IBM Watson Blog
IBM Watson DiscoveryがFast Company誌の2020年度Innovation by Design Awardsの最終候補に
2020年10月27日
カテゴリー IBM Cloud Blog | IBM Data and AI | IBM Watson Blog
記事をシェアする:
IBM Cloud & Data Platformは名誉あるコンテストでIT業界屈指の革新的デザインに並びました
IBMのデザイナーたちは、複雑な問題を解決するため、意欲的なプロジェクトに取り組んでいます。そのプロジェクトを、才能、謙虚さに溢れ、気骨ある人材が順調に進めていくのを間近で見てきており、Fast Company誌の2020年度Innovation by Design Awards (外部ページ、英語)において、Watson Discoveryがユーザー・エクスペリエンス部門の最終候補に選出されたことをお知らせでき、とても嬉しく思います。
Innovation by Designは、デザイン、ビジネス、革新が交わる創造的な業績を対象としています。高い評価を得ている何人ものデザイナー、エグゼクティブ、ソート・リーダーが今年の審査員を務め (外部ページ、英語)、IT業界での傑出した業績の発掘と、候補の選出を行いました。各候補は、機能性、独創性、美しさ、持続可能性、ユーザーの洞察、文化的な影響、ビジネスにおける影響という、革新の鍵となる要素に基づいて評価されます。
私たちはこれまで以上に革新的なデザインを求めています。2020年度の受賞者は、世界的に起きている最大の緊急課題に対処するための創造性と発明力、人間性をもたらしています。—Fast Company誌編集長Stephanie Mehta氏
エンタープライズ規模の検索容易性
データを簡単に構造化
データを簡単に構造化
IBM Watson DiscoveryはAI検索のテクノロジーであり、ユーザーの質問に対する具体的な回答を検索する一方で、エンタープライズ・データに埋もれたトレンドや関係性を分析します。最先端の自然言語処理を利用することで、従業員の情報検索に費やす時間を短縮し、価値ある洞察に基づいた行動に、多くの時間を割けるようにします。
IBMがお客様をコグニティブ・エンタープライズの時代へと先導する中で、AIを活用するのはデータサイエンティストやエンジニアだけにとどまらないとWatson Discoveryの製品チームは気づきました。
ユーザーのシフトは発想の転換
IBMがビジネス・ユーザーを支援する方法を詳しくご覧ください。
より多くの人々がWatson Discoveryを利用できるように、製品チームは発想を転換し、ビジネス・ユーザーをユーザー・エクスペリエンス改革の中心として考えました。ビジネス・ユーザーのニーズ、要望、期待が、その改革の道筋を導く明かりとなりました。
このチームは米国を拠点としていましたが、ビジネス・ユーザーのニーズを把握するための取り組みとして、日本のお客様を訪問し、お客様の実際のワークフローを直接体験しました。同チームは、ワークショップ、スポンサー・ユーザーのフィードバック、リモート・テストを通じて、「ビジネス・ユーザー」の全体像をより明確にし、Watson Discoveryの機能がお客様のために貢献できる側面を確認しました。
ここに重点を置き、Watson Discovery開発チームは戦略の実行において上層部からの信頼を得られ、頻繁に行う会議ではフィードバックを受けることができました。この大規模な取り組みを成功させるために、同チームは、世界中の様々なチームと協力する方法を模索しました。
最終的に、開発者、データサイエンティスト、AIエンジニアを対象としていたツール・セットは、これまで対象として考えられていなかったユーザー層、つまりビジネス・ユーザーが利用することになったのです。ビジネス・ユーザーのワークフローに対応するために、すぐに使用可能なモデルで、データから適切な情報を検索できるようにします。またこのモデルは、プロジェクトのカスタマイズができるツール・セットをユーザーに提供します。ビジネス・ユーザーは、変更や継続的反復にも対応できます。これによりビジネス・ユーザーは、最終的な目標達成だけでなく、プロジェクトの各段階で小規模でも価値ある成功体験を得ることができます。
私は、このチームの優れた業績を誇らしく思います。また、このコンテストの権威ある審査員の皆さまが、彼らをこの賞を得るのにふさわしいと評価してくださったことを非常にうれしく感じています。
Winning team
Design lead: Kim Callery
Design team: Adi Veerubholta, Farzana Sedillo, Mostyn Griffith, Becca Shuman, Jeremy Burton, Joanne Lo, Frances Kim, Nicole Black, Sam Pattnaik, Stephanie Brunner, and Zak Crapo
Arin Bhowmick (@arinbhowmick) is Vice President and Chief Design Officer, IBM Cloud, Data and AI, based in San Francisco, California.
上記の記事は個人的なものであり、必ずしもIBMの立場、戦略、意見を表すものではありません。
Written by
Arin Bhowmick
Global VP Design @IBM | Chief Design Officer, Cloud, Data and AI I UX Leadership| UX Strategy| Usability & User Research| Product Design
原文:IBM Watson Discovery wins a finalist spot in Fast Company’s 2020 Innovation by Design Awards (https://medium.com/design-ibm/ibm-watson-discovery-wins-a-finalist-spot-in-fast-companys-2020-innovation-by-design-awards-861e8a3408bf(英語))
データ・ロードマップ
IBM Data and AI
生成AIによるビジネス革新は、オープンなデータストア、フォーマット、エンジン、製品指向のデータファブリック、データ消費を根本的に改善するためのあらゆるレベルでのAIの導入によって促進されます。 2023 オープン・フォー ...続きを読む
オートメーション・ロードマップ
IBM Cloud Blog
生成AIとコード生成の進歩は、業界を問わず、あらゆるレベルのオートメーションに変革をもたらすでしょう。 2023 デジタル・レイバーによる戦略的ビジネス・プロセスと IT の自動化 数百種類のスキルを備え、年間数千件のタ ...続きを読む
AIロードマップ
IBM Data and AI
自己教師学習された大規模なニューラル・ネットワーク、つまり基盤モデルは、AIの生産性とマルチモーダル機能を倍増します。推論と常識的な知識をサポートする、より一般的な形式のAIが登場します。 2023 基盤モデルが、自然言 ...続きを読む