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IBM ZとIBM Cloudでモダナイゼーションの新時代を実現

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IBM Cloud は、IBM Z のポートフォリオを z/OS Dev & Test および Linux on Z に拡張します。

未来はしばしば予測不可能であり、予期せぬ課題と可能性の両方が存在します。ビジネスモデルを再定義するグローバル企業から、新しい市場を創造するスタートアップ企業に至るまで、収益性を高めるために組織は成長し、変化を柔軟に受け入れる必要があります。特に規制の厳しい業界では、こうした機会に対応するために、機敏で柔軟な対応をしながら、コンプライアンスの要求に対応し、24時間365日安全なデジタルサービスを提供するためのセキュリティ、プライバシー、弾力性を提供する必要があります。IBMは、IBM CloudとIBM Zを併用することで、ハイブリッド・クラウドの時代に向けて妥協することなく構築、テスト、拡張、保護することをサポートします。

妥協のない開発・テスト

組織は、顧客、パートナー、従業員に対して新しいデジタル体験を提供することを、これまで以上に強く求められています。しかし、企業はしばしば、専門スキルの不足、手作業、必要なリソースへの迅速なアクセスの欠如といった課題に直面しています。これらの課題に対処するため、IBMはIBM Waziを導入し、開発者にクラウド・ネイティブ・エクスペリエンスを提供することにしました。

現在、IBM Cloudは、IBM Wazi-as-a-Service (Wazi aaS)でz/OSの開発/テスト機能を拡張しており、z/OS開発者にz/OSリソースへのオンデマンドアクセスを提供し、以下を実現可能にするよう設計されています。

  •  品質テストを含む開発/テストのオンデマンド化
  • パブリッククラウドの開発環境の俊敏性
  • 使用した分だけ支払うリソース使用量の可変性

IBM Cloud Tokyo マルチゾーン  リージョンで実施したテストでは、IBM Wazi aaS により、x86上のZ Development and Test環境(ZD&T)と比較して、Javaアプリケーションで約15倍、Cアプリケーションで約12倍、COBOL/FORTRANアプリケーションで約8倍の高速コンパイルが達成されたことが示されています。[1]

IBM Wazi aaSは、今日の多くのIBM Zクライアントのしっかり統制されたワークロードと同じく、IBM CloudのVirtual Private Cloud (VPC)上のz/OS Virtual Server Instanceのセルフ・プロビジョニングを可能にします。これは、IBM Cloudで実行する論理的に分離された高度に安全なプライベート空間です。

妥協のない拡張

IBMは、IBM LinuxONEおよびLinux on Z上でミッションクリティカルなアプリケーションを実行しているお客様向けに、パフォーマンスとセキュリティ基準を犠牲にすることなく、オフサイトでオンデマンドに追加キャパシティを使用できる選択肢として、IBM LinuxONE ベアメタルサーバーを提供します。

LinuxONE ベアメタルにより、お客様は以下のことが可能になります。

  • ハードウェア追加購入なしで、開発/テストの実行
  • 追加キャパシティのプロビジョニング機能による、予期せぬ負荷の急増への対応
  • ディザスターリカバリーの際、様々な地域に展開する機能活用

LinuxONEベアメタルサーバーは、高性能かつシングルテナントのコンピューティングを必要とするワークロード向けに設計されており、お客様が市場投入までの時間を短縮することで、一貫した顧客体験を提供し、サステナビリティへの取り組みに対応できるようサポートします。

妥協のない構築

企業は、顧客に対する新しい価値の提供を加速させることを求めています。Red Hat® OpenShift® Container PlatformおよびIBM Cloud Paks®の俊敏性と移植性を、IBM Zおよび LinuxONEのセキュリティ、拡張性、信頼性と組み合わせることで、お客様は新しいクラウドネイティブ・アプリケーションの構築、既存アプリケーションの近代化、組織の基幹データと同じ場所でアプリケーションの実行を実現することが可能です。Red Hat OpenShiftとIBM Cloud Paksは、以下の項目を支援するように設計されています。

  • 開発者の生産性向上
  • 市場投入までの時間の短縮
  • クラウドネイティブアプリケーションをIBM Z上に配置し、ミッションクリティカルなデータに隣接

今日のビジネスアプリケーションをよりシームレスに構築するために、Red Hat OpenShift for ZとLinuxONEを利用するお客様やサービスプロバイダーが増えています。詳細はブログ「Red HatIBM Zでさらに加速するアプリケーション開発」でご確認ください。

妥協することなく保護する

IBM Zは、セキュリティとレジリエンス技術の最前線に位置し、規制対象業界のリスク軽減に不可欠な存在となっています。IBM Cloudは、IBM Z®に見られるような業界最高レベルのコンフィデンシャル・コンピューティング・セキュリティを提供するように設計されています。IBM Cloud® Hyper Protect Servicesを介して提供されるこのサービスは、業界最高レベルのセキュリティ認証に裏付けられた「Keep Your Own Key」暗号化機能を備えています。[2]

また、金融機関は、暗号通貨のカストディ、取引、トークン化、スマート・コントラクト管理、分散型金融(DeFi)などの様々なユースケースにおいて、エンドツーエンドのデジタル資産管理ができるようになります。

両方の世界の長所

IBM z/OSとIBM LinuxONEの機能をIBM Cloudに拡張することで、IBMは市場に対する価値提案を強化し続け、お客様は既存の投資を活用しながら変化に対応することができるようになりました。

さらに詳しく知るには

こうしたIBM Zのクラウドでの機能拡張に対応するため、2022年2月14日より、欧州(ロンドン)、南米(サンパウロ)などの新地域でこれらの機能を提供する予定です。この拡張は、北米(テキサス州ダラス、ワシントンDC)、欧州(フランクフルト)、アジア太平洋(東京、シドニー)ですでにZサービスが提供されている場所に加えて行われるものです。

[1] IBM Cloud z/OS V2R4 Virtual Server Instance (VSI) (プロファイル mz2o-2×16) と IBM Cloud x86 VSI (プロファイル mx2-2×16) で稼働する IBM ZD&T EE V13.3 でアプリケーション・コンパイルを実行した IBM 社内テストによる性能結果です。IBM ZD&Tは、Cascade Lake Intel Xeon Platinum CPU @ 2.4GHzを搭載したx86 Production VSI上のUbuntu 20.4で実行されました。z/OS VSIとZD&Tはともに、2つのvCPU、16GBメモリ、1TBブロックストレージ(10 IOPS/GB)で構成されました。 SMFレコードを処理するJavaアプリケーション、IBM Zハードウェア診断データを処理するCアプリケーション、ファイル上のレコードを作成・更新するCOBOLアプリケーション、FORTRAN統計アプリケーションをコンパイルしました。 結果は異なる場合があります。
[2]セキュリティ・レベル 4 は、この規格で定義されたクラウド・セキュリティのうち、商業的に最も高いレベルを提供するものです。このセキュリティ・レベルでは、物理的なセキュリティ・メカニズムは、物理的なアクセスに対するすべての不正な試みを検出し、それに対応することを目的として、暗号モジュールの周囲に包括的な保護の包囲網を提供します。https://csrc.nist.gov/projects/cryptographic-module-validation-program/standards と https://csrc.nist.gov/Projects/cryptographic-module-validation-program/Certificate/3410 を参照してください。
IBM の将来の方向性と意図に関する記述は、予告なく変更または撤回されることがあり、目標および目的のみを表しています。

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