Hybrid Cloud

データから新たなビジネス価値を創造

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ニューノーマル時代に向けて、あらゆることが“デジタル“前提となり、スピーディーなデジタル変革の実現が企業の競争優位を獲得する鍵を握るようになりました。新型コロナウイルス感染症によって、コア顧客との関係強化、リスク態勢強化、省人化といった課題に多くの企業が直面する中、データを戦略の中心において、AIといった先進テクノロジーを活用し、如何にデータから素早くビジネス価値を生み出すことができるか――。IBMでは“Any Data”、“Anyone”、“Any AI”のコンセプトにもとづいてAI/データ活用を加速するThe AI Ladderというアプローチを提唱しています。

大澤 隆

日本アイ・ビー・エム株式会社
Deep Learning SystemCoC 部長
大澤 隆

“デジタル”を前提とした業務態勢への変革

近年、AIは多くの企業に注目され、機械学習(マシンラーニング)や深層学習(ディープラーニング)を用いたデータ活用が進んできました。さまざまなデータからAIが生み出す価値が、競争力強化や差別化の源泉になると考えられてきたのです。
しかし、ここにきてフェーズが変わってきました。AI/データ活用はデジタル変革の推進力と位置付けられ、いまや企業が生き残るための必須条件となりました。今般の新型コロナウイルス感染症のパンデミックが、その流れを加速させています。
ニューノーマルの時代には、“デジタル”を前提とした業務態勢の強化が求められており、そこに多くの課題が浮上しています。
「コア顧客との関係強化」もその1つです。リモートの働き方が中心となる中で、いかにして業務を回し、お客様のエンゲージメントを高めていくのか。ニューノーマルを見据えた、お客様とのコミュニケーションや顧客接点の見直しと再構築が求められています。
「リスク態勢強化」も欠かせません。新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波の感染が懸念されていますが、別の感染症のパンデミックや自然災害などのリスクもあり、どんな事態が起こった際にも企業は事業を継続できる態勢を整える必要があります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響下で人と接しないためにも「省人化の加速」が重要な課題となっています。業務の自動化範囲の拡大、人間系接点の低減、セルフサービスの推進、仮想空間での業務運営態勢の構築などを通じて人に依存した業務態勢から脱却し、あらゆる業務プロセスがオートマティックに動いていく状態にしておかなければなりません。
これらの課題解決の鍵を握るのがデジタル変革の実現であり、その中核にあるデータからいかに早く価値を生み出せるかがますます重要な要件となっています。

データを価値に変えるAI/データ活用のステップ

では、どうすればデータ活用を加速することができるでしょうか。IBMでは、企業がAI/データ活用によるビジネス価値の獲得に到達するために必要な要素を表す「The AI Ladder」というアプローチを提唱しています。
「COLLECT(簡単にアクセス可能な形でデータを収集・接続)」、「ORGANIZE (データを分析可能な形に整理・整備)」、「ANALYZE(AIモデルを構築し、説明性を担保し、洞察を発見)」、「INFUSE(AIモデルをビジネスに活用)」の4つのステップを経て、アジャイルにデータを生み出し、AIモデルを継続的に成長させていくというものです。
ここで重要となるのが、品質とガバナンスを保ちながらデータの提供者と利用者間のデータ・フローを自動化する「DataOps」、AIモデルの開発/実行/運用のエンドツーエンドのサイクルを統制・自動化する「MLOps」という2つのプラットフォームです。
クラウド上のデータやソーシャルデータ、IoTデータはもとより基幹データ(顧客データ、取引データなど)まで含めたあらゆるデータを統合。データサイエンティストやアプリケーション開発者、業務の専門家、ビジネスアナリストなど、誰もがそれぞれの立場でデータを活用できる環境(データのカタログ)を提供し、すぐにAIを活用したアプリケーション開発や分析を可能とします。

AI/データ活用を加速するアプローチ

 

The AI The AI Ladderを加速するソリューション

「AnyData(どんなデータも)、Anyone(誰でも使えて)、AnyAI(すぐに開発/分析)」をコンセプトとするAI/データ活用のサイクルを、DataOpsとMLOpsのもとで実践してい
きます。このアプローチにもとづき、IBMが提供しているソリューションの概要を紹介します。より詳細な内容については各項目のリンクから動画コンテンツをご覧ください。

動画ご視聴になる前にお読みください。
視聴いただく前に、IBMのオンラインセミナーポータル「IBM X-Online」へのご登録が必要です(無料)。Webセミナー識別番号 の4桁を「コンテンツ検索」の「キーワード検索欄」に入力いただくと、該当の動画にすぐ辿り着けます。

 

①新たな価値創造を実現する階層型データ基盤

AIやアナリティクスなどデータを掘り起こすことで新たなビジネス価値を創造する手法が着目されています。そのためには保持するデータ量は多ければ多いほど良く、同時にそれを処理する際の高速性が求められます。
動画では、フラッシュ・ストレージとテープを組み合わせたデータ階層化ソリューションを紹介します。また、ストレージ自体がもっている便利なAI機能についても解説します。

②メインフレーム上のデータの新たな活用アプローチ

近年、企業システムのハイブリッド・マルチクラウド化が進み、あわせてデータを分析・活用する方法も多様化しています。そうした中で特に重要となるのが、新たなビジネス価値を生み出す源泉となるメインフレームIBM Z上の基幹データの活用です。
動画では、基幹データをどのように効率よく分析環境へと取り込むことができるのか、さらに分析の結果得られたAIモデルをどのように基幹業務にフィードバックして活用するのかといった方法を、ある金融サービスのお客様事例も交えながら紹介します。

③リアルタイム処理で意思決定を迅速に~HANA on IBM Power Systemsでの超高速分析~

SAP S/4HANAはOLTPとOLAPを単一のインメモリー・データベースで統合することにより、リアルタイム分析を可能としています。さらに、大量データ処理に最適化されたIBM Power Systemsが、SAP S/4HANAのインメモリー・データベースでの分析をより高速かつ安定した運用環境で実現します。
動画では、リアルタイム・ビジネスを止めない、安定運用を支えるIBM Power Systemsの様々な仕組みについて紹介します。

④データ活用時代に求められる高速・高集約・高信頼な基幹データベース・インフラ

新たなビジネス価値を生み出す本格的なAI/データ活用のためには基幹データが必須であり、IBM Power SystemsおよびIBM FlashSystemはデータの高速な処理を実現するHW設計やダイナミックなリソース拡張、可用性を高める様々な先進的な機能を提供しています。
動画では、データ活用においてますます拡大していく「スピード」「量」「範囲」の要件に即応するIBM Power SystemsIBM FlashSystem のメリットを詳しく紹介します。

⑤AI開発の「3つの不足」を解決する業務用画像AI開発基盤

AI技術は日々進化し、あらゆる業界でAI技術の具体的な検討や実装が始まっています。しかし、人材の不足、スキルの不足、データの不足の「3つの不足」が多くのお客様を悩ませています。特別なスキルがなくても使える“業務用画像AI”の開発基盤であるIBM Visual Insightsがこの課題を解決します。
動画では、IBM Visual Insightsを用いた画像AI開発の一連の流れを、デモンストレーションを通じて紹介します。

⑥注目が集まるログデータの機械学習!簡単かつ最良の成果をもたらすAIソリューション

人やモノが日々残している足跡、いわゆるログデータをさまざまなビジネスの現場から収集して形を整え、価値に変換する手段として、機械学習テクニックを用いた分析が広まっています。従来、高度な専門知識をもったデータサイエンティストでなければ実践できなかったこのデータ分析を、IBMが提供するH2O Driverless AIが簡単に実現します。
動画では、収集したログデータの前処理から機械学習を行う際のアルゴリズムの選定・適用まで、すべての作業をGUI上で完結して自動化するH2O Driverless AIの操作イメージを、デモンストレーションを通じて紹介します。

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