IBM Cloud アップデート情報

IBM Think 2019:“Kubernetes Everywhere”アプローチ

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ハイブリッド・クラウドでエンタープライズ・スケール・アプリのビルドとデプロイ

ハイブリッド、マルチクラウド環境の時代に市場がシフトし続けるにつれて、ワークロードのポータビリティーとベンダーロックインからの解放がすべてのビジネスの成功に不可欠となり、オープンスタンダードが非常に重要となる可能性があります。

「Cloud FoundryとKubernetesのどちらを使うのがいいだろうか」という疑問を持ったことがあるでしょうか?その選択は、アプリケーションのビルド方法を検討する際のパフォーマンス、制御、柔軟性のトレードオフに基づいて決まります。今日のクラウドネイティブな開発者は、3つの別々のコンテナ・プラットフォームと多数のデータベース・オプションの中から選択する必要があります。アプリケーションに関しては、IBM Cloud Kubernetes Serviceを使用してコンテナの柔軟性を選択する人もいれば、IBM Cloud Foundry(CF)のような定評のあるプラットフォームで速さを選択する人もおり、未来はサーバーレスにあると信じてIBM Cloud Functions(CFn)を選択する人もいます。データの永続化のために、Databases for PostgreSQLのリレーショナル・セマンティクスを選択する人もいれば、CloudantやElasticsearchのようなNoSQLデータストアのスケーラビリティーと使いやすさを選択する人もいます。

IBMは、Kubernetes、IstioそしてKnativeの登場によってもたらされた、コンテナ、アプリケーションおよびfunctionを単一の統合コンテナ・アプリケーション・プラットフォームに統合するというビジョンを持っています。強力なデータベース・テクノロジーと相まって、サイロを分解し、これらのプロジェクトの道筋が、現実のマイクロサービスのジレンマ、すなわち、セキュリティー、スケール、運用を解決するために、どのように収束していくのかを確認するときが来ています。

Managed Istio および Managed Knative on IBM Cloud Kubernetes Service の発表

ユビキタスなKubernetesを目標に、IBMは、運用を簡素化してソリューションをより迅速に市場に投入するために、IBM Cloud Kubernetes Serviceを2017年5月に導入しました。今回、IBM Cloud Kubernetes Service 1.13を使用して、お客様がハイブリッド環境全体にエンタープライズ・スケールのコンテナ・ベースのアプリケーションを迅速にビルド、デプロイできるように設計された2つのクラウド・マネージド・サービスを発表しました。

  • Managed Istio on IBM Cloud Kubernetes Service:お客様のアーキテクチャーに新しいマイクロサービスが追加されるたびに、デプロイ、運用化、トラブルシューティングの複雑さが増していきます。 Istioのようなオープンソースのサービス・メッシュは優れた洞察を提供することができますが、それはスタックにもう一つのコンポーネントを追加することになります。Managed Istio on IBM Cloud Kubernetes Serviceは、Istioコンポーネントのシームレスなインストール、自動更新、ライフサイクル管理を提供し、そしてプラットフォームのロギング、モニター・ツールとも統合されています。UIまたはCLIを介してManaged Istioを新規または既存のクラスターに追加して、実行中のサービスの詳細な可視性と洞察を収集し、カナリア・デプロイメントなどのトラフィック管理を実行し、ポリシーを適用し、サービス間で暗号化を行います。Managed Istioは、2018年7月にリリースされたIstio 1.0のベータ管理サービスです。詳細については、Managed Istio on IBM Cloud Kubernetes Serviceをご覧ください。
  • Managed Knative on IBM Cloud Kubernetes Service:クラウドネイティブなアーキテクチャーは複雑になる可能性があり、コンピュート環境の選択によってさまざまなコンポーネントが強化されます。 Managed Knative on IBM Cloud Kubernetes Serviceは、サーバーレス・コンピューティングの要件に影響された新しい一連のアーキテクチャー・コンポーネントを提供することによって、Kubernetesベースのアプリケーションを管理するための新しい方法を提供します。さらに、より疎結合のイベント駆動型アプリケーションのビルド・パイプラインとイベント・オーケストレーションを定義する機能も統合されています。Knativeは、Kubernetes、Cloud Foundry、サーバーレスにまたがる、クラウドネイティブのアプリケーション・インフラストラクチャーの統合基盤を提供できると考えています。 これはすべて、開発者が最善を尽くすことに集中できるようにすることを目的として導入されています。Knativeテクノロジーのプレビューは、IBM Cloud Kubernetes Serviceのユーザー・インターフェースおよびコマンド・ラインのオプションから入手できます。 詳細はManaged Knative on IBM Cloud Kubernetes Serviceを参照してください。

IBM Cloud Databasesポートフォリオ

上記で概説したサービスに加えて、IBM Cloud Databasesポートフォリオのリリースは、開発者がデータベースの管理よりもアプリケーションの構築に集中できるようにする、市場でも有数の人気のあるデータベース・テクノロジーを開発者に提供します。

  • IBM Cloud Databases:これらのサービスは完全なマネージド・サービスとして、可用性が高く、エンタープライズ・セキュリティーを念頭に置いてゼロから構築されています。データベースは、スケーラビリティーと費用対効果を考慮して設計されており、エンタープライズ・アプリケーション開発にすぐに使用できます。IBM Cloudコンソールにネイティブに統合されて利用できるデータベースは、現在、一貫性のある消費モデル、価格設定、対話モデルを通じて利用可能です。IBM Cloud Databasesファミリーは現在利用可能で、アクセス制御、バックアップ・オーケストレーション、暗号鍵管理、そして監査を含む、統一されたエクスペリエンスを開発者に提供します。IBM Cloud DatabasesはPostgreSQLElasticsearchRedisRabbitMQetcdをサポートしています。
  • IBM Cloud Databases for MongoDB:IBMは最近MongoDB Inc.との間で MongoDB-as-a-service をIBM Cloud上で提供できるようにする契約を締結しました。 サーバーレスのスケーリングAPI、独自の暗号化キー、主要なIBM Cloudサービスとの緊密に統合した機能を提供します。 この製品はQ1で一般提供開始の予定で、現在はPrivate Preview中です。

 

原文:
https://www.ibm.com/blogs/bluemix/2019/02/kubernetes-everywhere/

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