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IBM Cloud仮想サーバーの1分単位の課金と課金の一時停止機能を発表

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ITインフラストラクチャーにパブリック・クラウドを採用する大きな理由は、利用した分だけの料金を支払うことができるという点です。この基本哲学に沿う形で、IBM Cloud仮想サーバー・インスタンス(VSI)に大きな機能追加を発表しました。全てのデータセンターではないためベータ発表となりますが、対象となるデータセンターでは、VSIは従来よりも細かな「分単位での課金」と、「サーバーを停止すると課金を停止するSuspend Billing機能」が提供されるようになりました。

お客様がこの機能を求める理由はいくつかあります。インスタンスを終了して、必要に応じて新しいインスタンスを作成することは、当然できます。しかし、再度プロビジョニングして設定も再構成する必要があるため、日常的に利用する場面では、これは実用的ではありません。その結果、多くのユーザーは、実際のワークロードの実行に費やされる時間は最小限に抑えられる可能性があるとわかっていても、VSIを実行したままにしておくことを選択しています。

シンプルな解決策でこの問題に対処しました。最終的には競合他社とは異なるアプローチを取ることになりましたが、この実装には大きな利点があります。

Suspend Billing機能の実装

課金処理を中断するSuspend Billing機能をサポートしているVSIをシャットダウンすると、そのインスタンスに関連付けられている次のアイテムの課金が停止されます。

  • CPUコア
  • RAM
  • ポート速度
  • OSライセンス・コスト
  • 監視アドオン

注:接続された永続ストレージ、プライマリ・ボリュームの100 GBアップグレード、セカンダリIPはいずれも引き続き課金が発生します

インスタンスを停止して課金を中断している間は、お客様のインスタンスはホストからの割り当てを解除されてはいません。お客様が電源をオフにしている間、我々はトランジエント・インスタンスのためにホスト・リソースを利用可能としますが、お客様がVSIを再びオンにすると、それらの一時ゲストは削除されます。これは、お客様の再開にかかる時間は短くなり、VSIの観点からは、電源を切った後の単純な起動ということを意味します。

VSIの電源を入れ直すときは、お使いのオペレーティングシステムに応じて、およそ2分以内に完全にアクセスできるようになり、最速では30秒程度です。一般的には、VSIに再びアクセス可能となる時間は、最初からプロビジョニングする場合の2倍の速さです。

この新機能のもう1つの利点は、これらのすべてのイベントが時間ではなく分単位で測定されることです。これには、ライフサイクルと電源のオン/オフイベントの両方が含まれます。したがって、課金の中断機能を使用するかどうかに関わらず、請求書は1分単位で料金が計算されます。

まとめると、いくつかのユースケースに対応できるようになります。

  • あまり忙しくないときには課金を一時停止し、再プロビジョニングの手間を省略
  • クリティカルだが断続的に起こる高い作業負荷のために、予備のキャパシティーを確保
  • 断続的なワークロードの再現を、再プロビジョニングと比較して、より迅速かつより一貫性のある環境で実現
  • 1分単位の課金で文字通り利用した分だけを支払う

対応する仮想サーバーの種類と注意点

課金一時停止と分単位の課金をVSIで利用するには、対応しているデータセンターで、時間単位、パブリック・サーバーのフレーバー(compute、memory、balancedのファミリー)、SAN-backedを選択していて、新規のプロビジョンであることが必要です。

もう1つ重要なのは最低使用料25%という点です。請求サイクルの終わりに、お客様が使用した時間単位か、または、その期間中にインスタンスが(プロビジョンから請求タイミングまで)稼働した時間の25%のいずれか大きい金額の料金が課金されます。ここでの考え方は、VSIがほとんど使用されない場合でも、キャパシティーは確保されているため、VSIとして名目上の課金がされるということです。

 ベータ版の制限

これはまだベータ版での提供のため、いくつかの重要な制限があります。まず、今回発表のVSIは、DALWDCFRALONの各リージョン、SEO01SAO01TOK02のデータセンターでのみ利用可能です。

2つめの制限は、これらのインスタンスはAPI経由でのみ注文することができ、新しいパッケージを指定する必要があるということです。現時点では、課金の中断機能をサポートするVSIを注文書では注文することはできません。

今後の予定

今回の発表は一つのマイルストーンですが、数か月後には、オーダー・フォームとシンプル・オーダー(英語) を使用して注文をサポートし、世界中のすべてのIBM Cloudデータセンターで利用可能とする計画です。注文方法の詳細と手順については、IBM Cloud Docsを参照してください。

 

IBM Cloud仮想サーバーについてはこちら

 

原文:https://www.ibm.com/blogs/bluemix/2018/06/virtual-servers-suspended-billing/(US)

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