chsystemip

chsystemip コマンドは、システムのインターネット・プロトコル (IP) 構成パラメーターを変更するために使用します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする chsystemip -clusteripipv4addr-gwipv4addr-masksubnet_mask-clusterip_6ipv6addr-gw_6ipv6addr-prefix_6prefix -port system_port
構文図を読む構文図をスキップする chsystemip -noip-noip_6-portsystem_port

パラメーター

-clusterip ipv4addr
(オプション) IPv4 システム IP アドレスを変更します。システムに新しい IP アドレスを指定すると、システムとの既存の通信は切断されます。
重要: システムに対してアクティブな IPv4 協力関係がある場合は、-clusterip パラメーターを使用することができません。
-gw ipv4addr
(オプション) システムの IPv4 デフォルト・ゲートウェイ IP アドレスを変更します。
-mask subnet_mask
(オプション) システムの IPv4 サブネット・マスクを変更します。
-noip
(オプション) 指定したポート (指定しなかった場合は両方のポート) の IPv4 スタックを構成解除します。
注: このパラメーターは、ノードのサービス・アドレス構成に影響を与えません。
-clusterip_6 ipv6addr
(オプション) ポートの IPv6 システムのアドレスを設定します。
重要: システムに対してアクティブな IPv6 協力関係がある場合は、-clusterip_6 パラメーターを使用することができません。
-gw_6 ipv6addr
(オプション) ポートの IPv6 デフォルト・ゲートウェイ・アドレスを設定します。
-prefix_6 prefix
(オプション) IPv6 接頭部を設定します。
-noip_6
(オプション) 指定したポート (指定しなかった場合は両方のポート) の IPv6 スタックを構成解除します。
注: このパラメーターは、ノードのサービス・アドレス構成に影響を与えません。
-port system_port
(必須) 変更を適用するポート (1 または 2) を指定します。このパラメーターは、noip パラメーターまたは noip_6 パラメーターを使用しない場合は必須です。

説明

このコマンドは、システムの IP 構成パラメーターを変更します。 2 番目のポートを初めて構成するときは、すべての IP 情報が必要です。 システムのポート 1 では、必ず 1 つのスタックが完全に構成されている必要があります。

構成ノードには 2 つのアクティブなシステム・ポートがあります。 また、サービス・アクションを実行するすべてのノードには、2 つのアクティブ・サービス・ポートもあります。

システム IP アドレスを変更すると、コマンドの処理中、オープン・コマンド・ライン・シェルは閉じています。 アドレスを変更されたポートを通して接続していた場合は、新しい IP アドレスに再接続する必要があります。

どのシステム・ノードにも使用可能なポート 2 がない場合、chsystemip コマンドは失敗します。

noip パラメーターと noip_6 パラメーターを一緒に指定できるのは、port も指定した場合だけです。 noip パラメーターおよび noip_6 パラメーターは、port 以外のパラメーターと一緒には指定できません。
注: noip パラメーターおよび noip_6 パラメーターは、ノードのサービス・アドレス構成に影響を与えません。
ポート 1 には IPv4 または IPv6 システム・アドレスが必要です。ポート 2 の構成はオプションです。

すべてのポートおよびスタックのサービス IP アドレスは、動的ホスト構成プロトコル (DHCP) に初期化されます。 サービス IP アドレスは必ず構成されます。

注: console_ip がシステム・ポート 1 の IP アドレス (インターネット・プロトコル・バージョン 4 (IPv4) の後に IPv6 が続く) と同じ場合、システム IP が変更されるときに console_ip を変更してください。console_ip がポート 1 の IP アドレスと異なる場合は、システム IP が変更されるときに console_ip を変更しないでください。

IP アドレスを変更するには、lssystem コマンドを発行して、システムの IP アドレスをリストします。chsystemip コマンドを発行して、IP アドレスを変更します。 静的 IP アドレスを指定するか、システムに動的アドレスを割り当てさせることができます。

この表は、サポートされる IP アドレス・フォーマットを示しています。
表 1. IP アドレス・リストの形式
IP タイプ IP アドレス・リストの形式
IPv4 1.2.3.4
フル IPv6 1234:1234:abcd:0123:0000:0000:7689:6576
先行ゼロが抑止された完全な IPv6 1234:1234:abcd:123:0:0:7689:6576
ゼロ圧縮された IPv6 1234:1234:abcd:123::7689:6576

呼び出し例

chsystemip -clusterip 9.20.136.5 -gw 9.20.136.1 -mask 255.255.255.0 -port 1

結果出力:

No feedback

呼び出し例

chsystemip -clusterip_6 2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334 -gw_6 2001:0db8:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334 -prefix_6 64 -port 2

結果出力:

No feedback