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クラウドのコスト、高くなっていませんか?使用状況を見直してコストの節約を

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本記事は、Cloud costs high? Declutter for better savings(英語)の抄訳です。

毎年春になると、我が家では請求書を見直してどこに出費しているか確認し、調整をしています。予算を整理して必要な出費と一致させることは、節約できる箇所を見つけるのにとても役立ちます。

企業では数千にのぼる請求書やクラウド・インスタンスを扱うことが多いので、ITでも同じ手法を使ってクラウド環境とクラウド・コストを整理できます。まず、所有しているものを把握し(可視化)、次に必要なものと捨ててよいものを特定して(最適化)、その後で環境を長期的に維持するための計画を立てます(クラウド管理)。これはすべて、組織のクラウドのガバナンスを維持するのに役立ちます。

この理由から、私はIBMのチームにクラウド環境とクラウド・コストを合理化するように求めました。パレートの法則(英語) を利用して、最も効果が出やすい部分の改善に重点的に取り組みました。

クラウドのガバナンスを実現するために使った手順を紹介します。評価の高いプロバイダーが提供している、クラウド・コストとクラウド最適化を扱うツールがこの手順の実施に役立ちます。

ステップ1. クラウド・コストの可視性を高める

企業全体にわたってクラウドの使用状況を評価し、使用頻度は低いが高いコストがかかっている資産を特定するには、リアルタイムで可視化できるようにする必要があります。AIや予測分析サービスを活用することで、より深い洞察や推奨事項が示されます。

私のチームのケースでは、トレーニング済みのデータ主導型の機械学習モデルによって請求書と使用量APIを分析した結果、高いコストがかかっているが十分に活用されていないサーバーや仮想サーバー、ソフトウェア・サブスクリプションがいくつか見つかったので、終了させました。

今では、システムが自動的に推奨事項を示すようになり、日常的に実施されています。

ステップ2. 資産管理の最適化

ハイブリッド環境とマルチクラウド環境の全体にわたって、クラウドの費用と資産をトラッキングします。そうすることで、コストの傾向、資産の場所、プロバイダー・アカウント、および出費がかさむ原因になっている資産のタイプを確認できます。今回のプロジェクトでは、以下の対処を行いました。

  • 重要なプロジェクトや開発に使用されていた古い資産、およびテスト用アカウント(所有者が30日以内に再要求しなかった場合)をシャットダウンしました。
  • 柔軟性のあるインターネット・プロトコル、ストレージ・ボリューム、ロード・バランサー、ネットワーク・アドレス変換 (NAT) ゲートウェイ、およびホストされたゾーンを削除しました。
  • 基幹業務に使用されていない、古い資産をダウングレードし、記録しました。
  • 1年以上経過したすべてのストレージ資産を記録し、可用性の低いストレージ・クラスに切り替えるとともに、2年以上経過した資産はアーカイブに格納しました。

ステップ3. 継続的なクラウド管理

企業の資産は絶え間なく追加されるため、クラウドのガバナンスは継続的な作業です。適切なツールを使用すれば、クラウドへの投資を最適化し、ガバナンスを確立して維持するために役立ちます。

例えば、今回のプロジェクトでは、遮断した仮想サーバーの一部が稼働状態に戻っていたことに気が付きました。別の地域にある自動スケーリング・グループがこれらの仮想サーバーを起動していたことが判明したため、これらの自動スケーリング・グループを削除して一連のイベントを停止しました。

数カ月以内に、クラウドの使用コストを80%以上削減し、さらに推奨された88カ所の変更を行ったことでクラウド資産の35%を削減することができました。私たちはパレートの法則をおおむね実証したと言えるでしょう。

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