NotesDatabase (JavaScript™)

IBM Notes データベースを表します。

使用法

現在のデータベースにアクセスするには、database グローバルオブジェクトを使用します。
データベースにアクセスするには、以下の方法もあります。
  • サーバーとファイル名が既知の場合に既存のデータベースにアクセスするには、NotesSession の getDatabase を使用します。
  • サーバーとレプリカ ID が既知の場合に既存のデータベースにアクセスするには、NotesDbDirectory の openDatabaseByReplicaID を使用します。
  • サーバーは既知でも、ファイル名が不明な場合に既存のデータベースを見つけるには、NotesDbDirectory クラスを使用します。
  • 現在のユーザーのメールデータベースにアクセスするには、NotesDbDirectory の openMailDatabase を使用します。
  • デフォルトの Web ナビゲータデータベースを開くには、NotesSession の getURLDatabase を使用します。
  • 使用可能な IBM Domino ディレクトリと個人アドレス帳にアクセスするには、NotesSession の getAddressBooks を使用します。
  • データベースにアクセスする前に、特定のサーバーとファイル名を持つデータベースの有無をテストするには、NotesDbDirectory の openDatabase または openDatabaseIfModified を使用します。
  • 既存のデータベースから新規データベースを作成するには、createCopy、createFromTemplate、createReplica を使用します。
  • 新規データベースを初めから作成するには、NotesDbDirectory の createDatabase を使用します。
  • NotesView、NotesDocument、NotesDocumentCollection、NotesACL、NotesAgent などのネストされたオブジェクトがある場合にデータベースにアクセスするには、適切な Parent (または ParentDatabase)プロパティを使用します。

Database オブジェクト内にあるすべてのプロパティとメソッドを使用するには、その前に、対応するデータベースを開いておく必要があります。 ほとんどの場合、データベースはクラスライブラリによって自動的に開かれます。ただし、例外については isOpen を参照してください。

ユーザーが適切なアクセス権限を持っていない操作を実行しようとすると、IBM Domino では例外が発生します。NotesDatabase オブジェクト上で正常に使用できるプロパティとメソッドは、以下の要因により決定されます。
  • データベースに対するユーザーのアクセスレベル。このレベルは、データベースのアクセス制御リストで指定されています。ACL は、ユーザーがデータベースを開いたり、データベース文書を追加/削除したり、ACL の変更などができるかどうかを判別します。
  • データベースが置かれているサーバーに対するユーザーのアクセスレベル。このレベルは、Domino ディレクトリにある Server 文書で指定されています。

例

以下の計算結果フィールドには、ローカル names.nsf データベースの名前が表示されます。
var db: NotesDatabase = session.getDatabase("", "names", false);
if (db != null) {
	return db.getTitle();
} else {
	return "No local names.nsf"
}