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【金融機関の皆様向け】FATF第4次対日相互審査に向けて今すべきこと

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今秋にFATFによる第4次対日相互審査が予定されており、銀行にとって、マネー・ローンダリング、ならびにテロ資金供与への対策を強化していくことが大きなテーマとなっています。このような背景を踏まえ、昨年12月に開催した「地域金融機関向け AML(*1)/KYC(*2)セミナー」でご登壇いただいた専門家の皆さんの講演内容をご紹介します。


【AML/KYCセミナー 講演録】


金融犯罪防止に向け、これからの銀行に求められる「3つのポイント」とは

「金融犯罪防止対策は、今回のFATFによる対日審査にパスすれば完了ではない。継続的にAML、KYC態勢を強化することが重要だ」 と述べるのは、金融庁 総合政策局 マネーローンダリング・テロ資金供与対策企画室長の尾崎 寛氏。尾崎氏からは、FATF相互審査への対応に際して銀行に理解してほしい「3つのポイント」についてお話しいただきました。

まず重要になる「日常業務の管理」

FATFのオンサイト審査に際して、銀行は何を、どのように対応していけばよいだろうか。金融庁は2018年2月に 「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」を公表して、マネー・ローンダリングやテロ資金供与に関するリスク管理の基本的な考え方を明らかにし、金融機関に実効的な態勢整備を促した。
尾崎氏は「ガイドラインに沿って、行うべきマネロン・テロ資金供与対策と現状との差異を明らかにし、それを解消するためのギャップ分析を求めているが、リスクベースの枠組や態勢の構築は、1年ですべてが完了できるものではない」と述べ、短期的な対応と、中長期の取り組みの双方が重要であるとの考えを示した。短期的な対応の中で特に重要になるのは・・・(本文より)

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アンチ・フィナンシャル・クライム・コンプライアンス:直面する課題

元・ 米国財務省高官で、プロモントリー・フィナンシャル・グループ プロモントリー アジア CEO 兼 マネージング・ディレクターを務めるドーソン氏に、アンチ・フィナンシャル・クライム・コンプライアンス(AFC:Anti-Financial Crime Compliance)を取り巻く現在の課題について話しました。アジア地域での銀行業務を含めて、法令遵守の観点から、AFCがいかに最重要なリスクであるか、 そして、現在行われているFATFでの相互審査の状況に関して説明しています。

顕在化した金融犯罪対策のリスク

銀行業務におけるAML、KYC業務はますます重要性を増している。「規制当局が求めるコンプライアンス基準は厳しくなっており、その基準を満たしていく認識を持つべき」と述べるのは、金融リスクマネジメントのコンサルティングサービスを提供するプロモントリー・フィナンシャル・グループ プロモントリーアジア CEO 兼 マネージング・ディレクターのマイケル・ドーソン氏だ。同氏は、これからの金融犯罪対策に求められる新たなアプローチ─テクノロジーの活用と共同利用スキームについて提言した。(本文より)

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「何から」「どのように」取り組むべきか?

金融犯罪対策に取り組む金融機関にとって喫緊の課題は、アンチ・マネー・ローンダリングに対するリスク管理態勢の高度化です。しかし、「何から」「どのように」取り組むべきか、悩みも多いようです。IBM講演では、行内にコンプライアンス意識を根づかせ、AML/KYC業務を最適化するにはどうしたらよいか、システムと実務の両面から解説しました。

対応急がれる金融犯罪対策、リスクべース・アプローチ実現のカギは?

金融機関におけるマネー・ローンダリング(資金洗浄)やサンクション (経済制裁)の規制に対する違反事例を見ると、多くの事例が示すように、AMLリスク管理のポリシー面での不備ではなく、その運用面に起因していることが多い。特に、一線(営業部門)における気付きを正しく二線(コンプライアンス)にエスカレートし、適切に判断するプロセスが行えなかったことが違反事例につながっている。最近は、金融機関の社員に対しても罰則・制裁金が課される場合があり、特にリスク・オーナーである一線のリスク意識の醸成が重要なカギを握っている。AMLプログラムの高度化に際して課題となるのは、大きく分けて次の3つの要素となっている。(本文より)

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高まるマネロン対策の重要性、コグニティブ技術の活用でどう変わる?

IBMインダストリー・プラットフォーム Watsonフィナンシャル・サービス グローバル・フィナンシャル・クライムリーダー クラーク・フログリーは、AML/KYC領域にコグニティブ・テクノロジーを活用し、個人顧客や法人顧客のオンボーディングやデューデリジェンス、継続的なレビューまでをいかにサポートするかなどについて紹介しました。

銀行は顧客を本当に理解しているか?

FATFの審査を見据え、銀行にとってコンプライアンス・リスク管理の強化は待ったなしの状況だといえる。しかし、取り巻く現状にはいくつかの課題がある。1つは金融犯罪の複雑化だ。新しいタイプの詐欺が発生し、検知される犯罪のバターンは増え、AMLに関する新たな規制要件が加わることでモニタリング業務が増加、複雑化している。これに対し、多くの金融機関では、AMLのプロセスを構築しているが、非効果的なシステムにより、誤検出のアラートが増加し、作業負荷が増大している。これが2つめの課題だ。(本文より)

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金融機関のリスク管理に関するご相談はこちらへ

*1:AML(Anti-Money Laundering:アンチ・マネー・ローンダリング)
*2:KYC(Know Your Customer:顧客確認)

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