrottle
mkthrottle コマンドは、新規スロットル・オブジェクトを作成し、それをオブジェクト (ボリュームなど) に関連付けるために使用します。オフロード入出力スロットル (単一のクラスター化システムのスロットル) も作成できます。
構文
パラメーター
- -type offload | vdisk | host | hostcluster | mdiskgrp
- (必須) スロットルのタイプ (offload または vdisk) を指定します。
- -bandwidth bandwidth_limit_in_mb
- (オプション) 帯域幅を MBps で指定します。これは 0 から 268435456 までの数値でなければなりません。
- -iops iops_limit
- (オプション) 入出力操作の制限を指定します。これは 0 から 33554432 までの数値でなければなりません。
- -name throttle_name
- (オプション) スロットル・オブジェクトの名前を指定します。この値は、最大長 63 文字の英数字ストリングでなければなりません。
- -vdisk vdisk_id | vdisk_name
- (オプション) スロットルするボリュームの ID または名前を指定します。この値は、数値ストリングまたは英数字ストリングでなければなりません。注:このパラメーターは、ボリュームのスロットルでは必須ですが、オフロード・スロットルには使用できません。
-type vdisk
を指定するときは、このキーワードを指定する必要があります。 - -host host_id | host_name
- (オプション) スロットルするホスト ID または名前を指定します。
- -hostcluster hostcluster_id | hostcluster_name
- (オプション) スロットルするホスト・クラスター ID または名前を指定します。
- -mdiskgrp mdiskgrp_id | mdiskgrp_name
- (オプション) スロットルする MDisk グループ (ストレージ・プール) または名前を指定します。これは、親ストレージ・プールにのみ適用されます。
説明
このコマンドは、新規スロットル・オブジェクトを作成し、それをオブジェクト (ボリュームなど) に関連付けます。
注:
- ホストが、定義済みのホスト・クラスター・スロットル・オブジェクトを既に持っているホスト・クラスターの一部である場合、そのホストにスロットル・オブジェクトを定義することはできません。
- ホスト・クラスターにスロットル・オブジェクトが定義されていない場合、そのメンバー・ホストは個別に定義されたホスト・スロットルを持つことができます。
- このコマンドは、親プール上のみにスロットルを作成します。子プールには作成しません。
- 子プールおよび親プールのストレージ・プール・スロットル・オブジェクトは、互いに独立して機能します。
- ボリュームに複数のコピーがある場合、スロットルは 1 次コピーにサービスを提供するストレージ・プールに対して行われます。ミラーリングされたボリュームの一部である 2 次プールには、スロットルは適用できません。
ボリューム vdisk0
に対して、10000
IOP のボリューム・スロットル、および 500
MBps の帯域幅の制限を作成するための呼び出し例
mkthrottle -type vdisk -iops 10000 -bandwidth 500 -vdisk vdisk0
詳細な結果出力
No feedback
500
MBps の帯域幅の制限を指定してオフロード入出力スロットルを作成するための呼び出し例
mkthrottle -type offload -bandwidth 500
詳細な結果出力
No feedback
100
MBps の帯域幅の制限を指定してホストを作成するための呼び出し例
mkthrottle -type host -bandwidth 100 -host host_Win2012SP2
詳細な結果出力
No feedback
3000
MBps の帯域幅の制限を指定してホスト・クラスターを作成するための呼び出し例
mkthrottle -type hostcluster -bandwidth 3000 -hostcluster 0
詳細な結果出力
No feedback
4000
MBps の帯域幅の制限を指定して MDisk グループを作成するための呼び出し例
mkthrottle -type mdiskgrp -bandwidth 4000 -mdiskgrp 0
詳細な結果出力
No feedback