オブジェクト・ストレージで、エッジからクラウドにデータを統合
IBM Cloud Object Storageは、エッジ、中核データセンター、プライベートクラウド、またはパブリッククラウドにあるデータに対応する、ハイパースケールでコスト効率の高い業界最先端のソフトウェア定義ストレージ・ソリューションを提供します。このソリューションは、AI、分析、IoT、動画とイメージ用のリポジトリー、サービス・プロバイダー向けクラウド・ストレージや企業向けセカンダリー・ストレージのインフラストラクチャーをモダナイズするために、世界中のお客様にご利用いただいています。最新の機能拡張により、お客様は、新しい18 TB SMRドライブを使用してストレージ・コストを最大12%削減し、12ノード・クラスターの場合、最大55 GB/秒までスループットを向上させることができます。お客様は、要求の厳しいデータレイクや大容量要件に対応するためカスタマイズが可能な、IBMのローカル・データ保護、つまり地理的に分散したデータの保護によって、自社のデータを保護できます。新しいファイル・アクセス・ソフトウェア・ゲートウェイは、SMBまたはNFSアクセスを使用して、任意のWindowsまたはLinuxファイル・システムに簡単に接続できるようになりました。
メリット
拡張性
パフォーマンスとキャパシティーをテラバイトからエクサバイトまで拡大します。
セキュリティー
暗号化が組み込まれ、ポリシー対応でロック可能なWORMストレージです。
シンプル
任意のロケーションから同時にデータにアクセスします。自動フェイルオーバー、データの再作成、自動拡張、再バランスが可能です。
節約の効率性
効率的な情報分散アルゴリズム(IDA)を用いて、地理的に分散保護されたデータを提供します。ソフトウェア・オンリーのソリューションとしても、フルサポートのアプライアンス・ソリューションとしても使用できます。
検索機能
時間の節約につながるカスタムの洞察と検索を提供します。カスタム・メタデータを作成して価値を向上させます。
拡張ファイル・アクセス
ファイル・ベースのアプリケーションをオブジェクト・ストレージに簡単に接続します。
IBM Cloud Object Storageの主要な機能
コストを削減しながらパフォーマンスを向上させる新たな効率性
お客様は、新しい18 TB SMRドライブを使用してストレージ・コストを最大12%削減し、12ノード・クラスターの場合、最大55 GB/秒までスループットを向上させることができます。さらに、読み取りのパフォーマンスが最大300%、書き込みのパフォーマンスが最大150%向上します。
AIワークフローへのIBM Spectrum Discoverの活用
IBM Spectrum Discoverへの新しい統合接続により、メタデータがIBM Cloud Object Storageから「アクション可能なデータ」に自動的に取り込まれ、大量のデータを簡単に検索できます。複数の検索基準を使用して、何十億ものオブジェクトをわずか数秒で検索できます。また、将来の分析やAIワークフローに向けて、データのタグ付けも可能です。
オブジェクトとファイルを圧倒的な低コストで保存
Cloud Object Storageに搭載されたdsNet®ソフトウェアでは、特許取得済みの情報分散アルゴリズム(IDA)を活用しているため以前に比べて大幅に低コストで、ペタバイト以上の規模で非構造化データを保存します。 dsNet IDAはデータの複製ではなく消去コーディング方式を採用しているため、データ・ストレージの信頼性と可用性の要件を満たすことが可能になりました。
大規模ストレージ管理の複雑さの軽減
IBMは、大規模な拡張性を可能にすると同時に、TCOを削減し、ペタバイト規模さらにはエクサバイト規模のストレージ管理の複雑さを軽減するオブジェクト・ストレージ・ソリューションを提供します。このソリューションは低コストで導入できる一方、大規模な拡張性により、非構造化データの急成長によるストレージ・インフラストラクチャーの容量不足を防ぎます。
ファイル・アクセス
IBM Cloud Object Storageは、SMBまたはNFSのインターフェースを提供する仮想マシンを使用して、エッジ・デバイスからオブジェクト・ストレージにデータを提供します。
5年にわたるオブジェクト・ストレージのリーダー
IBMは、2020年のマジック・クアドラントで分散ファイル・システムとオブジェクト・ストレージにおけるリーダーに5年連続で選ばれました。
安全なデータ保護のための組み込み済みの業界のコンプライアンス機能
WORM機能により、データの改ざんを防ぎます。お客様は、保存ポリシーを実装したストレージ・ボールトを簡単に作成でき、そのボールトにオブジェクトを入れるだけでオブジェクトをロックダウンできます。システムでは、データのアクセスおよびアップロードに標準的なS3インターフェースが使用され、厳格なSEC17a-4f要件がサポートされています。
柔軟性が高く、ローカルまたは地理的に分散したデータ保護
この情報拡散テクノロジーでは保存する情報のコピー1部さえあれば、最大8ninesの可用性とデータへの連続的なアクセスのサポートが可能になります。
大規模な拡張性を提供するための設計
投資保護の観点から、75 TB程度から開始し、エクサバイト規模まで拡張できます。Cloud Object Storageは容易に規模を拡張できるよう設計されているため、ストレージ・ノードを追加することで容量を増加し、アクセサー・ノードを追加することでスループットの向上を図ることができます。
使いやすいソフトウェアと柔軟な構成
お客様の既存のハードウェアや管理ツールに追加することにより、IBM Cloud Object Storageの優れた拡張性および効率性によって、コストを削減し、環境を簡素化できます。
有効期限ポリシーによるオブジェクトの自動削除
新しいデータ・ライフサイクル管理では、シンプルなポリシーを設定して、オブジェクトをバケットから自動的に削除できます。