IBM Power

スケールアウト・サーバーとミッドレンジ・サーバーが加わったPower10プロセッサー搭載サーバー

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IBM Power10 プロセッサーを搭載するスケールアウト・サーバーとミッドレンジ・サーバーが発表されました。ハイエンド・サーバーは、2021年にIBM Power E1080が発表されておりますので、Power10プロセッサー搭載サーバーのラインナップが揃ったことになります。

CPUがPower10のスケールアウト・サーバーとミッドレンジ・サーバー

CPUがPower10のスケールアウト・サーバーとミッドレンジ・サーバー

新たに発表されたスケールアウト・サーバーとミッドレンジ・サーバーは、IBM AIX、IBM i、Linuxといったオペレーティング・システム上の業務アプリケーションやデータベースのために、優れたCPUコンピューティング能力を提供するとともに、大容量のメモリーおよびストレージが搭載可能な製品群です。

また、IBM Power10 プロセッサーのCPUコアには、Matrix Math Accelerator(MMA)が搭載されており、行列計算の高速化によるAI推論が各モデルで実行可能です。データが存在するシステム上でAI推論を実行できることは、レイテンシーを低減できることを意味します。なぜならば、機械学習を筆頭とするAI処理専用のシステムとの間でデータのやりとりをする必要がなくなるからです。


IBM Power S1014(1ソケット・サーバー)

IBM Power S1014

IBM Power S1014

IBM Power S1014は、タワー型筐体、または、4Uラックマウント筐体が選択できる1ソケット・サーバーです。

IBM Power10プロセッサーが提供する優れた性能により、単一の筐体で多くのワークロードを実行できるため、相対的に物理サーバー台数の削減が可能となります。その結果、データセンターにおける物理的サーバーの設置面積を縮小して、冷却および電力コストが低減できます。

IBM Power S1014は、Oracle Databaseや、IBM i オペレーティング・システム環境で稼働するビジネス・アプリケーションなどでの利用が、ユースケースとなります。

モデル名 型式 CPU
IBM Power S1014 9105-41B
  • 1 ソケット
  • 4コア、8コアから選択可能

IBM Power S1022 / L1022 / S1022s(2ソケット・サーバー)

IBM Power S1022、IBM Power L1022、IBM Power S1022sは、2Uラックマウント筐体で提供される2ソケット・サーバーです。

IBM Power S1022

IBM Power S1022

RAS(Reliability Availability Serviceability)は、Active Memory Mirroringによって、アプリケーションのアップタイムが増加し、可用性と信頼性の向上を実現します。

また、透過的暗号化機能によって、管理設定の追加やワークロードのパフォーマンスへの影響なく、CPUとメモリ間で自動的に暗号化が実行されます。

  • IBM Power S1022は、SAP HANA、Oracle Databaseなどでの利用が、ユースケースとなります。
  • IBM Power L1022は、プライマリーの OS としてLinux の選択が必要です。CPU の最大 25% 分までAIXやIBM i を稼働させることが可能です。
モデル名 型式 CPU
IBM Power S1022 9105-22A
  • 1, 2 ソケット
  • 12コア、16コア、20コアから選択可能
  • 最大40コア
IBM Power L1022 9786-22H
  • 1, 2 ソケット
  • 12コア、16コア、20コアから選択可能
  • 最大40コア
IBM Power S1022s 9105-22B
  • 1, 2 ソケット
  • 4コア、8コアから選択可能
  • 最大16コア

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IBM Power S1024 / L1024(2ソケット・サーバー)

IBM Power S1024、IBM Power L1024は、4Uラックマウント筐体で提供される2ソケット・サーバーです。

IBM Power S1024

IBM Power S1024

IBM Power S1024およびIBM Power L1024は、前世代機にあたるIBM Power S924(IBM Power9プロセッサー搭載)の2倍の数のコアを搭載しているため、少ない台数でワークロードの統合を実現します。

また、プロセッサー・レベルの暗号化によって、ハイブリッドクラウド全体でセキュリティーを確保します。

  • IBM Power S1024は、SAP HANA、Oracle Database、さらには、MongoDB や EnterpriseDB などのオープンソース・データベースに理想的なプラットフォームです。
  • IBM Power L1024は、プライマリーの OS としてLinux の選択が必要です。CPU の最大 25% 分までAIXやIBM i を稼働させることが可能です。
モデル名 型式 CPU
IBM Power S1024 9105-42A
  • 1, 2 ソケット
  • 12コア、16コア、20コアから選択可能
  • 最大40コア
IBM Power L1024 9786-42H
  • 1, 2 ソケット
  • 12コア、16コア、24コアから選択可能
  • 最大48コア

IBM Power E1050(4ソケット・サーバー)

IBM Power E1050は、4Uラックマウント筐体で提供される4ソケット・サーバーです。

IBM Power E1050

IBM Power E1050

IBM Power E1050は、エンタープライズ・クラスの機能を提供するミッドレンジ・サーバーであり、信頼性、安全性、スペース効率に優れています。そして、IBM Power E1050自身のリカバリー機能と自己回復機能を使用するとともに、IBM Cloudが提供する冗長性と災害復旧ソリューションを活用して、可用性を最大化します。

また、Dynamic Capacityによって未使用のCPU容量を柔軟に拡張および縮小できるため、必要に応じてコスト効率よくリソースを拡張できます。追加で使用したリソースは使った分だけ支払うクラウドのような料金体系が利用できることで、サーバーの運用効率と柔軟性を向上できます。

IBM Power E1050は、SAP HANA、Oracle Databaseはもちろんのこと、データ集約型アプリケーションや、ハイブリッドクラウドの導入に最適なプラットフォームです。

モデル名 型式 CPU
IBM Power E1050 9043-MRX
  • 2, 3, 4 ソケット
  • 12コア、18コア、24コアから選択可能
  • 最大96コア

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IBM Power10 サーバー・ファミリー

Power10 プロセッサー製品のファミリー画像

手前左:IBM Power E1080、手前中央下:IBM Power E1050、手前中央上:IBM Power S1022、手前右:IBM Power S1024、後方左:IBM Power E1080を収納しているラック、後方中央:IBM Power S1022を収納しているラック、後方右:IBM Power S1014


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