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あなたにとっての未来とは? – イベントレポート x 2

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登壇したイベントのレポート記事2件を、記念がてらブログに書いておきます。

まずはこちら。

 

デンマーク発の「未来を自ら創造する」デザイン思考。ありたい未来に向けた課題解決を

デンマークのデザイン会社Bespokeのニックとアンドレアスを招いたミートアップイベントで、4月に大手町の3×3 Lab Futureで開催しました。

この日の私は自分がデンマークで感じたことを10分くらい話した後は、主に彼らの通訳をやっていました(参考: デンマーク流【望ましい未来をデザインする力】

 


IDEAS FOR GOODさんの写真をお借りしています。

 

以下に、当日ニックたちが話したことの一部と、私のコメントを。

 

「私たちは、未知(Unknown)をナビゲートすることを学んでいかねばなりません」

— 自分が知らないということをまず知ること。あるいは認めること。それが未来を生みだす冒険の準備のスタートです。
予測不能性に溢れた世界の中で、「まだ知らないこと」に対し、強い好奇心と想像力で向き合うこと。それが、暗闇の中にじっと潜んでいる社会的、環境的、経済的な要因を照らし出します。

 

「われわれにとって喫緊の社会的な危機とは、経済や金融などではない。イマジネーションの欠落だ。この現象をあらわす、新しい言葉が必要だろう。」

— イタリア人メディア・アクティヴィスト、フランコ・ベラルディの言葉らしいです。さしづめ、今の私はこれに「宇宙矮小化(ユニバース・ミニマイザー)」とでも名前を付けるかな?

世界を見るのも、複数の視点を知るのも、それまで正解だと思ってきたものが揺さぶられるので嫌だ。それならいっそ広い宇宙を見たくない、一つの世界観で過ごしていたいと志向の現象化なのかも。

イマジネーションを拡げ、さらに先へと進ませるのは「インサイト」です。

 

「新しいものに便乗する人ではなく、流れをつくる人になっていかなくてはならない。」

— Bespokeの『フューチャーデザイナー・ブック – 未来を創る方法論と実践方法 -』に、書かれている言葉を紹介します。

<変化を発見したいのなら、トレンドの兆候として現れたその先を見れなければなりません。何がそのトレンドの出現を可能としているのかを見出すのです。どんな新しい価値観や行動や文化の変化が現れ、それを人びとはどのように体験しているでしょうか? こうした新しい流れを正しく捉えられれば、真の問題を解決し、真のニーズを満たし、有意義な未来をデザインできる可能性が高まります。
可能性を広げるためにも、大胆であることや勇気を持つことを恐れることなく、自分たちの道を見つけ出しましょう。>

 

「あなたにとっての未来とは?」


IDEAS FOR GOODさんの写真をお借りしています。

 

次にこちらを。

イノベーションはデジタルプラットフォームで管理できるのか──可視化・言語化によるアイデア創出の可能性

3月に日本アイデアスケールさんが開催されたイベントで、アイデアスケールの福澤さんがモデレーターで、01Booster CEOの鈴木さんと私がトークをするというものでした。

記事だけでは伝わりづらい部分を、いくつか解説させてもらいます。

 


Biz/Zineさんの写真をお借りしています。

 

「大企業から見ればスタートアップはこだわりの強い偏執狂、スタートアップは大企業を担当者によって言うことがコロコロ変わる多重人格者と思っていてお互いが理解できない」ゆえ「本当の意味で手を組む意味合いが見えるまで、両者が手を組む必要性はない

— 「大企業とスタートアップは、パートナーシップを組むことが正解」という前提を、なんとなくその場に感じてしまったんですよね。なので、議論がスタートする前に、とりあえずその違和感と、それに対して思うところを伝えました。

…本当のところ、こんなことを言うほど私は現場体験があるわけじゃないんですけどね。
でも実際、これまで目にしたり相談されたりした「うまくいっていないケース」にはこの構造が当てはまると思っています。

 

「株主に寄りすぎた企業の形を無理に残すよりも、転生して違う形になる方が正しいと思う」

— 「正しい」という言葉は、今見るとあまり相応しい使い方ではなかった気がします。ここで語られるべきは、正しさよりも好ましさの話、あるいはその正しさは誰にとってのものか、だったかなと。

最近聞いた友人の言葉です。

「うまくいっているときは、自分たちの身の安全など気にせず、ステークホルダーにとっての良いことを追求できる。でもうまくいかなくなりだすと、身の安全を最初に考えるようになって、自分たちの利益や利便を優先しだす。これって、人間の脳の原始的な部分である「爬虫類脳」からきているから、そう簡単には変わらない。」

 

「大企業は常に自社が中心にいるエコシステムを描こうとする。それではただのピラミッド構造と同じ」

— これもちょっと単純化し過ぎで、「常に」じゃなくて「ほとんどの場合」が正確だと思います。そしてこれも、前述の「爬虫類脳」的な話かなって思っています。

で、こういうのって、個人も法人も同じで、周囲にはそのスタンスが漏れ伝わってきます。エコシステムが意味する生態系がやたらと小さい。誰もそういう相手と付き合いたい人なんていないよね。

 

「自分のやり方を確立している一方で、違う意見に価値を見出せるかどうか」

なお、会員向けとなっている2ページ目以降では、「マニフェストを作ってオープンにして共有する。言語化が持つ力のすごさ」という、デンマークで感じてきた話が書かれています。その話については、こちらでも紹介しているので、よかったら併せて読んでみてください: デンマークのオープンソースとマニフェスト

 

最後に、これから開催するイベントを2つ紹介します。

5/28 & 5/29: Futures Design Basic Course(1日コース)

1日完結型のFutures Design Basic Courseを、Bespokeを招いて開催します。私は通訳として参加します。

5/31: Bridge to the Better #1 デンマークに見る「越境力」

デンマーク大使館の在日参事官 マーティン ミケルセンさんと、デンマーク在住のニールセン北村朋子さんのお話を聞いたあと、働き方、学校教育、リカレント教育、ヒュッゲ、福祉、キャリア、恋愛、SDGs などについての学びを深めていきます。こちらも通訳として参加予定です。

 

もしどちらかでお会いできたら嬉しいです。

Happy Collaboration!

 

コラボレーション・エナジャイザー

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