IBM Power

俊敏性を追求した、IBM Power E1080を発表

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世界中の企業は、ビジネスや顧客の要求に対応するために、常に大きく変化し続けています。
このような企業は、俊敏性、柔軟性、効率性、そしてサイバー攻撃への耐性をITインフラに求めています。さらに、市場の変化を予測し、ほぼリアルタイムで必要なアクションをとれるように、素早くデータを価値に変換できるITインフラを必要としています。ランサムウェアやマルウェアによるサイバー攻撃の増加に伴い、企業データのセキュリティーは依然として重要な課題となっています。
IBMは、Power10プロセッサー搭載の最初の製品となる新製品 IBM Power E1080でこれらの要求に対応して、企業のITインフラのモダナイゼーションを促進します。Power E1080は、俊敏性を重視して設計されており、摩擦レスなハイブリッドクラウド体験*をご提供し、以下の4つの重要な特長があります。

1. ビジネス要求への迅速な対応

Power E1080は拡張性と効率性を提供します。

  • 8ソケットシステムのSAP SD-2層ベンチマークで、x86環境の16ソケットシステムの最高結果を上回る世界記録を達成*
  • コアあたりの性能がx86 ベースのサーバーと比較して2.5倍*

この性能を、より少ないエネルギー消費で得られるとしたら?
革新的な7nmのPower10プロセッサー搭載のPower E1080では、同じ処理を前モデルのPower E980で実行した場合と比較して、エネルギー消費量が33%*も減少します。

IBM Power10 搭載サーバーは、摩擦レスな体験を実現できるように設計されています。オンプレミス上の基幹アプリケーションはIBM Cloudに併設されているPower Virtual Serverへスムーズに拡張できます。これらの環境ではITアーキテクチャーが一貫しているため、追加のミドルウェアやアプリケーションの変更を必要とせずに、必要な時に必要な場所にデプロイできる柔軟性があります。また、Power  Private Cloud with Dynamic Capacityを活用することで、オンプレミスとPower Virtual Serverの両方で展開できる、使用量に応じたCPUリソースを調達することができます。

2. コアからクラウドまでデータを保護

データはますます分散した環境に存在しており、ITシステム全体におけるセキュリティー強化の必要性が高まっています。Power10ファミリーは、透過的なメモリー暗号化*による新たな防御層を導入します。メモリーとプロセッサーの間を移動するすべてのデータは暗号化されます。この機能はシリコンレベルで実装されているため、追加の管理設定やパフォーマンスへの影響はありません。さらにPower10では、すべてのコアに搭載されている暗号化エンジンの数をPower9の4倍に増やし*、スタック全体での暗号化の処理性能を向上しています。例えば、広く使われているAES暗号の性能は、Power9に比べて2.5倍向上*しています。

これらの革新的な技術に加え、Return-Oriented Programming攻撃に対する新しいインコアの防御機能、耐量子暗号化と完全準同型暗号化のサポートにより、IBM Power E1080は、最も安全なプラットフォーム・ファミリーのひとつとして、さらに優れたものとなっています。

3. 迅速な知見獲得と自動化を促進

より多くのAIモデルが本番環境に導入されるにつれ、AI向けITインフラ関連の課題が顕在化してきます。一般的なAI実装では、既存の運用プラットフォームからGPUシステムにデータを送信します。この場合、レイテンシーを誘発し、ネットワーク内のデータが増えることでセキュリティーリスクを高める可能性もあります。Power10では、CPU コアでAI推論と機械学習を行うことでこの課題に対処します。要求レベルの高いAI推論や機械学習に取り組むため、Power10のコアに搭載されたMMA(Matrix Math Accelerator)は、さまざまな精度において高い計算能力やデータ帯域幅を提供します。Power E1080は、単精度浮動小数点演算を対象としたAI推論が、ソケットあたりPower E980に比べて5倍速く*なっています。

4. 可用性と信頼性を最大化

IBM Powerは、同等クラスのハイエンドサーバーと比較してダウンタイムを25%低減*し、ITインフラの信頼性において業界をリードしてきました。Power E1080では、先進的なリカバリー、診断機能、オープン・メモリー・インタフェース(OMI)に接続する先進的なメモリーDIMMにより、信頼性をさらに強化させています。メモリーの総容量が大きくなってきているため、今日のインメモリー・システムの継続的な運用は、メモリーの信頼性に依存しています。Power10 DIMMは、業界標準のDIMMと比較して、メモリーの信頼性と可用性が2倍向上*しています。

また、企業がビジネス変革を進めていく中で、ISVエコシステム・パートナーのソリューションは重要な役割を果たしますが、Power E1080との組み合わせによってその価値はより高まります。

ますますITの戦略的活用は必要不可欠となっており、俊敏性、セキュリティー、AI、信頼性はITに求められる重要な要素です。IBM Powerは、このようなニーズに対応するために設計されています。

[1]IBM Power は、追加のミドルウェアやアプリケーションの変更を必要とせずに、ミッション・クリティカルなワークロードをハイブリッドクラウドにスムーズ(摩擦レス)に拡張することができます。

*検証条件など詳細は http://ibm.biz/Power_disc をご参照ください。


本記事は「Announcing IBM Power E1080: engineered for agility(written by Ken King)」を抄訳し、一部編集したものです。

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