IBM Cloud アップデート情報

cloud.ibm.com の公開 – A/Bテストで展開

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リスク・マネジメントとデータ・ドリブンで展開

過去数ヶ月にわたり、IBM Cloudのリソースをより簡単に管理できるように、IBM Cloud IaaSとPaaSのコンソールの統合に注力して取り組んできました。全く異なる2種類の体験を一つにまとめるべく、驚くべき進歩を遂げています。この統合の結果は明白です。IBM Cloud プラットフォームの体験の強化です。

この取り組みの過程で、「どのように展開するのが最善か」と自問を繰り返しました。今では、継続的配信とクラウドネイティブ・アプリケーションがあるので、いくつかのオプションを検討しました。既存のコンソールを上書きして新しいコンソールに刷新するか?それとももっと慎重なアプローチを取るか?

Etienne Tremel氏のブログでは、6つの最新のデプロイメント戦略を要約しています。彼は次の表を作成して、どの戦略が最適かを判断しました。

出典:Etienne Tremel、https://thenewstack.io/deployment-strategies/

我々のテスト方法

私たちが選んだ導入戦略はA/Bテスト法です。我々の場合、ユーザー・エクスペリエンスの向上と最適化のために、すでにA/Bテストを幅広く使用してきています。そのため、このアプローチは、以下のようなことができるので非常に自然な選択です:

  • どのユーザーに新しい体験を提供するかを制御できます。このアプローチを利用して、オーディエンスをさらに絞り込んで洗練させ、わずかなトラフィックから約8週間でゆっくりと100%まで立ち上げることができます。
  • 統計的に有意な行動の違いを観察できます。この新しい体験はコンバージョンの大幅な増加を促すか?あるいは予期しない失敗のパターンにつながるのか?この方法により、このような疑問に多くの答えを出すことができます。その後、データを使用して、最終的に100%の切り替えを準備する際に、改善を反復していくことができます。

典型的なA/Bテストは、コンソールとの展開と同時に行われています。このアプローチは、あるグループのユーザーが、別のグループが参照するバージョンとは異なる特定のページを表示する場合に適しています。この場合、新しいエクスペリエンスは大きく異なり、コンソール全体に影響を与えるため、2つの別々の導入を維持することに決めました。つまり、グループAがhttps://console.bluemix.netデプロイメントに誘導され、グループBが新しいhttps://cloud.ibm.comデプロイメントに誘導されることとなり、次の図のようになります。

我々は、IBM Cloud Kubernetes Serviceを使用して、コンソールを構成するマイクロサービスを含むデプロイメントをホストしています。このサービスを使用すれば、新しい体験のためのマイクロサービスをホストするために、同一のKubernetesクラスタをスピンアップするのは非常に簡単です。さらに、同じビルド・パイプライン、ヘルムチャートなどを簡単に使用できますが、新しい体験のためには異なるコードブランチを使用しています。

注目すべきもう1つの重要な点は、両方のコンソール・デプロイメントで同一セットのIBM Cloud Platform APIを活用することです。プラットフォーム統一の一環として、これらのAPIにいくつかの重要な変更が加えられてきましたが、我々は下位互換性を確保するために十分な注意を払ってきました。つまり、これらのAPIを使用している既存のアプリケーションを中断することなく実行し続けることができます。

オプトインまたはオプトアウト

通常、A/Bテストはユーザーが実験への参加を意識しないように行われます。しかし、このタイプの実験を理想よりも小さめにするいくつかの考慮事項があります。たとえば、ブラック・フライデーやホリデー・ショッピングなど、さまざまな第四四半期の活動に備えて事業規模を拡大しようとしている大企業の多くにとって、リスク管理は非常に重要です。一番忙しい時期に新しい体験を導入することは、リスクと感じるかもしれません。そこで、選択はお客様次第で、明示的オプトイン・アプローチを採用することとしました。新しいコンソールの使用を選択することにリスクはありません。問題が発生した場合は、単に既存のコンソールに戻ってオプトアウトすることが可能です。

準備完了

その結果はすぐに始まり、コンソール認証ページにオプトイン・ボタンが表示されます。そして、時間の経過とともに、多くの人がこのオプションを利用していきます。オプトイン・ボタンをクリックすると、IaaS、PaaSを統合した拡張コンソールを利用することができます。このアプローチでは、リスクを低減しながらそれと同時にA/Bテストによるデプロイメントの利点を得ることができます。

新しい体験をすぐに試してみたいのに、オプトイン・オプションが表示されない場合には、https://cloud.ibm.com に直接アクセスしてオプトインすることができます。

最後に、みなさんに新しい体験を楽しんでいただけることを心より願っております。

 

原文:https://www.ibm.com/blogs/bluemix/2018/11/a-b-test-deployment-rollout-of-cloud-ibm-com/

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