Colruyt Group、IBM Z IntelliMagic Vision for z/OSによるインタラクティブなメインフレーム分析を選択

複雑なデータを実用的な洞察に変換し、リアルタイムでのメインフレーム性能監視と容量計画を強化する

子どもと一緒に買い物カートを押す母親
スーパーマーケットにおけるリアルタイム価格調整のための効率的なメインフレーム処理の必要性

Colruyt Groupは、多角的な事業ポートフォリオを持つ小売企業であり、衣料品店からグリーンエネルギーまで幅広く展開していますが、スーパーマーケットを中核事業としています。Colruyt Groupのスーパーマーケット・チェーンであるColruyt Lowest Pricesのスローガンは「すべての商品を常に最安値で提供する」です。このスローガンを実現するためには、価格を常に比較・調整し続けることが必要です。デジタル・プライス・ラベルにより、Colruyt Groupは店舗の価格を随時調整しています。このプロセスを最適化するために、Colruyt Groupは効率的なメインフレーム処理に依存するITプロセスの改善に多大な努力を費やしてきました。Colruyt Groupは、これに加えてさまざまなプロセスやメインフレームのパフォーマンス課題について、日々の洞察を提供できるツールを必要としていました。

Colruyt Groupは、IBM® ZメインフレームとIBM DS8950Fディスク・ストレージ・システムを備えた2つのデータセンターを運用しています。現在のフラッシュ・ストレージ容量は、データセンターごとに300テラバイトです。さらに、Colruyt Groupは各データセンターにバックアップ用のIBMテープロボットを備えており、1ボックスあたり600テラバイトの容量があります。テープおよびディスクのデータは両データセンター間でミラーリングされています。

IBM Z IntelliMagic Vision for z/OSの専門家は、メインフレームの各種指標の意味を正確に理解しており、その知見を製品に反映させています。
Pieter Rogge氏 メインフレーム・プラットフォーム・システム・エンジニア Colruyt Group
IntelliMagic Vision for z/OSは、Colruyt Groupのシステム・エンジニアに高度なレポートおよび分析ツールを提供します。

機能性、セキュリティー、サポート面での詳細な情報を関係各社から集めたあと、Colruyt Groupはクラウド版のIBM Z IntelliMagic Vision for z/OSを選択しました。また、IBM z/OS仮想テープシステムIBM Db2IBM CICS  、MQおよびTCP/IPのサポートも選択しました。

Colruytのメインフレーム・プラットフォーム・システム・エンジニアであるPieter Rogge氏は次のように説明しています。「Colruyt Groupは、パフォーマンスとキャパシティーの分野における組み込み知識を備えたすぐに使えるレポーティングを必要としていました。システム・エンジニアとしては、私たちにはそれぞれに専門分野がありますが、全員がパフォーマンスの専門家というわけではありません。また、キャパシティー・プランニング専任のチームはありませんが、これは、メインフレーム・システム・エンジニアの業務の一部となっています。私たち自身でプログラムを作成したりレポートを作成したりする時間は非常に限られています。そのため、IntelliMagic Visionのすぐに使えるレポートは、当初から大きなメリットでした」。

さらに、IBMチームの自社製品に関する専門知識が、Colruyt GroupがIntelliMagic Vision for z/OSを選択するうえで特に重要な役割を果たしました。「IBM Z IntelliMagic Vision for z/OSの専門家は、メインフレームの各種指標が何を意味するのか正確に把握しており、その知見を製品に反映しています」とRogge氏は付け加えています。「レポートには説明が添えられており、例えば、あるレポートで指標Xの値がYで示されている場合、その値が閾値を超えると影響が出る可能性があります。他のベンダーにも豊富な知識を持つ担当者はいますが、ツール自体にこれほど多くの説明が付属している例はあまり見られません。Rogge氏は、これはチームに新たに参加する同僚にとって非常に価値があると評価します。「IntelliMagic Visionには、当初はあまり考慮されないこともある知識が含まれており、システム・エンジニアの業務に特に役立つことがあります。例えば、CICS(Customer Information Control System)領域に新たに参加した同僚は、IntelliMagic VisionのCICSレポーティングを見るだけで多くのことをすぐに学べると言います。

システム・エンジニアは毎日IntelliMagic Vision for z/OSを使って数値を確認し、傾向を把握しています。Rogge氏は次のように説明します。「それまで使用していたツールは非常に静的で、SASプログラムがHTMLレポートを作成し、静的なグラフィックが表示されるだけでした。何かを変更したい場合は、まずプログラム自体を修正しなければならず、とても非効率的でした」。

シームレスなメインフレーム監視の実現と日々のパフォーマンス・キャパシティー管理の強化

Rogge氏はIntelliMagic Vision for z/OSの使いやすさを称賛しています。「簡単にさまざまな切り口で細かく分析、分割することができ、レポートもインタラクティブに容易に変更できます。例えば、別のグラフ種類を選択したり、別の指標を追加したり、指標を別の単位で表示したりすることができます。必要に応じて、新しいレポートをゼロから作成することも可能で、作成後すぐに履歴情報とともに利用できます。同僚との情報共有も非常に簡単で、レポートのURLをコピーして送るだけです。まったく同じ内容のものが表示されるので、とても便利です。同僚は毎日チャートを共有し合っています」。

Rogge氏はz/OSのパフォーマンス専門家です。「個人的には、消費に関するレポートに特に関心があります。これらはWorkload Manager(WLM)内でグループ化されており、レポート・クラス、ジョブ、作業中のタスクが表示されます。また、消費するCPUの量とzIIP参考情報の量もすぐに確認できます。関心を引いた情報を掘り下げることができるのがとても便利です。例えば、Db2プラットフォームで高い使用率を確認した場合、そのレポートクラスを詳細に掘り下げます。レポート・クラス内では、どのソフトウェア、作業中のタスク、またはジョブが急増の原因となっているかを確認できます」。もう一つの重要な機能は、CPU使用率の高い箇所を特定するためのトップダウンnおドリルダウン・ビューです。システム・エンジニアはワークロード・レベルから始め、レポート・クラスのカスタム・グループを活用しながら、レポート・クラス、さらに特定のアドレス・スペースへとドリルダウンできます。この構造化された手法により、迅速な根本原因分析とパフォーマンス最適化が可能となります。

他の分野のチームにとっては、別のレポートが重要となります。例えば、CICSの専門家にとっては、CICSリージョン内の応答時間とトランザクション数が最大の関心事項となります。MQ領域では、キューの監視、キュー内のメッセージ数、そして取得(get)や格納(put)の件数が主な関心事です。ストレージやDb2などの他の領域では、多くのレポートが日常的に参照されています。Colruyt Groupは、メインフレームの大半の領域でIntelliMagic Vision for z/OSを導入しており、日々の使用状況分析や監視に活用しています。

チームはまた、月次のWLMレビューのためにダッシュボードを活用し、未分類の作業の確認、重要度の分布分析、最適化の機会の特定を行っています。かつては手作業で時間のかかっていた作業が、IntelliMagic Vision for z/OSによって効率化され、貴重な時間を節約しています。現在のIntelliMagic Vision for z/OSの利用はパフォーマンス・チューニングや傾向分析に重点を置いていますが、CPU使用率、WLM構成、システム全体の効率性に関してメインフレーム環境を継続的に最適化するうえで重要な役割を果たしています。

最近では、Colruyt GroupはIntelliMagic Vision for z/OS内でカスタム・グルーピングに取り組み、CICSトランザクションと対応するアプリケーション・チームを関連付けています。IntelliMagic Vision for z/OSのSMF指標と社内のソフトウェア管理ツールのメタデータを統合することで、現在ではIntelliMagic Vision for z/OSをソフトウェア・エンジニアやアプリケーション・マネージャー向けのアプリケーション・レポーティング・ツールとして提供できるようになっています。これにより、従来のSAS/MXGレポートに代わり、チーム全体でのパフォーマンス追跡が強化されます。

IntelliMagic Vision for z/OSは、特にメインフレーム上のDb2に接続するJavaプロセスにおけるDistributed Data Facility(DDF)使用状況の傾向監視に重要な役割を果たしています。これらの各プロセスには固有の相関IDが付与されており、システム・エンジニアはパフォーマンス問題を特定のプロセスおよびその担当者まで追跡できるため、責任の明確化と可視性の向上が図られています。「これは、この監視において不可欠な存在となっています。もし誰かがIntelliMagic Visionの使用をやめるべきだと提案したろすれば、社員の多くが『そうなれば複数の領域が確認できなくなり問題が生じる。そうすると、大量の追加レポートを書かなければならなくなる』と反発が起きると思います」と、Rogge氏は予測します。

Rogge氏はIntelliMagic Vision for z/OSで可能なレポート数に感銘を受けたと言います。「他のベンダーはよく、どんなレポートでも作成できると言います。ここでのポイントは、私たちが実際に何を見たいのか分かっていなかったということです。嬉しいことに、多くのレポートがIntelliMagic Visionに標準搭載されており、履歴も導入初日から蓄積されています。レポートが必要な場合は、履歴を含めて即座に利用可能です。他のベンダーでは、こうした機能が利用できないことがよくあります」。

Colruyt GroupはIntelliMagic Vision for z/OSに対するサポートに非常に満足していると言います。サポートが不要であることが一番ですが、万が一問題が発生した場合でも、設定やデータフローを熟知したIBMのサポートチームの支援により迅速に解決できると確信しています。IntelliMagicはクラウド上で稼働しているため、IBMのエキスパートが直接アクセスでき、Colruytチームとの連携も容易になります

Roggeは次のように締めくくっています。「IntelliMagic Visionによって、私たちは優れた製品を手に入れただけでなく、問題が発生した際に助けてくれる優れたチームも得ることができました。最高の組み合わせです」。

Colruyt Groupのロゴ
Colruyt Groupについて

Colruyt Groupは、ベルギーの三世代続くファミリー企業で、ベルギー、フランス、ルクセンブルクに広範な小売店舗ネットワークを展開しています同グループはThe Fashion Societyの筆頭株主であり、エネルギー供給やドキュメント管理など複数の子会社を所有しており、食品および非食品の流通においてオフライン事業を展開するとともに、オンライン展開も行っています。約1世紀前に設立され、本社をハレに置く同グループは、3万3,000人以上の従業員を擁しています。

製品・サービス IBM Z IntelliMagic Vision for z/OS IBM Z IBMテープ・ストレージ・ソリューション IBM Db2 MQ IBM CICS IBM DS8950F
IBM Z IntelliMagic Vision for z/OS

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示されている例は、説明のみを目的として提供されています。実際の結果はお客様の設定や条件により異なるため、一般的に期待される結果を提供するものではありません。