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サイバー・レジリエンスを備えた組織 (パート 1): サイバー・レジリエンスの形成

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本記事は、The cyber resilient organization, part 1: building cyber resilience (英語)の抄訳です。


企業は最新のデジタル・テクノロジーを導入して、グローバルな顧客ベースを拡大し、世界で最も新しく発見された自然資源、つまりデータのマイニングをより加速しています。クラウド・コンピューティング、人工知能、モノのインターネット、ブロックチェーン、ソーシャル・メディアが、人間のつながりとデータのアクセス可能性をかつてない高みに押し上げ、ビジネスに大きな影響を及ぼしているため、これらのテクノロジーを保護することの重要さもそれだけ増しています。このように混乱を招く可能性がある変化に対応するために、サイバー・レジリエンスを最優先事項として扱う必要があります。

ハーバード・ビジネス・レビュー1の記事で、Diane Coutu氏は、レジリエンスを「途方もないストレスと変化が生じている状況で堅固さを保つためのスキルと能力」と定義しています。ストレスの大きな状況はどの業種でも避けがたいことですが、組織がITの脅威に耐えて乗り越える能力はいつでも向上させることができます。

それでは、組織がサイバー・レジリエンスを優先事項と位置付けて、長期的に見たビジネスの成長促進に活用するには、どうすればよいでしょうか。

組織内でレジリエンスを形成する

サイバー・レジリエンスを備えた組織は、以下の3つの基本的な特徴を共有しています。

  • 現実を直視する。
  • 失敗から学ぶ。
  • 創意工夫が儀式的習慣に組み込まれている。

サイバー・レジリエンスを形成するための第一歩は、サイバー脅威がもはや起きたらどうするかの問題ではなく、現実としていつ起こるかの問題であり、多くの企業が既に気付かないうちに侵害されている可能性があると認めることです。長期間にわたって組織のIT環境内部に隠れたサイバー犯罪者を相手に、高度な持続的な脅威(APT攻撃)に対処しなければならない時代には、このことが特に重要です。

サイバー攻撃をはじめとするIT障害が発生する前に、脆弱性を特定して解決策を見つけるために、組織は正しいツールと専門家を揃える必要があります。AIとコグニティブ・テクノロジー、さらにパターン認識のための予測分析が、潜在的な脅威を検出して阻止するために役立ちます。また、リーダーは繰り返し起こる問題を防止する長期的な戦略を実施して、従業員の支援に取り組むことが重要です。

効果的なサイバー・レジリエンスにより、重要なサイバー対応リソースに影響を及ぼすストレスの大きな条件や事象を組織が予測、分析、防御し、その影響から復旧できるようになり、学習によって状況に即した対応が可能になります。正しい価値観、熱意を持ったリーダーシップ、セキュリティーに向けて総力をかけた取り組みによって、すべての組織がサイバー・レジリエンスを獲得できるのです。

「サイバー・レジリエンスを備えた組織」シリーズの続き、パート2パート3もお読みください。

事業継続性管理を行うことで、データ侵害の影響を軽減するためにどのような効果があるか、詳しくは米調査会社ポネモン・インスティテュートの年次ベンチマーク報告書を参照してください。

1ハーバード・ビジネス・レビュー(英語)

 

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