概要

ビジネス・インテリジェンスとは

ビジネス・インテリジェンス(BI)とは、データ準備、データ・マイニング、データ管理、データ可視化を実現するテクノロジーを示す包括的な用語です。 ビジネス・インテリジェンスのツールとプロセスを使用すると、エンド・ユーザーが生データから実用的な情報を識別できるようになり、さまざまな業界にわたって組織内でのデータ主導の意思決定が促進されます。

市場には、ビジネス・ユーザーによるパフォーマンス・メトリックの分析とリアルタイムの洞察の抽出を支援する、さまざまなBIツールがあります。 これらのツールは、セルフサービス機能に焦点を当てています。この機能は、IT部門への依存を削減し、意思決定者がパフォーマンス・ギャップ、市場の傾向、新しい収益機会をより迅速に認識できるようにします。 BIアプリケーションは、情報に基づいたビジネス上の意思決定を行って市場での企業の地位を向上させるために、広く使用されています。BIソフトウェアの導入率は、ワークロードをクラウドに移行するお客様が増える中で、急速なペースで上昇しています。 ベンダーは、さまざまなクラウド・プラットフォーム・プロバイダーをサポートするようになり、その結果、より多くのSaaSベースのBIソリューションとサブスクリプション・ベースの価格設定モデルが提供されています。

IBM Cognos Analyticsの詳細

IBM® Cognos® Analyticsは、IBMのAIを活用したビジネス・インテリジェンスとビジネス・アナリティクスのソフトウェアです。ディスカバリーから運用化まで、データ分析のライフサイクル全体をサポートします。

BIとビジネス・アナリティクス

ビジネス・インテリジェンスとビジネス・アナリティクス

ビジネス・インテリジェンスという用語は、ビジネス・アナリティクスと関連してよく使用されます。この2つの用語には、重なる部分もかなりあります。しかし、ビジネス・インテリジェンスでは、ビジネスの現状と問題要因に重点が置かれます。一方、ビジネス・アナリティクスはより広く、将来の計画策定に洞察を活用するためのソリューションも含みます。 ビジネス・インテリジェンスは、記述的分析を使用して過去と現在のパフォーマンスに関する結論を作成し、重要業績評価指標(KPI)の変化に関連するコンテキストを提供します。ビジネス・アナリティクスとビジネス・インテリジェンスには、処方的分析と予測分析の手法が含まれています。これらの手法は、将来の潜在的な成果について意思決定者に助言を提供するために役立ちます。 ビジネス・インテリジェンスとビジネス・アナリティクスのソリューションはどちらも、利害関係者がより的確な意思決定を行えるようにします。両者は、相互補完的なものと見なす必要があります。ビジネス・アナリティクスとデータ分析は、区別なく使用される傾向があります。 しかし、ビジネス・アナリティクスは、データ分析のサブセットにすぎません。データ分析という語は、データのあらゆる分析を含めることができるからです。 ビジネス・アナリティクスは、ビジネスの意思決定を改善できる情報の発見に焦点を当てています。

BIソフトウェアの主要なコンポーネント

BIプラットフォームには、ダッシュボード表示、アドホック・レポート作成、データ可視化の機能が必要です。 ビジネス・インテリジェンスのシステムは、競争力を維持するために、機械学習とAIを統合しています。 また、その中核部分で、データウェアハウス、ETL、OLAPに依存しています。

データウェアハウスとデータマート

データは事前処理と集約が行われた後、ビジネス・アナリティクスとレポート作成ツールをサポートする、データウェアハウスまたはデータマートなどの1つの中央リポジトリーにフィードされます。 より大きなデータ・セットの場合、企業は通常、Apache Hadoopというオープンソースのデータ・ストレージ・フレームワークを使用します。

ETL

BIソリューションは、複数のデータ・ソースからのデータを、単一の一貫したデータ・ストアに結合してデータウェアハウスまたは他のターゲット・システムにロードする、データ統合プロセスに依存しています。 ETLは、このプロセスにおける3つのステップである抽出、変換、ロードの略称です。

OLAP

このテクノロジーは、リレーショナル表からビッグデータを抽出して、多次元形式に再編成することで、高速処理と洞察に満ちたデータ分析を可能にします。 OLAPはオンライン分析処理を表す頭字語です。

新たなBI機能

自然言語処理

自然言語処理(NLP)は、コンピューターが人間と同じような方法でテキストや会話を理解できるようにする、人工知能の分野を指します。 BIベンダーは、このテクノロジーを自社の製品に組み込み始め、ユーザーが新しい方法でビジネス情報にアクセスできるようにしています。 「今月最も収益が出た商品はどれか」という質問に対する回答を、セルフサービスBIに入力するか直接尋ねることで得る場合と、自分でデータを検索して見つける場合を比較してみてください。

AI支援によるデータ準備

アナリティクスの全ジャーニーにわたってワンストップ・ショップを提供できるBIソリューションは非常に高価値です。まず重要となるのはデータです。 データ内のどんな問題も自動的に識別し、さまざまなデータ・ソースを結合する方法を提案することにより、ユーザーは必要に応じたデータ・セットとダッシュボードの調整やカスタマイズが可能になります。 このプロセスにより、ビジネス・ユーザーはデータ・モジュールのクレンジング、精製、結合をより迅速かつ容易に行えるようになるため、まさに必要なデータを得られ、強力な可視化の推進と新しい洞察の発見につながります。

スマートなレポート作成

レポート作成とダッシュボード表示は、分析に対する最新のアプローチの中核です。 組織は、ビジネスを実行するために定期的な構造化されたレポート作成に依存しています。 作成された正式なレポートは、適切な意思決定をサポートする重要な詳細を収集して伝搬することで、傾向、脅威、機会をさらに探求するための出発点を提供します。 最新のBIソリューションに組み込まれているAI機能は、ユーザーから学習することで、洞察の発見と伝達に最も影響を与える可視化を容易に特定できるようになります。

ユースケース

ビジネス・インテリジェンスのユースケース

営業

BIソフトウェアは、リアルタイムで販売データを表示し、素早く戦略転換して変化に対応するために使用されます。 専用のデータ視覚化機能とダッシュボードは、ビジネス全体にわたり容易に共有および標準化できます。BIソフトウェアは、パイプラインの品質の監視、報酬の管理、収益性分析、担当地域割り当てを行う際にも有益です。

サプライチェーン

BIシステムは、ビジネス運用の改善にも役立ちます。Microsoft Excelからこのシステムに変更すると、企業は出荷プロセスの遅延や問題領域を特定できるようになります。 サプライチェーンのユースケースの範囲は広く、資材調達、コンプライアンス、傷害レポートなども含まれます。

マーケティング

BIツールは、さまざまな利用者層に対するコンテンツやキャンペーンの影響を追跡するために広く使用されています。 組織はこのデータを使用して、ビジネス・パフォーマンスに対するマーケティングの効果を把握できます。BIツールは、顧客の好み、顧客の生涯価値、収益性のモニターにも役立つため、マーケティング担当者はさらにメリットを得られます。

BIとIBM

ビジネス・インテリジェンスとIBM

IBMのビジネス・インテリジェンスの歴史は、1958年のIBM研究員Hans Peter Luhnによる論文(PDF、631 KB)まで遡ることができます。 彼の研究は、IBMの初期のいくつかの分析プラットフォームの構築方法の確立に貢献しました。 IBMの製品ポートフォリオは、ビジネス・インテリジェンス戦略をサポートするために、今も進化を続けています。しかし、IBMがこの分野で築いた基礎に彼の業績があることは間違いありません。

IBM Cognos Analytics

AI駆動型のセルフサービスBIソリューション、IBM Cognos Analyticsによって隠された洞察を明らかにします。

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