Bluemix

クラウド事例:米国自転車チームのデジタル・トランスフォーメーション

リオオリンピック銀メダル獲得の理由

この記事では米国自転車チームにおけるIBM Bluemixを利用したデジタル・トランスフォーメーションのクラウド事例をご紹介します。米国自転車チームは世界5位のポジションから2016年のリオデジャネイロオリンピックにおいて金メダルを獲得することを目標として活動を行い、11ヶ月の活動の結果、実際のリオデジャネイロオリンピックにおいては銀メダルを獲得しました。

※本記事はIBM Corporationのブログ USページ に掲載された記事の抄訳です。

今回の活動はデジタル・トランスフォーメーションに求められる4つのステップの実現例:学び(Learn)、実践(Experiment)、適応(Adapt)、範囲の拡大(Scale)。今回の事例を通じて、それぞれのステップでの活動の内容を見てみましょう。

Bluemixのデジタルジャーニー解説図

デジタル・トランスフォーメーションが直面するチャレンジ:データの活用

デジタル・トランスフォーメーションで活用するデータは、様々なデバイスを使って取得され、そのデータフォーマットも様々です(ストップウォッチ、ビデオデータ、自転車のパワーメーター、過去のパフォーマンスデータ、心理的な計測結果など)。これまでの活動では、毎回のレースやトレーニングの後に、全てのデータを手作業で表計算ソフトに入力し、分析を行っていました。実際のところ、それらは非常に時間のかかる作業であり、毎回4時間もの時間をコーチはデータ分析の準備に取られていたのです。その上、データは活動やパフォーマンスとは十分に紐づけることができなかったため意味のないものなっており、コーチは「もっと速く!」と言うことしか出来ませんでした。

 

ステップ1: 学び(Learn)

このステップではまずアプリケーションのユーザーを知り、可能な限り多くの異なるタイプのデータを収集することが必要となります。収集されたデータ、例えば分析データと利用データ、ユーザーとアプリケーションのやり取りに関するデータ等を組み合わせてみましょう。このステップではトライ&エラーと分析を行うことが重要です。

[米国自転車チームの場合]

IBMはこのステップでは米国自転車チームと、アジャイルアプローチとデザインシンキングの手法を用いて活動しました。アジャイルにおける最初のスプリント(Splint Zero)では、IBMチームはステークホルダーへのインタビューを行い、様々なデータの収集、および自転車スポーツについての知識を集取しました。

 

ステップ2: 実践(Experiment)

このステップではまず思いついたアイデアを素早く実践して、テストをします。その際には、このような活動に適しているプラットフォームを選択することが重要です。

[米国自転車チームの場合]

IBMはIoTソリューションを活用して、可能な限り多くのデータを収集し表示するための包括的なダッシュボードを作成いたしました。このダッシュボードは過去のプロジェクトで作成されたアーキテクチャーを参照して構築され、Bluemix、Watson、Node.js、そしてCloudantを活用しています。すでに構築されたアーキテクチャーを参照して活動を行うことで、素早い立ち上げを実現することができました。またWatsonはこのダッシュボードにコグイティブ機能を付加するのに利用され、リアルタイムでの分析を実現しました。
また、このソリューションは二週間ごとのスプリントで実装が行われ、より多くのステークホルダーが活用できるように設計されました。例えば、ダッシュボードを利用した生理学者は自分の仕事に活用が可能であることに気づいたため、さらなる改善の要望をチームに伝えました。

 

ステップ3: 適応(Adapt)

このステップではステップ2:実践の結果を受けて、現実への適用を行い、繰り返し改善を行います。

[米国自転車チームの場合]

チームのトレーニングセッションを、ソリューションをテストするための”ラボ“として活用しました。例えばIBMチームは、セッションの結果を受けてSparkを活用した機械学習(Machine Learning)を新たに実装しました。米国自転車チームは、このソリューションを活用することで大きな成果を得ることができました。彼らは、世界選手権での優勝と、リオオリンピックでの世界新記録更新と銀メダル獲得を実現したのです。

 

ステップ4: 範囲の拡大(Scale)

このステップではソリューションのレベルをさらに引き上げ、より高い要望を満たすようにします。

[米国自転車チームの場合]

小さくまとめられたモバイルデバイスとクラウド基盤を活用したアナリティクスを組み合わせて利用することで、米国自転車チームは世界中どのサーキットでもリアルタイムで分析結果を受け取ることが可能となりました。このコンセプトは実際にリオオリンピックのトレーニングにおいて5つのスマートフォンと1つのiPadを活用することが可能であった・・ということからも証明されています。これらのデータを用いることで、米国自転車チームはレースの直前にレース会場の状況に合わせて細かな修正を行うことが可能となったのです。

 

IBMチームはオリンピック終了後も、米国自転車チームと引き続き新たな機能の開発とソリューションの改善に取り組んでいます。
ぜひBluemixのパワーを体験ください。

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