Power Systems

次世代のテクノロジーで構築されたクラウド対応サーバー

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昨年の12月6日、IBMは、POWER9プロセッサーを搭載する初めてのサーバーを発表しました。”Accelareted Compute”という名を冠して発表されたIBM Power System AC922は、CPUとGPUの結合によるヘテロジニアス・コンピューティングによってAI時代を担うサーバーです。

本日、新たに発表したPOWER9プロセッサー搭載サーバーは、IBM AIXIBM iLinuxといったオペレーティング・システム上の業務アプリケーションやデータベースのために、優れたCPUコンピューティング能力を提供するとともに、大容量のメモリーおよびストレージが搭載可能な製品群です。昨年末に、AC922が発表された際に、「IBM i は?」「AIXは?」と思われた皆様には、今回の製品発表までお待ちいただくことになってしまいましたが、POWER8プロセッサー搭載サーバーの時と同様に、スケールアウト・サーバーからPOWER9プロセッサー搭載サーバーをお届けできることになります。

今回は、複数のモデルが発表となっているため、全体的な特長の紹介をいたします。

クラウド対応

本日発表したPOWER9プロセッサー搭載のスケールアウト・サーバーは、仮想化機能を提供するIBM PowerVMが統合されています。そして、サーバーのオーダー時には、OpenStackをベースとする仮想化管理ツールであるIBM PowerVCが選択されています。つまり、プライベート・クラウド環境を構築する準備ができているのです。

また、別途、PaaS(Platform as a Service)を提供するIBM Cloud Privateを導入いただくと、プライベート・クラウド環境でクラウド・ネイティブのアプリケーションを作成するとともに、基幹システムのコアのビジネス・データを活用する自社内向けサービスの開発も可能となります。

PCIe G4

POWER9プロセッサーを搭載していること以外に、どのモデルにおいても共通している新たな特長の1つは、次世代の業界標準であるPCIe G4(PCI Express 4.0)スロットの搭載です。

PCI Special Interest Groupが策定したPCIe G4の転送速度は、16GT/s(Giga-Transfer per Second)であり、これは旧来のPCIe G3の2倍の転送速度にあたります。

NVMe

次世代のSSD接続規格であるNVMe(NVM Express)に対応した、M.2フォームファクターの内蔵型SSDを、最大2基まで搭載できることも、新たな特長の1つです。これにより、POWER9プロセッサー搭載のスケールアウト・サーバーは、高速なアクセスが可能なストレージ環境を用意できます。

1ソケット・サーバー

IBM Power System S914は、タワー型、または、4Uラックマウントが選択できる1ソケット・サーバーです。

オペレーティング・システムとして、IBM i 7.3、IBM i 7.2、AIX 7.2、AIX 7.1、AIX 6.1、Red Hat Enterprise Linux 7.4、SUSE Linux Enterprise Server 12,Ubuntu 16.04.4 がサポートされます。

POWER9プロセッサーのコア数は、8コア、6コア、4コアが選択可能です。

2Uラックマウント・サーバー

IBM Power System S922、L922、H922は、2Uラックマウント型で、1ソケットまたは2ソケットのサーバーです。

POWER9プロセッサーのコア数は、S922とH922(SAP HANA向けモデル)は、10コア、8コア、4コアが選択可能であり、Linux専用モデルであるL922は、12コア、10コア、8コアが選択可能です。また、搭載可能な最大メモリーは、前世代機であるIBM Power System S822(2ソケット構成時)の4倍となる4TBです。

オペレーティング・システムとして、S922とH922は、IBM i 7.3、IBM i 7.2、AIX 7.2、AIX 7.1、AIX 6.1、Red Hat Enterprise Linux 7.4、SUSE Linux Enterprise Server 12,Ubuntu 16.04.4 がサポートされます。L922は、Red Hat Enterprise Linux 7.4、SUSE Linux Enterprise Server 12,Ubuntu 16.04.4 がサポートされます。

4Uラックマウント型 2ソケット・サーバー

IBM Power System S924、H924は、4Uラックマウント型の2ソケット・サーバーです。

POWER9プロセッサーのコア数は、S924とH924(SAP HANA向けモデル)のどちらも、12コア、10コア、8コアが選択可能です。

オペレーティング・システムとして、IBM i 7.3、IBM i 7.2、AIX 7.2、AIX 7.1、AIX 6.1、Red Hat Enterprise Linux 7.4、SUSE Linux Enterprise Server 12,Ubuntu 16.04.4 がサポートされます。

個々の発表製品の詳細は、以下でご確認ください。


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