IBM® TS7700メインフレーム

概要

IBM TS7700は、IBM Zデータのデータ保護と事業継続性を最適化する、メインフレーム仮想テープ・ソリューションです。 TS7700は、既存のテープ操作との互換性を維持しながら、ディスク装置と同等の速度での動作を実現します。 IBM TS7700のグリッド通信機能は、任意のホストからグリッド内のすべてのデータへのアクセスを提供し、優れた事業継続性をサポートします。 第7世代のIBM TS7770は、IBMプラットフォーム、POWER9プロセッサー、IBM FlashSystem 5030ディスク・キャッシュ上に構築されており、パフォーマンスの向上、ディスク容量の高密度化、および基幹業務ハイブリッド・マルチクラウド環境におけるストレージの経済性とデータ・セキュリティーの向上を実現します。

メリット

ミッション・クリティカルなパフォーマンス

IBM Zのミッション・クリティカルな機能に対応するように設計されているTS7770は、ディスク・ベースの操作のパフォーマンスと物理テープの容量と拡張性を兼ね備えており、可用性の高いストレージを提供します。

サイバー・レジリエンシー

セキュア・データ転送によるサイバー・インシデントの防止とクラウド・ベースの災害復旧、最大8つの異なるクラスター間での完全複製、エア・ギャップによるシステムの物理的分離を実現します。

常時オンの可用性

障害に耐え、重要なサービスを中断なしに正常に運用できるようにします。 TS7700ファミリーは、ほぼ0秒の自動フェイルオーバー/フェイルバックの手順を提供し、高速リカバリーを実現します。

シームレスなクラウド統合

IBM TS7700ファミリーは、Transparent Cloud Tiering(TCT)機能により、データを適切な媒体に透過的かつ効率的に移動し、情報を使用可能な状態に保ちながらコストを削減します。

柔軟なストレージ

さまざまな柔軟なラック構成とラック・マウント構成を通じて、あらゆる規模の企業でミッション・クリティカルなストレージ・ソリューションを導入できます。

IBM TS7700の主要な機能

事業継続のための8クラスター・グリッド

グリッド通信機能は、リモート・サイトのいずれかで障害が発生した場合でも、データの可用性を維持できるように設計されています。グリッド環境に参加するTS7700システムは最大8つ構成できます。 この機能により、計画的な保守、サービスやシステムのアップグレード、または予期しない障害の発生時に可用性を維持できるため、災害時にテープ・カートリッジを物理的に移動しなくてもすみます。

柔軟なクライアント・ベースのラック・マウント構成

TS7700ファミリーは小さな占有スペースと、低い導入コストでご利用になれます。 異なるニーズを持つあらゆる規模の企業に柔軟に導入できます。TS7770仮想テープの強力な機能は、プレパッケージされたラック型ソリューションとして、またはお客様が提供する業界標準の19インチ・ラック構成として提供されます。

DS8900Fオブジェクト・ストア

DS8900Fオブジェクト・ストアにより、IBM ZのCPU使用率を節約しながら、データの移動を簡素化して加速します。 DS8900FはTransparent Cloud Tiering (TCT)を使用して、DFSMShsmオブジェクト・データをTS7700に移動し、同じTS7770クラスター上でFICON論理ボリューム・データとDS8900Fオブジェクト・データの両方を共有します。

Transparent Cloud Tiering

Transparent Cloud Tiering(TCT)を活用して、パブリッククラウドまたはプライベートクラウドに仮想テープ・データを保管します。 サーバーを経由せずにTS7700からクラウドへ直接データを転送することで、ビジネス効率を向上させると同時に、資産コストと運用コストを削減できます。 クラスターを使用してクラウドにデータを保管している場合、クラウド接続が有効なグリッド内のすべてのクラスターが、そのオブジェクト・ストア・インスタンスにアクセスできます。

テープ用のクラウド・ベースの災害復旧

常に重要データの可用性を確保するためにセキュリティーの層を追加します。 データをクラウドにコピーし、災害が発生したらグリッドの外部でデータを復元できるようにすることで、グリッドを構築しながら重要データを必要なときに必要な場所で使用できるようにします。 TS7770 Cloud Connectからクラウドにコピーしたポイント・イン・タイム・バックアップを使用して、グリッドの外部にある空のTS7700 Cloud Connectにデータを復元します。 この機能では、IBM Cloud、AWS S3、IBM Cloud Object Storage、RStorがサポートされます。

Capacity on Demand

大容量の10 TB 7.2K SASドライブと、ドロワー・ペアごとに150 TBの使用可能容量を提供する新しいTS7770キャッシュ・サブシステムで、容量を20 TBおよび100 TB単位で同時に増やせます。

ディスク・ドライブとテープ・ドライブの暗号化

ディスクとテープの両ドライブに基づいた暗号化のサポートにより、機密保護機能のある保存中のデータを保護します。

IBM FlashCopyの障害復旧テストのサポート

生産工程を中断することなく障害復旧テストを実行できます。

リモート・マウントIPリンク・フェイルオーバー

パス障害発生時に代替リンクを使用することで、リモートの読み取り/書き込み操作を改善します。 障害発生時は、フェイルオーバー・パスが別の代替IPリンクを検索してジョブを継続します。停止や、ホストおよびユーザーへの影響はありません。

拡張圧縮オプションを提供

TS7700が使用するFICONアダプターに組み込まれた標準圧縮機能に加えて、パフォーマンス要件とストレージ要件のバランスを取るために、 LZ4圧縮アルゴリズムとZSTD圧縮アルゴリズムの2つの拡張圧縮オプションを提供します。 拡張圧縮オプションのいずれかを選択するには、グリッド内のすべてのクラスターでR4.1.2以上のマシン・コードを実行する必要があります。

設備投資コストを運用コストに変換

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使用量と容量に基づくクラウドのようなPay As You Grow料金体系により、設備投資コスト(CAPEX)を運用コスト(OPEX)に変換することで、データからより多くの価値を引き出します。 IBM Storage Utility Offeringを使用すると、ビジネスを変革できます。