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仕事+αで相乗効果を生む働き方:スポーツ編

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女性がキャリアを継続していく上で直面する、さまざまな課題を社員自らが確認し、目標を掲げ、結果に結びつく施策を提言していくために、日本IBMでは1998年に「Japan Women’s Council(※以降JWCと称する)」を発足しました。「女性活躍推進」に加え、「すべての“個”が輝く働き方のできる組織の構築」に向け、JWCメンバーの仕事との両立させている実例をご紹介します。


宮澤 麻衣子

インタビューアー:宮澤 麻衣子
グローバル・ビジネス・サービス 金融サービス事業部
金融機関様担当営業として入社後、金融ソリューション営業、金融マーケティング担当を経て、現在はインダストリーコンサルタントとして、ATMソリューションを担当。100を超える銀行業のお客様を担当。

鬼澤 文乃

インタビューされる人:鬼澤 文乃
グローバル・テクノロジー・サービス事業 インフラストラクチャー・サービス
製造業のお客様担当営業として今年で入社12年目。入社当時から、社会人スキー選手として全日本スキー技術選手権大会への挑戦を続けている。2019年は県代表に入り、全日本の舞台に立つ。現在は2021年の試合に向けて練習に励んでいる。

 
すべての「個」が輝く働き方のできる組織づくりのために、JWCでは「“Be Equal”で平等な職場環境づくり」としてダイバーシティー&インクルージョンの文化をさらに推進すべく活動しています。性別・国籍・LGBT+・障がいの有無・介護や子育て等のワークスタイルなど、個人の違いが多様化する中で、仕事や個人の抱える問題への取り組みはもちろんのこと、趣味・ボランティア・競技スポーツなど個人が追い求めるものは社員の数だけ存在し、IBMには仕事とそれらの両立を可能とするワークスタイルやダイバーシティーを尊重する社風があります。

この背景には、IBMでは成果を挙げることを社員が宣言し、実行する中で「裁量を任され、自己管理できる環境」や「会社と対等な関係」を与えられることが考えられます。そこで、仕事にポジティブな影響を与えることができる『仕事+α、相乗効果を期待する新たな働き方』をテーマに、「『個』が尊重される働き方」に注目しました。

様々な感性を持つからこそ、多岐にわたるお客様の課題を共に考え、解決し、お客様への最大限の貢献を果たしたい、誰もが共通して自分ごととして捉えてほしい。そんな思いを持ちながら仕事と競技スポーツの両立に取り組む、入社12年目を迎えたGTS IS営業 鬼澤文乃を紹介します。スキー選手としての活動を学生時代から継続し、仕事との両立という挑戦を続けています。
彼女の考え方がみなさま自身の「個の輝き」を考えるきっかけとなりますよう、インタビューをしました。

IBMにはスキー選手として活動を許容する環境があると思いますか?

鬼澤:IBMの良さは働きやすさにあると考えています。それはリモートワークを可能とする物理的な環境が整っているだけではなく、「風土」に大きな特徴があります。中でも注目するのは3点です。

  1. 会社と対等な関係にあると感じられること
    当然のことながら営業としての数字のプレッシャーや責任は日々強くある一方で、常に会社に対して自分の意見を発することができ、お客様の希望に沿ったビジネス実現のために会社を動かすことができます。これは決して簡単なことではありませんがIBMならではの風土と言えるのではないでしょうか。
  2. 仕事に対して自分の判断でコミットできること
    案件を効率的に進捗させることで、仕事量を最適化することが個人の裁量に任されている風土は、仕事以外の何かと両立を目指す場合にこれは大きなメリットとなり得ます。オフを確実に作り、何かに打ち込む時間に費やすことができるのは仕事のモチベーションの高まりにも貢献し、時間の自由度が増し個人の世界をより広いものにすることができます。これは”個”を輝かせることに繋がっていくと考えます。
  3. ジェンダーの差を感じないこと
    そして、この約12年間全てのIBM生活を通じてジェンダーの差を感じたことがない、というのは私にとって「普通」であり、率直な実感です。

宮澤:仕事とスキー選手の両立にあたり課題はありますか?

鬼澤:両立できているこの環境を最大限活用しワークライフバランスを保つには、組織や一緒に働くプロジェクトメンバーに許容してもらうための努力と工夫が必要で、これが一番の課題です。
夏休みには海外遠征で練習を継続し、11月下旬から5月末頃まで続く約半年間の冬においては毎週末スキー場に通い練習をしています。時には合宿や大会等で平日にも休暇を取得し、リモートワークも織り交ぜながら活動を続けています。

宮澤:プロジェクトの統括責任者や上司からは、以下のようなお話しを伺っています。

  • 河辺 智(グローバル・テクノロジー・サービス事業 プロジェクト統括責任者)
    「毎年年度末は最後の追い込みの営業活動と、競技スキーの活動が重なるタイミング。彼女は、競技活動の日程表と仕事上の役割分担表を事前に作成し、チーム全体に配布して、トラッキングを着実に行っています。その結果、目標に向けて、必然的にチームが一丸となることができ、目標達成の実現が数年続いています。」
  • 鵜飼 剛史(グローバル・テクノロジー・サービス事業 部長)
    「スキーで不在の際には、チームメンバーに仕事をきちんと割り振っていきます。受ける側は、もしかしたら“困った”というのはあるのかもしれないですが、日頃から周囲への気遣いと配慮にも優れています。お客様企画のイベントにお誘いいただいた際には積極的に参加するなど、社内外における人間関係の構築力を持っているので、引き続きチームをどう上手く動機付けして、まとめていくか、期待をしています。」

当事者の個人的な感覚に止まらず、会社としてこのように周囲が理解をしてくれる風土が根付いているということを感じることができるエピソードでした。

モチベーション上げるために自分自身が行なっていることはありますか?

鬼澤:周囲の理解を得られる努力を継続することで「仕事+α」から相乗効果が生まれます。「従業員の業務時間を奪われる」というマイナスな発想ではなく、個人・組織・風土の三位一体で相乗効果を出すことにより、ビジネスにおいて、より好循環な成果を得られやすい環境が作られます。相互にモチベーションが高まることで仕事への意欲を高め、しっかりとオン・オフを切り替えることでストレス解消、元気や前向きという姿勢に繋がっていくと思います。

宮澤:会社への貢献という視点からは、個人活動との両立に向けた計画力・スケジュール管理力・行動力・実行力が仕事に非常に良い影響を与え、効率的かつより高い品質を目指した取り組みを可能とします。当事者である本人も、会社や先輩に恩返しをし、今後の仕事でもより一層レベルアップを図っていきたいという気持ちを持つため、社員と企業間とのエンゲージメントもさらに強化されることが期待できますね。

また、会社という枠だけに収まらない、会社+αの広がりによる人脈は、より多くの学びを得ることができます。異なる環境やバックグラウンドを持つ人との関わりの中で気づくことができる新たな価値観は、人生をより豊かにしてくれる宝ともなります。

鬼澤:私はとても特殊かもしれません…。しかし少し頑張ってみることで仕事もスポーツもともに成長を感じ、10年を超えるキャリアを元気に歩んでこれたことで私なりの「働き方」を見つけることができました。これから先の次の10年に向かって周りの人も巻き込み、一緒に力強く働いていける、影響力のあるIBMerになれるよう引き続き努力をするとともに、今後のIBMを牽引する人材である若手にも参考になる姿を見せることで、ご指導やご支援をいただいた先輩方へも恩返ししたいと思います。

まとめ

彼女の経験談からIBMが目指すダイバーシティー&インクルージョンの推進が根付いてきているということを実感することができます。個人それぞれが追い求めるものとの両立を許容する環境こそが、まさしくダイバーシティー&インクルージョンであり、相乗効果を生み出し、より個人が能力を発揮し高い成果へ繋げることができる一因となっていると考えます。

JWCでは記事を通じて、「どのように対応できたら個人が輝いて働けるか、個を尊重した組織になれるか」を導き出していきたいと考えています。みなさまの組織においても様々な壁があると思いますが、それらを打破するための考えるきっかけとなれば幸いです。

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