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IDCアナリストが答える、製品開発のデジタル変革 | Vol.1 システム・オブ・システムズ対応

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連載シリーズ: IDCアナリストが答える、製品開発のデジタル変革

 

ITおよび通信分野に関する調査・分析・アドバイザリーサービスを行う世界的企業「IDC」のアプリケーション・ライフサイクル管理(ALM)プログラムの専門家、メリンダ−キャロル・バルー氏が、最新動向調査を踏まえてIBMからの質問に答えます。

 

第1回: システム・オブ・システムズ対応

 

 IBMによる質問

さまざまな製品が、ソフトウェア集約型の相互接続システム、つまり「システム・オブ・システムズ」になりつつあります。企業はどのように対応すべきですか?

 

IDC メリンダ−キャロル・バルー氏による回答

高品質で適応性の高いソフトウェアが、製品の競争力とビジネス効果を高めています。そして同時に、システム・オブ・システムズ(個々に運用・管理される複数のサブシステムが統合されたシステム)とソフトウェアの協調の必要性を高めています。

私たちが見たところ、機械系や電気系の開発を得意としている多くの組織が、ソフトウェア・ライフサイクルプロセスでのシステムズエンジニアリングを苦手としているようです。しかしこうした組織においても、IT部門は他部門よりもソフトウェアに通じているケースが多く、アプリケーション開発とソフトウェアエンジニアリングの経験を持っています。

 

ソフトウェアを自社製品に取り入れるためには、組織は急速に進化を遂げる必要があります。

品質、変更管理、要件定義・管理、調整業務に対処できるよう、ソフトウェア集約型の製品開発ライフサイクル管理戦略を打ち立てるべきでしょう。

コンプライアンスとセキュリティー要件に対応しつつ、ダイナミックに変化する競争と協調が求められる環境下において複雑な製品開発を実現するためには、「サイロ化された製品開発」から抜け出して「システム・オブ・システムズの開発」ができるように変革していくことが不可欠です。

 


人工知能と機械学習への依存が高まるのはなぜか?


今やほとんどの製品がソフトウェア化しています。複雑で多様な環境下でソフトウェアを提供できるようになるために、組織は今後、人工知能(AI)と機械学習への依存を高めるとIDCは捉えています。

なぜなら、モノのインターネット(IoT)対応のモバイルプラットフォーム用ソフトウェアの構築は非常に困難だからです。その上さらに、リスク管理やコンプライアンス対応をおろそかにすることなく、この環境で要求や要件変更に対して継続的なテストや管理、プログラムの配置や展開をシステム全体を見ながら実行することは、人間だけでは極めて厳しいことだからです。

ギャップ評価、適切な自動化ツールの評価と採用、および俊敏なプロセス変更は不可欠です。

 

私たちは、適応力の高い製品の開発を支えるシステム・オブ・システムズのライフサイクル・エンジニアリング戦略を策定し、開発エコシステム全体に機械学習とAIを活用しようとしている対応力の高い組織(レスポンシブ・オーガニゼーション)に注目しています。

 


広がり続ける開発エコシステムに必要不可欠なアプローチとは?


開発チーム、パートナー、サプライヤーは今後も地理的に分散し、広がり続けるでしょう。それに対応するためにも、組織は新たなテクノロジーをエンジニアリング環境に取り入れ、よりスマートな開発方法を採用して、エンジニアリングプロセス全体最適化を実現していく必要があります。

激しく変化し続ける市場の中で、ソフトウェアの力を用いて差別化し、優位性を持った製品を作ろうという企業にこのアプローチは必要不可欠なのです。

 

問い合わせ情報

 

IBMのエンジニアリング・ライフサイクル管理(ELM)主要機能

 

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