Query 最適化ツールを使用した照会パフォーマンスの最適化
Query 最適化は反復プロセスです。 照会に関するパフォーマンス情報を収集し、照会の処理を制御することができます。
- DB2 for IBM i - ヘルス・センター
データベースに関する情報をキャプチャーするには、DB2® for IBM® i ヘルス・センターを使用します。 オブジェクトの総数、選択されたオブジェクトのサイズ限界、選択されたオブジェクトの設計限界、環境上の制約、および活動レベルを表示できます。 - データベース・モニターを使用した照会のモニター
データベース・モニターの開始 (STRDBMON) を使用すると、 リアルタイムに照会に関する情報が収集され、その情報が出力テーブルに保管されます。 この情報は、ユーザーのシステムまたは照会が所定のとおりに実行されているかどうか、あるいは微調整が必要かどうかを判別するのに役立てることができます。データベース・モニターを使用すると、 かなりの CPU およびディスク装置オーバーヘッドが使用中に生成される可能性があります。 - System i ナビゲーターを使用した詳細モニターの使用
詳細モニターは、System i® ナビゲーターのインターフェースから扱えます。 詳細 SQL パフォーマンス・モニターは、STRDBMON データベース・モニターの System i ナビゲーター・バージョンで、ネイティブ・インターフェースにあります。 - 索引アドバイザー
Query 最適化プログラムは、照会内の行選択を分析して、 デフォルト値に基づいて、永続索引の作成がパフォーマンスを向上するかどうかを判別します。 永続索引が有利になる可能性があると最適化プログラムが判別した場合には、示された索引の作成に必要なキー列を戻します。 - Visual Explain を使用した照会の表示
Visual Explain ツールを System i ナビゲーターと共に使用して、SQL ステートメントの実装をグラフィックに表示する照会グラフを作成することができます。 このツールは、静的および動的 SQL ステートメントの両方についての情報を参照するために使用できます。 Visual Explain は、SELECT、INSERT、UPDATE、 および DELETE のタイプの SQL ステートメントをサポートします。 - プラン・キャッシュを使用したパフォーマンスの最適化
SQL プラン・キャッシュには、データベース中で実行される SQE 照会に関する豊富な情報が含まれます。その内容は、System i ナビゲーター GUI インターフェースによって表示できます。 プラン・キャッシュの特定の部分も変更できます。 - SQL アプリケーションのパフォーマンスの検査
SQL アプリケーションのパフォーマンスの検査は、コマンドを使用して行うことができます。 - ジョブ・ログの Query 最適化プログラム・デバッグ・メッセージの調査
Query 最適化プログラム・デバッグ・メッセージは、照会の実施についてジョブ・ログに通知メッセージを出します。 これらのメッセージは、Query 最適化プログラムでの処理中に何が起こったかを説明します。 - SQL 情報の印刷
SQL 情報の印刷 (PRTSQLINF) コマンドは、プログラム、SQL パッケージ (遠隔照会用のアクセス・プランを保管するために使用される)、またはサービス・プログラム内の組み込み SQL ステートメントに関する情報を戻します。この情報は、スプール・ファイルに保管されます。 - Query 最適化ツール: 比較
この表を使用して、各ツールが照会を分析する際に提供できる情報、および照会を改善するために可能な処置を見つけます。 - 照会の属性の変更
照会属性の変更 (CHGQRYA) CL コマンドにより、ジョブに対するさまざまなタイプの照会属性を変更することができます。 System i ナビゲーター照会属性のインターフェースを使用することもできます。 - 統計マネージャーによる統計の収集
統計の収集は統計マネージャーと呼ばれる別個のコンポーネントが処理します。統計情報を Query 最適化プログラムが使用して、照会の最適アクセス・プランを判別することができます。 Query 最適化プログラムのアクセス・プランの選択はテーブルにある統計情報に基づいているため、この情報が現行のものとなっていることが重要です。 - マテリアライズ照会表列の表示
System i ナビゲーターを使用して、別のテーブルに関連付けられたマテリアライズ照会表を表示できます。 - チェック・ペンディング制約列の管理
システムによってチェック・ペンディング状態に置かれた制約を表示および変更することができます。 チェック・ペンディング制約とは、参照制約で親と外部キーとの間に不一致が存在する状態を意味します。 チェック制約では、列の値とチェック制約定義の間に不一致が存在することもあります。
親トピック: データベース・パフォーマンスおよび Query 最適化