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堀潤さんに学ぶ『情報受信術』 – ジャーナリスト視点とアクティビスト視点

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ちょっと時間が経ってしまったのですが、ジャーナリストでキャスターの堀潤さんのお話を、3~40人の少人数で3時間弱じっくりと聞ける『堀潤氏に学ぶ”情報受信術”』という勉強会に参加してきました。

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ビジネスクリエーターズ: 堀潤氏に学ぶ『情報受信術』

「上流メディアの象徴」とも言えるNHKで「情報発信者の象徴」とも言えるキャスターをしていたときの視点と心の動き方と、8bit Newsという市民ネットメディアの代表者としての現在の視点と心の動き方と。
–この2つの異なる視座と一貫した問題意識やテーマをベースに、過去から現在までのさまざまな出来事を立体的に浮かび上げ、とてもわかりやすく解説をしていただけました。

とりわけ、メディアに対し個人が持つべきアプローチについての解説は、ソーシャルウェブの重要性が高まる今、誰にとっても必要なものだと強く感じました。

たくさんの興味深いポイントの中から、いくつかをピックアップし、自分なりに消化した言葉でシェアしたいと思います。

(堀さんの言葉通りではありません。また、私の解釈が多分に含まれている可能性があります。)

 

□ 「大括り過ぎる主語」は、その情報が意見なのか事実なのかを分かりづらくする。

■ 受信者として、その情報が「意見なのか事実なのか」を判別する癖をつけよう。
意見であれば事実を求め、事実であればソースを求めよう。

■ 受信者として、「大き過ぎる主語」を「それは具体的に誰/何か」と問い直していくことで、オピニオンを事実に絞り込んでいくことができる。
それがコミュニケーションの質を高めていく1つの方法。

 

□ ジャーナリスト視点とアクティビスト視点の違いを理解し、必要以上に踊らされたり踊らしたりしない。

■ 情報にリアクトする前に、その情報が事実を伝えることに重きを置いた「ジャーナリスト視点」で編集されているものか、意見を伝えて誘導することを目的とした「アクティビスト視点」のものかを理解しよう。

■ 発信者として、自分がジャーナリストとアクティビストのどちらの視点で発信しているのかを意識して行おう。
そして、自分の発信が誰かの役に立ちそうか、それとも単に外野から石を投げているだけなのかを自分に問いかけてみよう。

 

□ もちろん、事実にしか価値がないわけではない。とりわけ「当事者だから言えること」は、事実の検証にも役立つ有益性の高いものであり、とても価値のある意見。

■ 「異なるオピニオンを相手のオピニオンにぶつけて変化させること」が果たして現実的なのか、可能なのか?
「意見変容」を追うのではなく、事実に沿わせながらどこから意見が異なるかをの分岐点を探す、建設的な会話をしよう。

■ もちろん、事実や意見をベースにしない価値もある。
相手の気持ちに寄り添い支えることにも大きな価値だし、それがより多くの機会で目にできるのもソーシャルウェブの価値であり意義。それも忘れないようにしよう。

 

もちろん、これ以外にもたくさんの興味深いポイントがありました。

戦中のメディア暗黒時代のエピソードや世界の情報操作にかかわる裏話、放送と通信の成り立ちに対する考察や現在のインターネット論壇について、などなど。

このあたりは書き出したらキリがないので、いつかまた。

最後に。自分の心に一番重くのしかかった堀さんの言葉を。

 

□「意見を出すのを躊躇させる意見」をのさばらせてはいけない。それはせっかく手にしたオープンな場をダメにすることであり、自分たちの首を絞めることだ。

 

Happy Collaboration!

コラボレーション・エナジャイザー

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