概要

すべての段階でのセキュリティー

IBMが提供する最新のセキュリティー対策により、データやアプリケーションを保護します。

データの所有権

Watson Assistantでは、お客様が自身のデータと洞察を管理できます。これには、どのデータを複数のインスタンスにわたって共有および記録するかを調整する機能が含まれます。

データの分離

オプションのデータ分離機能は、エンタープライズ組織の追加のニーズに対応するために、物理的に分離され、他のユーザー・アカウントと共有されない単一テナントのデータ・ストア環境を提供します。

データ保護

高度な暗号化手法、プライベート・エンドポイントのオプション、そしてBring Your Own Key(BYOK)の使用により、データが保存時も転送中も暗号化で保護されていることを確信できます。

セキュリティーのテストとレビュー

社内/社外のペネトレーション・テスト、チャットボット・セキュリティー・テスト、継続的なレビューを実行することで、脆弱性やチャットボットのセキュリティー・リスクからお客様のデータやアプリケーションを保護できるよう支援します。

アクセス管理

個々のスキル、アシスタント、インスタンス全体を表示できる組織内のユーザー、また編集できるユーザーを選択します。

監査証跡

重要なアクションが発生した場合に、そのアクションを適切に理解するために、スキルとアシスタントに対して行われた更新を追跡します。

コンプライアンスと認証

ISO 27001、27017、27018

ISOロゴ

ISO 27001、27017、27018

Watson Assistantは、エンタープライズ組織の高い基準に対応するために、情報サイバーセキュリティーと、セキュリティー脅威やハッカーからのデータ保護に対して、ISOの認定を取得しています。

SOC 2

SOCロゴ

SOC 2

IBM Cloud上のWatson AssistantはSOC 2認定を受けています。

米国のHIPAA

HIPAAロゴ

米国のHIPAA

Watson AssistantのEnterpriseプランを使用しており、IBMのワシントンDCとテキサス州ダラスのデータセンターでホストされている企業は、こちらのサポートを利用できます。

EUのGDPR

GDPRロゴ

EUのGDPR

IBMは、GDPRへの準拠をサポートするためのデータ・プライバシー、セキュリティー対策、ガバナンスを提供します。

PCI DSS

PCI Security Standards Councilのロゴ

PCI DSS

Watson Assistantは、企業がクレジットカード情報の受け入れ、処理、保管、送信に必要な安全な環境を確保できるよう、Payment Card Industry Data Security Standard(PCI DSS)に対応しています。

導入の柔軟性とレジリエンス

必要なところに必要な方法で、時間とともに変化する機能を持つアシスタントを実装できます。

エンタープライズの拡張性

グラフのアイコン

使用量が増減しても問題ありません。Watson Assistantはニーズに合わせて成長し、顧客の需要に対応するよう拡張できます。

オンプレミスでの導入

建物のアイコン

IBM Cloud Pak® for Dataを使用して、ご使用の環境内でアシスタントを実行できます。

IBMまたはその他のパブリッククラウドでの稼働

クラウド・アイコン

IBM Cloudを使用して価値実現までの時間を短縮します。 Amazon、Google、Microsoftのクラウドでも稼働できます。

高可用性と障害復旧

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IBMのグローバル・ロケーションでは、少なくとも8マイル離れた3つのデータセンターがシームレスに動作して、アシスタントの可用性を確保します。

複数ゾーンの地域での可用性

地球のアイコン

Watson Assistantは高可用性をサポートするために複数のゾーンの地域に実装されており、お客様の中断とダウンタイムを最小化します。

サービス・レベル・アグリーメント

リストのアイコン

Watson Assistantは、ご希望のプランに基づいて最大99.9%の可用性を提供します。

その他の参考情報

コンプライアンスの認証

IBM Cloudの認証とコンプライアンスのすべてのサポートについてご覧ください。

データ・ポリシー

Watson Assistantでのデータの使用方法と記録方法、また、IBMによるコンプライアンス要件のサポート方法についてお読みください。

IBM Cloud Pak® for Data

IBMが、IBM Cloud Pak for Dataでオンプレミスまたは任意のクラウド上にWatson Assistantを提供する方法を説明します。

お客様の声

よくあるご質問(FAQ)

Watson Assistantは安全ですか。

Watson Assistantは、エンタープライズ組織の高い基準に対応するために、情報セキュリティー、チャットボットのセキュリティー、チャットボット内のデータ保護に対して、ISOの認定を取得しています。

Watsonはデータを保管しますか。

ほとんどのWatsonサービスはステートレスです。つまり、お客様がIBMに基本モデルのトレーニングにお客様のデータを使用しないように指示する場合、Watsonはお客様のデータを保管しないということです。 監査が内部で実行されますが、IBMは、お客様のチャットボットのセキュリティーとデータ・プライバシーを保護するために、監査プロセスを共有しません。

チャットボット・テクノロジーは人工知能、機械学習、または自然言語処理(NLP)を使用しますか。

Watsonは、ディープ・ラーニング、機械学習、自然言語処理(NLP)のモデルに基づいて構築されています。これによって、顧客体験を向上させ、顧客が予定の変更、出荷の追跡、バランスのチェックなどを行うのを支援します。 Watsonは機械学習アルゴリズムを使用し、補足の質問を行うことで、顧客をよりよく理解でき、必要に応じて担当者に引き継ぐこともできます。

拡張インテント検出モデルをお試しください。 この新しいモデルは、英語のダイアログ・スキルとアクション・スキルでベータ機能として提供されており、より迅速かつ正確です。 従来の機械学習、転移学習、ディープ・ラーニングの手法を組み合わせた結合モデルにより、実行時に高い応答性を実現します。 詳しくは、インテント認識の向上を参照してください。

WatsonはEUの一般データ保護規則(GDPR)の準拠をサポートしますか。

IBMは、お客様とパートナーによるGDPR準拠のジャーニーを支援するために、各企業へのデータのプライバシー、セキュリティー、ガバナンスのための革新的なソリューション提供に尽力しています。

IBM独自のGDPRへの対応の行程と、お客様のGDPRへの準拠の行程をサポートするGDPR関連の機能とオファリングについて詳しくは、こちらをご覧ください。

Watsonは医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)の準拠をサポートしますか。

米国の医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(HIPAA)のサポートは、ワシントンDCまたはダラスのロケーションでホストされるEnterpriseプランで利用できます。 詳しくは、EUとHIPAAのサポート対象設定の有効化を参照してください。

作成するトレーニング・データ(ユーザー例を含むエンティティーとインテント)に個人医療情報(PHI)を追加しないでください。 特に、インテントまたはインテント・ユーザー例の推奨に利用するためにアップロードする、実際のユーザーの発話を含むファイルからすべてのPHIを必ず削除してください。