lsportusb

lsportusb コマンドを使用して、USB (Universal Serial Bus) ポートに関する情報を表示します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする lsportusb -nohdr-delimdelimiterusb_port_id

パラメーター

-nohdr
(オプション) デフォルトでは、見出しは、簡略形式のビューではデータの列ごとに、詳細形式のビューではデータの項目ごとに表示されます。-nohdr パラメーターは、これらの見出しの表示を抑止します。
注: 表示するデータがない場合、見出しは表示されません。
-delim delimiter
(オプション) デフォルトでは、簡略形式のビューのデータのすべての列がスペースで区切られます。 各列の幅は、データの各項目の最大幅に設定されています。詳細ビューでは、データの項目ごとに 1 行が使用されます。見出しが表示される場合は、データと見出しはスペースで区切られます。-delim パラメーターは、この動作を指定変更します。-delim パラメーターでは、1 バイトの文字を入力できます。コマンド・ラインに -delim : と入力すると、簡略ビューのすべてのデータ項目がコロン (:) で区切られます。例えば、列の間に空白は入りません。 詳細ビューでは、データと見出しは指定の区切り文字で区切られます。
usb_port_id
(オプション) USB ポート ID を指定します。USB ポートに関する詳細情報が必要な場合に使用します。

説明

このコマンドは、USB (Universal Serial Bus) ポートに関する情報を表示します。

この表は、出力ビュー・データとして表示される可能性のある属性値を示しています。
表 1. lsportusb の出力
属性 可能な値
id システムの USB ポートの固有 ID を示します。この ID は、usb_port_id です。この値は 0 以上の数値です。
node_id USB ポートがあるノードの ID を示します。この値は数値ストリングです。
node_name USB ポートがあるノードの名前を示します。この値は英数字ストリングです。
node_side USB ポートがあるノードのサイドを示します。値は、front および rear です。
port_id ノード側の USB ポートの ID を示します。この値は 1 以上の数値です。
status USB ポートの状況を示します。値は次のとおりです。
  • active は、USB フラッシュ・ドライブが差し込まれており、システムで使用できることを示します。
  • inactive は、USB フラッシュ・ドライブが検出されないことを示します。
  • unsupported は、USB デバイスが差し込まれていますが使用できないことを示します。
service_state USB コマンドの状況を示します。値は次のとおりです。
  • ブランクは、アクティブなコマンドがないことを示します。
  • running は、satask.txt が処理されており、デフォルトの USB 処理が進行中であることを示します。
  • complete は、satask.txt が処理されており、デフォルトの USB 処理が完了したことを示します。
  • install_image は、USB フラッシュ・ドライブにインストール・イメージがあるために、satask.txt 処理を開始できないことを示します。

簡略な呼び出し例

lsportusb

結果出力

id:node_id:node_name:node_side:port_id:status:service_state
0:1:node1:rear:1:inactive
1:1:node1:rear:2:active:validated:complete
2:2:node2:rear:1:active::complete
3:2:node2:rear:2:active:wrong_system:complete

詳細な呼び出し例

lsportusb 3

結果出力

id 3
node_id 2
node_name node2
node_side rear
port_id 2
status active


service_state complete