IBMでは、パフォーマンスとコスト効率を維持しながらすべてのワークロードを管理するように構築された、単一のデータベース・エンジンやデータベース管理システムは存在しないと考えています。IBMのポートフォリオでは、ハイブリッドクラウド全体でさまざまなデータの種類、ワークロード、価格性能比のニーズに対応できるように設計された、リレーショナル・データベースとNoSQLデータベースを網羅するデータベース・ソリューションを紹介しています。
AI、オープンソース・テクノロジー、ネイティブ統合を使用することで、分析およびAI用のデータとメタデータの単一コピーをデータベース全体で統一して共有することができます。
IBMのデータ・ファブリック・アーキテクチャーおよび IBM™ watsonxとのネイティブ統合により、信頼できるデータ基盤が確立され、AIの高速化と拡張が可能になります。これは、データの自動化されたリネージュ、メタデータの強化、ガバナンス、再現性によってサポートされます。
IBMのデータベース・ソリューションは、AIとハイブリッドクラウドへの移行のどの段階にいるとしても対応できます。お客様のワークロードやユースケースに最適なデータベースを、フルマネージドSaaSとハイブリッドクラウドでご利用いただけます。
データベースの種類
ユースケース
IBMデータベース・ソリューション
IBM Db2
IBM® Informix
IBM® Netezza
IBM watsonx.data (PrestoやSparkのような複数のエンジンを使用)
IBM watsonx.data (Milvusベクトル・データベースを使用)
* 表示されている価格は参考値であり、国によって異なる場合があり、適用される税金や関税は含まれておらず、地域で提供される製品の在庫状況によって異なります。
IBMのデータベース製品は、オープンソース・テクノロジーを使用して設計され、オープンソースとの互換性を考慮して構築されています。そのため、データ、テーブル形式、クエリー・エンジン、オープン・ガバナンスの柔軟性が実現し、ベンダー・ロックインがなくなり、データやワークロードを企業全体にわたって移植することが可能になります。
PrestoやSparkのようなオープンソースのクエリー・エンジン、オープンソースのベクトル・データベース、Icebergのようなオープン・テーブル形式、Parquet、Avro、ORCのようなオープン・データ形式を活用し、組織全体でデータとメタデータのシームレスな共有を促進します。
watsonx.data、Db2 Warehouse、およびNetezzaのオープン・ソース・コンポーネントの詳細をお調べください。
IBM® Cloud、Amazon Relational Database Service(RDS)for Db2(ibm.com外部へのリンク)などのAmazon Web Services(AWS)、Azureを含む複数のクラウド・プロバイダーで、フルマネージド・サービスとしてIBMデータベースにアクセスできます。データベース管理タスクを自動化し、クラウド上で拡張性、高可用性、継続的な更新、費用対効果の高い消費ベースの価格設定をコントロールできるようになります。
クラウド管理されたRed Hat® OpenShift®、またはAWSおよびMicrosoft Azureクラウド・サービスで利用可能なKubernetes Service上に、IBMデータベースをコンテナとしてデプロイします。
IBMデータベース・ソフトウェアは、オンプレミス・インフラストラクチャーまたはクラウド・ベースのInfrastructure-as-a-Serviceのいずれかに従来の方法でインストールすることで入手できます。
1 2023年公表の定価をwatsonx.dataのVPC時間で正規化し、複数の主要クラウド・データ・ウェアハウス・ベンダーと比較した場合。節約額は、構成、ワークロード、ベンダーによって異なる場合があります。
2 IBMは、SaaSやハイブリッド展開に移行する際に、オンプレミスと同等の互換性を提供します。Conestoga Wood Specialtysが提供したデータによると、オンプレミスのNetezzaからAWS上のSaaSにモダナイズした際、アプリケーションのダウンタイムや変更はゼロでした。
3 OracleからDb2への移行時に、Owen’s Illinoisによって提供されたデータ。