IBM Cloud Blog

Red Hat OpenShift on IBM Cloud が IBM Cloud Satelliteでご利用可能に

記事をシェアする:

この投稿は、2021年3月5日に、米国 IBM Cloud Blog に掲載されたブログ(英語)の抄訳です。

分散クラウドIBM Cloud Satellite 上のRed Hat OpenShift on IBM Cloudを使ってこれまでにないクラウド体験をはじめてみませんか

 

IBM Cloud Satelliteとは?

IBM Cloud Satellite は、IBMのご提供する分散クラウド・サービスです。2021年3月よりご利用可能になりました。IBM Cloud Satellite を活用すれば、より迅速に、セキュアに、アプリケーションを構築でき、配布でき、一元管理することができます。IBM Cloud Satellite により、オンプレミスのデータセンター、IBM Cloud以外にもさまざまなベンダーの提供するクラウド、またはエッジ・ネットワークなど、必要なロケーションでクラウド・マネージド・サービスを実現できます。

 

Red Hat OpenShift on IBM Cloudとは?

Red Hat OpenShift on IBM Cloud は2019年にご利用可能になり、OpenShift Container Platformのデプロイと構成を簡素化するマネージド・サービスです。IBMは、オペレーティングシステムのパッチ、脆弱性の修正、OpenShiftスタックのあらゆるアップデートなど、初期のプロビジョニングと継続的なメンテナンスなどをマネージド・サービスとして自動的に提供します。

 

なぜ IBM Cloud SatelliteでManaged OpenShift が重要なのでしょうか?

IBM Cloud Satelliteのベータ期間中に、Satelliteのベータご利用中のお客様から、データセンターでOpenShiftクラスタを構築、展開、保守する際に直面している課題について何度もお伺いする機会がありました。IBM Cloud Satellite上でManaged OpenShiftを使用することで、マネージド環境で既存のOpenShiftサブスクリプションを活用することができますので、お客様はビジネス目標の達成に集中できるようになります。

IBM Cloud Satellite の文書(英語)には、サテライト・ロケーションをどのように展開し構成するかなどについての詳細情報が記載されていますので、ぜひご参照ください。

IBM Cloud Satelliteをご利用になるには、まず、IBM Cloud にログインし、Satelliteを検索してカタログに移動します。

次に、アクセス・キー ID とシークレット・アクセス・キーを使って、AWS にロケーションを作成します:

I will create a location in AWS by providing my access key ID and secret access key:
I will create a location in AWS by providing my access key ID and secret access key:

ロケーションが正常にデプロイされると、そのSatelliteのインスタンスの概要が表示されますのでご確認ください:

After the location deploys successfully, you will see an overview of that Satellite instance:

ここでは、AWS上のIBM Cloud Satelliteロケーションで割り当てられていない残りの3つのノードで、そのAWSインフラストラクチャーにRed Hat OpenShift on IBM Cloudクラスターをデプロイすることにしましょう。IBM Cloudのカタログに戻って、OpenShiftを検索します。最大の違いは、インフラストラクチャーとしてSatelliteを選択し、次にAWSのSatelliteロケーションを選択することです:

The biggest difference is selecting Satellite as your infrastructure choice, then choosing the Satellite location in AWS:

クラスターのデプロイ後、フルマネージドのOpenShiftクラスタは、AWSで稼働しますが、そのメンテナンスはIBMが行います:

After the cluster deploys, I am now running a fully managed OpenShift cluster that IBM will maintain, but it is running in AWS:

 

IBM Cloud Satellite上に展開されたクラスターは、IBM Cloudインフラストラクチャー上で稼働しているマネージドのOpenShiftクラスターと同様に、IBMにより管理されます:

Just like the Managed OpenShift clusters running on IBM Cloud infrastructure, a cluster deployed on IBM Cloud Satellite is managed by IBM:

いかがでしたか。この機会にぜひRed Hat OpenShift on IBM Cloud on IBM Cloud Satellite をご利用いただき、ご意見やご感想をお聞かせいただけますと幸いです。。

 

詳しくは:

分散クラウドIBM Cloud Satelliteに関する最近の記事はこちらです。

 

なお、IBM Cloud Satelliteについてさらに詳しいことは、こちらもご参照いただけますと幸いです。

  • IBM 分散クラウドお役立ち情報: こちら
  • IBM 分散クラウド Cloud Satellite 公式サイト: こちら

 

分散クラウドやIBM Cloud Satelliteに対するご質問やご相談がございましたら、ぜひ公式サイト(こちら)からお寄せください。


翻訳:IBM Cloud Blog Japan 編集部

*このブログは、2021/3/5に発行された“Red Hat OpenShift on IBM Cloud Generally Available on IBM Cloud Satellite ”(英語)の抄訳です。

More stories

IBM Cloud『医療機関向けクラウドサービス対応セキュリティリファレンス (2024年度)』公開のお知らせ

IBM Cloud Blog, IBM Cloud News

このたびIBM Cloudでは総務省ならびに経済産業省が提唱する医療業界におけるクラウドサービスの利活用に関するガイドラインに対応していることを確認し、整理したリファレンス『医療機関向けクラウドサービス対応セキュリティリ ...続きを読む


IBM Cloud追加認定のお知らせ – ISMAP登録

IBM Cloud Blog, IBM Cloud News

昨年認定取得いたしましたIBM CloudのISMAP登録において、本日4月4日にサービスが追加されたことをお知らせします。 認定の概要は以下の通りです。詳細情報はISMAP公式サイト内のISMAPクラウドサービスリスト ...続きを読む


キー・パートナーに訊く |「よく生きるための技術を広めたい」田中正吾

IBM Cloud Blog, IBM Partner Ecosystem

IBM Championとして2018年から活動を継続されている田中正吾氏に、日本IBM カスタマー・サクセス・マネージャーの加藤典子が訊きます。 <もくじ> 2人の出会い | TJBotをみんなで作ろう!  上手くいく ...続きを読む