SQL アプリケーションのパフォーマンスの検査
SQL アプリケーションのパフォーマンスの検査は、コマンドを使用して行うことができます。
パフォーマンスの検証に役立つコマンドは、以下のとおりです。
- ジョブの表示 (DSPJOB)
- ジョブの表示 (DSPJOB) コマンドをパラメーター OPTION(*OPNF) を指定して使用して、ジョブで実行中のアプリケーションが使用する索引および表を表示することができます。
DSPJOB にパラメーター OPTION(*JOBLCK) を使用して、 オブジェクトおよび行ロック競合を分析することができます。 ロックされているオブジェクトと行およびロックを保持しているジョブの名前が表示されます。
DSPJOB コマンドで OPTION(*CMTCTL) パラメーターを指定して、分離レベル、トランザクションの実行中にロックされる行数、および保留状態の DDL 機能を表示します。 表示される分離レベルはデフォルトの分離レベルです。 SQL プログラムで実際に使用する分離レベルは、CRTSQLxxx コマンドの COMMIT パラメーターで指定します。
- SQL 情報印刷 (PRTSQLINF)
- SQL 情報の印刷 (PRTSQLINF) コマンドは、 プログラム、SQL パッケージ、またはサービス・プログラムに組み込まれている SQL ステートメントに関する情報を印刷するものです。 このような情報としては、SQL ステートメント、使用するアクセス・プラン、ソース・メンバーをプリコンパイルするのに使用するコマンド・パラメーターなどがあります。
- データベース・モニターの開始 (STRDBMON)
- データベース・モニターの開始 (STRDBMON) コマンドを使用して、 実行するすべての SQL ステートメントに関する情報をファイルに取り込むことができます。
- 照会属性の変更 (CHGQRYA)
- 照会属性の変更 (CHGQRYA) コマンドを使用すると、 Query 最適化プログラムの照会属性を変更することができます。 このコマンドで変更できる属性には、 予測照会管理プログラム、並列処理、および照会オプションがあります。
- デバッグの開始 (STRDBG)
- デバッグ・モードにジョブを入れるには、デバッグの開始 (STRDBG) コマンドを使用できます。 オプションで、20 のプログラム、20 のクラス・ファイル、 および 20 のサービス・プログラムをデバッグ・モードに追加できます。 また、デバッグ・セッションの特定の属性を指定します。 例えば、実動ライブラリーにあるデータベース・ファイルを、 デバッグ・モードで更新可能にするかどうかを指定できます。