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[セミナーレポート]デジタルVillageによる地方創生と新時代への変革に向けて

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6月16日の夕方、JBpress主催のオンライン・セミナー「待ったなしのデジタル化、そして企業変革へ <第2回> IoTを活用したDXの実現 デジタルVillageによる地方創生と新時代への変革に向けて」が開催されました。

イベントは3つのセッションからなり、下記4名のスピーカーで行われました。

 

この記事では3つのセッションの鍵となるキーフレーズを紹介します。

でもその前に! 今回のセッションスピーカーのうちの3名による5分弱のメッセージ動画「地域課題解決型プラットフォームDVP開発におけるメッセージ」をご覧ください。

参考プレスリリース: 地方創生の推進に向け、地域の取り組みを連携させるIT基盤の実証実験を開始

 

■ セッション1 | 地域課題解決を促進するプレイヤー参加型データ流通プラットフォームとは

  • 中山間地の自立がレジリエンスな社会の形成につながる
    人とデータの流通が盛んであれば、分散化は可能。
  • 最初の実証実験が行われたのは日本の典型的な中山間地と言われる長野県の小谷村
    この地でこの取り組みが行えたのには、5つの理由が重なる奇跡が起きたから。
  • このプラットフォームの1番の特徴は、ユーザー自体がプレイヤーとなること
    利活用者は中山間地の生活者であり自治体であり、関係人口・交流人口・開発者。
  • 地域課題解決方法とそれにまつわる知見を流通させ循環させる「マーケットプレイス」
    マッシュアップなどにより進化させた解決策を販売できることで、インセンティブを生みだす。
  • 人びとを徒労させたり逼迫させるのではなく、人の活動をサポートし応援するICTを
    解決したいという意思を持つ担い手が手軽に使用できるよう人材(プレイヤー)の育成・支援も。

 

■ セッション2 | IBMが描く地域のデジタル変革

  • モノづくり現場が直面している課題 – 「深刻な人手不足」「設備の老朽化」「作業品質の低下」
    生き残りの鍵はAIを活用した「匠の技能継承」「設備状態の透明性向上」「労働現場の安全管理」。
  • 新型コロナウイルス後のニューノーマルを実現するには「五感に対応したアラート」
    世界でITハード製造などの事業を行っているIBMの現場から生まれたソリューションが「Safety」。
  • 5Gの登場により、適材適所でコンピューター処理を行うという考えが進んでいる
    集中と分散を繰り返してきたITの歴史。今、再びクラウドからエッジ・コンピューティングへ。
  • Maximoが実現するのはOTとITの融合
    現場で必要な分析をエッジ・コンピューティングで。全社で活用する分析をクラウドで。
  • 自らデータとAIを取り扱い、それを新しい顧客価値に変換できるデジタル人材を企業に
    そんな人材の育成や支援を、IBMは「Value Add Gateway」というチームで支援している。

 

■ セッション3 | パネル・ディスカッション

行動変容を促すには – 現場、遠隔地での人間系の接点の削減に向けて

行動変容の前にまず意識変容。「自分の行動を他者に共有していく」人類の新しい取り組み(松井)

テクノロジーと基盤 – IoT、クラウド、5Gを用いたDXを加速する

デジタルには場所と時間を超越する力がある。それを「人に寄り添った進め方」で広げる(磯部)

今後の展望 – ニューノーマル時代のデジタル変革へ

先に進みたいのに「データにアクセスできない」がゆえに道が閉ざされることのない世界へ(西垣)

 


 

問い合わせ情報

 

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