IBMer

高みを目指す社会人スキー選手を支える「働き方」

記事をシェアする:

日本IBMスキー部の鬼澤文乃と行正は、この冬それぞれ第55回全日本スキー技術選手権大会(姉:文乃)、第73回国民体育大会冬季にいがた妙高はね馬国体(弟:行正)に出場する。

二人とも、企業人として日々の仕事に従事しながら、社会人スキー選手として挑戦し(姉)、プロ選手と互角に戦える結果を記してきている(弟)。

鬼澤姉弟の活躍を支える背景を 1999年の在宅勤務精度導入以降、働き方改革を推進してきた日本IBMの取り組みとあわせて紹介する。

鬼澤文乃と行正は、千葉県出身ながらもスキー指導員の資格を持つ父と、熱心なスキー愛好家である母のもと、物心ついたころから冬になると毎週末白馬八方尾根スキー場で滑っていた。仲良く滑る小さな二人の様子は、今でも語り草だという。

スキー選手と業務の両立

文乃は日本IBMで営業を担当している。社内連携やお客様対応が大切な業務だが、トレーニングや大会と業務をシームレスにこなし、 全日本スキー技術選手権大会 に今年で3度目の出場を果たす。

「半年はどっぷりスキー、毎週末合宿や大会でゲレンデです。夏休みの旅行先もニュージーランドにスキーをしにいっていて、昨年で7度目でした」

営業という職務をこなしつつ、時に平日も練習や大会に使わざるをえない社会人選手を続けるのは大変だろうと誰もが思うだろう。

「なんといっても、周囲のサポートに助けられています。同僚であると同時にスキー選手としても受け入れ、理解してくれています。何より皆が応援してくれます。それがスキーだけでなく仕事でもしっかりがんばろうというモチベーションになり、相乗効果が出ていると思っています」

プロも参加する全日本スキー技術選手権大会に挑戦するには相当の苦労もあるだろう。

「PCと携帯さえあれば仕事がリモートで出来るのは大きいです。ワークプレースが自由化されているので会議もどこからでも参加できます。大会での滞在先や練習中のゲレンデからテレカン(電話会議)に参加したこともありますよ」

エンジニアを目指していた行正は、就職先を検討するにあたり、迷いなく姉の背中を追った。

「僕はアルペンスキーとスキークロスの選手で、姉とは少し違う競技ですが、日本IBMとスキー部両方にいっぺんに入ったようなものです。エンジニアなので、営業である姉よりもっと、ネットワークに接続さえできれば大部分の仕事がどこからでもできます。でもそれだけではなく、スキー部の仲間や、職場の仲間に支えられていると感じます。エンジニアの仕事には効率の良さと集中力が大切です。より良く仕事をこなすことと、限られた時間の中で集中し効果的な練習をすることは、同じだと考えます」

オリンピックを目指す

行正は、日本でのスキーシーズンだけでなく、海外にしばしば足を伸ばし、スキークロスの選手として活躍する。

「4年後の、北京冬季オリンピックを目指しています」

そのための身体づくりに極真空手やテニス、違うスポーツでのトレーニングも欠かさない。

「いろいろな身体の使い方でトレーニングすることで、スキーにも良いトレーニングになると取り組んでいます」

隣で「単に弟はスポーツが大好きなんですよ」と姉が笑う。

これから目指すもの

「私は生涯スポーツとしてスキーをもっと上手になりたいと思っているので、体調管理をしっかりやって、できるだけ長く両立させて社会人スキー選手を続けていきたい。大会ごとに得点や順位で成長を確かめられるのが励みになります。なにより大自然の中で楽しめるスキーはリフレッシュになります、ゲレンデの美しい景色と非日常感で、オン・オフのメリハリが後押しされます」

行正はオリンピック出場を目指している。だがその競技結果より大切なものがあると言う。

「僕にとって一番大切なのはスキーを通じての出会いです。人の繋がりが職場や社会での肩書き関係なく驚くほど広がりました。出会いを重ねてIBMを超えた大勢の仲間がいることは大きな励みになります。もちろんオリンピックという目標も大切です。大回転という種目はかなりスピードが出るのですが、生身であれだけスピードが出る競技はあまりないと思います。滑っているだけでリフレッシュできます」

澄み渡った青空と真っ白なゲレンデ、遠くに輝く銀嶺は、誰もの心を洗い流し非日常に運んでくれる。二人の社会人スキー選手の日常は、仲間の支えと柔軟な働き方を背景に、驚くほどシームレスに業務とゲレンデを行き来している。

鬼澤姉弟

 

鬼澤 文乃(きざわ あやの)

所属:グローバル・テクノロジー・サービス事業 インフラストラクチャー・サービス 製造営業部
出場大会:第55回 全日本スキー技術選手権大会(千葉県代表)
期間:2018年3月6日(火)~11日(日)
種目:大回り、小回り、総合滑降、コブ等

鬼澤 行正(きざわ ゆきまさ)

所属:IBMシステムズ・ハードウェア事業本部 システムズ・ラボサービス サーバーソリューション
出場大会:第73回国民体育大会冬季大会 にいがた妙高はね馬国体(千葉県代表)
期間:2018年2月25日(日)~28日(水)
種目:大回転

 

More IBMer stories
2022年8月5日

多言語自然言語処理研究の基礎を支える、評価尺度BLEU

ディープラーニングが自然言語処理の世界を席巻するようになり、翻訳や要約など様々なタスクにおいて精度を向上させる新しい手法が毎日のように提案されています。 一方、精度がどのくらい向上したかを判断するための評価手法については […]

さらに読む

2022年8月3日

フォールト・トレランスを最終的な目標とし、エラー緩和は実用的な量子計算を実現するために通る道筋

量子エラー緩和(誤差軽減)は、現在の量子ハードウェアをフォールト・トレラントな未来の量子コンピューターへと導く一連の道筋です。この道筋に沿って、ハードウェアを1つずつ改善することで、量子優位性のために必要な大規模な回路を […]

さらに読む

2022年7月22日

IBM Quantum System One 国内稼働1周年

商用量子コンピューター IBM Quantum System Oneが「新川崎・創造のもり かわさき新産業創造センター」で稼働を開始して、1年が経過しました。(稼働開始日:2021年7月27日) その間に、量子プロセッサ […]

さらに読む