IBM Consulting

IBM watsonx Code AssistantによるIT自動化の再構築

記事をシェアする:

今日のデジタル化された世界では、ビジネスリーダーやITリーダーは、業務効率を改善し、従業員の生産性を向上させ、最終的には業績を向上させるために、自動化に目を向けています。

IBMでは、開発者が生産性を向上させるまでの時間を短縮するために、AIと自動化が必要だと考えています。機械学習ディープラーニング自然言語処理(NLP) などの自動化とAIテクノロジーで従業員の能力を高めることで、IT組織はスキルギャップを縮小し、開発者がより高い効率で高品質のコードを記述できるようになります。

コード開発をより効率的に

今週のThink 2023で、AIが生成する推奨コードによって、あらゆるスキルレベルの開発者が構文的に正しいコードを書けるようにする革新的なソリューション、IBM watsonx Code Assistant が紹介されました。

IBM watsonx.ai基盤モデル を搭載したwatsonx Code Assistantは、自然言語入力に基づいて推奨コードを提供することで、開発者の生産性を向上させます。ハイブリッド・クラウドのコード開発がIT専門家にとってより身近なものになり、自動化コードの記述に慣れている開発者がさらに効率的になることを支援するため、私たちはこのソリューションに興奮しています。

watsonx Code Assistantは、AIが生成する推奨コンテンツによってコーディングの複雑さを軽減するように設計されています。さらに、企業は基礎となる基盤モデルを調整し、自社の標準やベストプラクティスでカスタマイズできるようになり、データソースの属性によって、生成されたコードの出所と思われる情報が明確になります。これらの機能により、企業はIT組織全体でAIの影響を拡大・加速するために必要な信頼性と柔軟性を得ることができます。

レッドハット自動化のためのAI

watsonx Code Assistant の最初のユースケースは、Red Hat Ansible Automation Platform 向けのコンテンツ生成です。このソリューションにより、初級から熟練までの開発者が、AI が生成する推奨機能を使って Ansible Playbook を作成できるようになります。この機能により、初心者はAnsibleを学びやすくなり、専門家はより迅速にプレイブックを構築できるようになります。

明日のAIコード・アシスタントの構築

watsonx Code Assistant の今後の発表に関するニュースは、弊社のウェブページをご覧ください。

この記事は英語版ブログ「Reshaping IT automation with IBM watsonx Code Assistant」(2023年5月9日公開)を翻訳したものです。


関連情報

IBMのサービスとソリューション

More IBM Consulting stories

技術と人を育てる、Celonis x 日本IBMがめざす地域での豊かな共創

IBM Consulting, デジタル変革(DX)

日本IBMとCelonis株式会社(以下、Celonis)は、2023年10月に「IBM地域Celonis人財育成プログラム」を発表し、地域DXを推進できる技術者の育成および地域活性化への取り組みを開始しました。プログラ ...続きを読む


レガシーシステムと共に変革を目指す – 長年お使いの基幹システムの効果的な刷新のアプローチとは –

IBM Partner Ecosystem, デジタル変革(DX), 基幹業務システムの刷新

基幹システムの刷新は、組織における大きな変革を伴うプロセスであり、テクノロジーの進化や業務プロセスの変化、セキュリティー上の懸念や法的要件の変更などが主な動機となります。しかし、長年作りこんできた基幹システムの刷新は容易 ...続きを読む


クラウド連携でストレージのコスト・運用を効率化 − 企業を悩ますデータ増加に柔軟に対応する IBM Storage Scale のハイブリッドソリューション

IBM Data and AI, IBM Partner Ecosystem, デジタル変革(DX)

近年、企業が競争力を強化するためには、膨大なデータを蓄積し、そこから知見を得て、社会や市場の変化に対応することが重要です。その際、膨大かつ増え続けるデータをいかに効率的に共有、保管するかが課題となってきます。 前回は、I ...続きを読む