IBM Cloud アップデート情報

IBM Think 2019:VMware on IBM Cloud アップデート

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VMware on IBM Cloud @Think2019

Think 2019では、VMwareとIBM Cloud共通のエンタープライズのお客様による、ワークロードのクラウド移行とモダナイゼーションへのお取り組みを、複数のセッションに渡ってお話しいただきました。オーストラリアで最も古く、2番目に大きい銀行である Westpac は、そのようなお客様の1つで、シームレスで高品質のデジタル・エクスペリエンスを提供するためのデジタル・トランスフォーメーションの素晴らしいストーリーを共有していただきました。ハイブリッド・クラウド戦略により、Westpac はイノベーションのために新しいクラウド・テクノロジーを採用しながら、厳格なガバナンスとデータの管理を維持することができました。今日、Westpac はプライベート・クラウドとパブリック・クラウド間でミッション・クリティカルなアプリケーションを実行しています。

Wastpac に加えて、富士フイルムのハイブリッド・クラウド戦略をVMware on IBM Cloudの活用により実現しているお取り組みをお話しいただきました。

デジタル・トランスフォーメーションに取り組むエンタープライズのお客様を支援するために、2018年11月のVMworld Europeで業界初の発表を行いました。最注目の発表は、VMとコンテナの統合に関するもので、企業はハイブリッド・クラウド・ソリューションの機能をフルに活用することによって既存のオンプレミス・アプリケーションを新しい革新的なクラウド・サービスでモダナイズすることができるというものです。お客様のハイブリッド・クラウド採用戦略を支援するために、IBM Cloudは、VMwareベースのクラウド・ソリューションのさらなる機能強化、VMとコンテナの統合の自動化について発表しています。

VMworld Europeによるもう1つの大きな発表は、IBM Cloud上のミッション・クリティカルなVMwareワークロードに対して99.99%のアップタイムを提供するように設計された高可用性グローバル・アーキテクチャーのリリースです。ミッション・クリティカルなアプリケーションをさらに保護するために、IBM Cloudは新しいセキュリティーとコンプライアンスの統合を発表しています。

NSX-Tを使用した、アプリケーションのモダナイズのためのコンテナとVMのより深い統合

企業がクラウドでデジタル・トランスフォーメーションのジャーニーを始めるときの中心となる原動力は、既存のオンプレミス・アプリケーションのモダナイズです。この過程を合理化するために、VMware NSX-T Data CenterとVMware vSphere 6.7のサポートを発表しました。 NSX-Tは、プライベートなセキュア・ネットワークを介してIBM Cloudサービスへの接続を追加しながら、ネットワーク自動化と、コンテナとVM間のネットワーキングおよびセキュリティー・ポリシーの簡素化された管理機能を提供するソフトウェア・ベースのネットワーク層となります。 NSX-Tは、異種のワークロードをサポートし、仮想マシン、コンテナ、ベアメタル・サーバーにネットワークとセキュリティーを提供します。これは、IBM Cloud Private HostedまたはIBM Cloud Kubernetes ServiceのVMware VMおよびコンテナを統合する上で重要な部分となり、統合されたネットワーキング・ソリューションを提供し、お客様がどこにいても素早く安全にアプリをモダナイズできるようにします。

ミッション・クリティカルなハイブリッド・ワークロードに対するクラウド・セキュリティーの強化

お客様は、引き続き、ミッション・クリティカルなビジネス・アプリケーションのクラウド移行とモダナイズを推進しているため、これらのワークロードのセキュリティーは、ハイブリッド・クラウド戦略において今もなお最優先事項となっています。 IBM Cloudでは、VMwareワークロードへの追加セキュリティーおよび保護サービスを紹介しています。

  • IBM CloudとCaveonixは、クラウド上のワークロードを保護するためにプロアクティブなワークロード保護、可視性およびコントロールをお客様に提供するために提携しています。ハイブリッド・クラウドのワークロードは、インストールされているソフトウェアのバージョンとパッチの不一致による潜在的な設定の問題と脆弱性を伴い、非常に不安定となる可能性があります。 CaveonixのRiskForesight™クラウド・ワークロード保護プラットフォームは、ハイブリッド・クラウドにおけるリスクとコンプライアンスの管理という課題を解決するために構築されています。 RiskForesightは、IaaS、PaaS、SaaSといったさまざまなレベルのスタックでのセグメンテーションなど、エージェントレスの詳細なワークロードの可視性と攻撃防止機能を備えたサーバーワークロード中心のセキュリティ保護を実装しています。 IBM Cloud for VMwareソリューションは、ハイブリッドサイバー環境を保護するために、このサイバーリスクおよびコンプライアンス管理プラットフォームをクライアントに提供する予定です。詳しくはプレス・リリースを参照してください。
  • IBM Cloud for VMware Solutionsは、キーの紛失から保護するためにリージョンによる高可用性構成となった、ネイティブのvSANおよびvSphere暗号化用のIBM Cloud Key Protectと統合されました。クラウド・ベースのVMware環境にデータを格納している企業の多くにとって、保存データと移動中データの暗号化要件を備えるために、これはとても重要です。お客様はVMwareソリューションを利用するために外部のキー管理サービスを持っている必要があります。それと同時に、自分自身の鍵を持ち込むこと(BYOK)、自分自身の信頼されたルート暗号化鍵をインポートすること、既存の運用を継続できること、そしてクラウド・セキュリティー・コンプライアンスの要件を満たすこと、これらが実現できる鍵管理サービスを必要とします。
  • IBM Cloud for VMware Solutionsは、IBM Cloud Hyper Protect Servicesと統合され、IBM Zテクノロジーに支えられた完全な暗号化と鍵管理サービスのセットを提供します。銀行や金融サービスを支えているのと同じ最先端の暗号化技術が、今や、クラウド・ユーザーに提供されています。これは、パブリック・クラウド市場において、最初で唯一の、FIPS 140-2 Level 4認定テクノロジーであり、現在利用可能な最高レベルの鍵保護を提供しています。
    そして、これは、IBM Enterprise Blockchainソリューションのバックボーンを形作っているのと同じテクノロジーです。IBM Cloudセキュリティーの最新発表については、ブログを参照してください。

より多くのインフラストラクチャーとストレージの選択肢を提供

VMware on IBM Cloudのソリューションでは、固定サイズのTシャツをお客様に強制するようなことはなく、お客様に選択肢と柔軟性を提供することがよく知られています。より多くのお客様がクラウド・ジャーニーを続けるにつれて、IBM Cloudは、より大きな柔軟性とコントロールのため、より多くのインフラストラクチャーとストレージのオプションと共に、より幅広い選択肢を提供しています。

クラウドの経済性を最大限にするためにコア数の多いサーバーを探している、あるいははコア数の多いオプションを必要とするCPU制限のあるワークロードを利用しているお客様は、新しい4CPUサーバー・オプションでクラウド全体のコストを最適化しながらVM密度を向上することができます。クアッド・プロセッサーの導入により、最大96コアのサーバーが構成可能となり、お客様はSAPのようなパフォーマンスが非常に重視されるワークロードを柔軟にサポートできるようになります。

クラウド・バックアップとディザスタ・リカバリーの戦略を策定しようとするお客様には、VMのバックアップとリカバリを行うために、Veeam on IBM Cloudの利用が数多く提案されています。2018年11月には、Veeam on IBM CloudのIBM Cloud Object Storageのサポートについて、プレビュー発表をしました。現在では、お客様がIBM CloudでVeeamを注文すると、IBM Cloud Object Storageは自動的にサポートされます。この統合により、ストレージ管理の複雑さが大幅に軽減され、お客様はVMwareワークロードのスケーラブルで費用対効果の高いクラウド・ストレージ・ソリューションを簡単に利用することができます。

始めるための2つの方法

興味が湧いてきましたか?デジタル・トランスフォーメーションを進めるため、IBM Cloud for VMware Solutions を始めるには、いくつかの方法があります。

VMware ReadyNode認定サーバーは、事前設定およびテスト済みであり、VMware vSANに基づいてハイパー・コンバージド・インフラストラクチャーを構築するための強力で柔軟なサーバーオプションを提供します。重要なVMwareワークロードを実行するための、事前定義済みの完全に信頼できるvSAN環境を探している企業にとって、IBM Cloudは最適な選択肢となります。 VMware ReadyNode認定サーバーをそのまま注文することも、特定のエンタープライズ・ニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。

VMwareワークロード向けのIBM Cloudの試験利用の方法としては、マイグレーションとアプリケーションのモダナイズを試してみるのが一番早い方法です。VMware HCXおよびVMware vCenter Server(VCS)を使用して最大20台の開発およびテスト用の仮想マシンをIBM Cloudに移行し、それらのうち2つのアプリケーションをコンテナを介して最新のものにし、完全なエンドツーエンドのアプリケーション・モダナイゼーションのソリューションを実現します。

TRY NOW

他にもクラウド移行やKubernetes関連で支援が必要でしょうか? IBMでは、オンプレミスからIBM Cloudへのアプリケーションの移行を支援するCloud Expert Servicesを提供しています。また、IBM Cloud Garageサービスのエキスパートは、アプリケーションの一部をクラウド上でコンテナ化するのを支援しています。

 

原文:
https://www.ibm.com/blogs/bluemix/2019/02/security-innovation-and-choice-for-vmware-on-ibm-cloud/

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