IBM MQ on Cloudの概要
IBM MQ on Cloudは、IBM MQの4つの提供形態の1つとして、クラウド上で動作し、さまざまなプラットフォーム上のアプリケーション間の単一のメッセージング・センターとして機能し、配置場所や形式にかかわらずデータを接続します。IBM MQ on Cloudはクラウド上のマネージド・サービスとして提供されるため、お客様はすべての関連インフラストラクチャーの負担から解放されます。 競合他社のメッセージ・キューイング製品が重複したメッセージを送信したり、メッセージをまったく送信しなかったりする可能性があるなかで、IBM MQは、どの提供形態においても、ただ1回のみのメッセージ送信を提供する唯一の製品です。IBM MQは、詳細な認証とエンドツーエンドの暗号化により保護され、高可用性と災害復旧機能による回復力を備えた設計となっています。
IBM MQ on Cloudの機能
ユーザーに代わって管理
IBM MQを実行するシステムの保守、モニター、アップグレード、パッチ適用を行う必要がなくなります。IBMがお客様に代わってこれらのタスクを行うため、セキュリティーが強化され、お客様はビジネス・アプリケーションのイノベーションに集中することができます。
数分でのマイグレーション
IBMがお客様のメッセージ・キュー・マネージャーを最新バージョンのMQの継続的デリバリー・ストリームに数分で移行するため、1回のクリックで、メッセージ・キュー・マネージャーを作成してアクセスし、アップグレードを行えます。
ワークロード単位の料金
使用した分のみを支払います。事前にキャパシティーを購入します。季節需要に対応するためにより多くの容量を使用したり、時間ごとの需要に対応するために簡単にスケーリングを行うオプションがあります。
マルチクラウドに対応
複数のクラウド、プラットフォーム、オーケストレーションでは通常、複数のAPIが必要です。しかしIBM MQ on Cloudによるマルチクラウド接続の場合、必要なのは1つの標準APIだけです。
IBM MQ on Cloudを利用する2つのユースケース
オンプレミスの情報をクラウドで利用できるようにする場合
お客様の会社でe-コマース取引を容易にするため、クラウド上のモバイル・アプリケーションを使用しているとします。このような場合、IBM MQ on Cloudは、オンプレミスの在庫システムをコンシューマー・アプリケーションと接続して、在庫のある製品に関するリアルタイムの情報をユーザーに提供します。

異なる場所でホストされているアプリケーションに接続する必要がある場合
お客様の会社は、サンフランシスコで中核となるITシステムを稼動していますが、パッケージはロンドンの倉庫で処理されているとします。このような場合、IBM MQ on Cloudは、ある場所から別の場所にメッセージを確実に送信します。ロンドンのオフィスは、追跡する必要のあるすべてのパッケージに関する「送信」データを暗号化することができ、サンフランシスコのオフィスは、より安全にそれらの情報を受信して処理できるようになります。2つのオフィスは両方とも、情報が失われないことを信頼できます。

任意のクラウドで機能するIBM MQ on Cloud



マネージド・サービスとしてのIBM MQ on Cloud
IBM CloudまたはAmazon Webサービス(AWS)上で、管理されたIBM MQエクスペリエンスを得られます。
今すぐに利用し、支払いは後で
無料でIBM MQ on Cloudの利用を開始できます。料金体系プランが必要な場合、後で決定します。