暗号資産を検出、管理、モダナイズすることで、サイバーセキュリティーを強化し、可視性を向上させ、耐量子安全性への対応に備えます。
量子コンピューティングは急速に進化しており、現在の暗号化には限界があることを示すとともに、暗号リスクをますます現実的なものにしています。このリスクは単一の破綻点として発生するのではなく、時間の経過とともにさまざまなシステムが脆弱化する形で段階的に顕在化していきます。同時に、「Harvest now, decrypt later(今収集し、後で復号する)」のような脅威により、すでに安全と見なされているデータも危険にさらされており、規制圧力が高まっています。そのため、組織が今すぐ耐量子安全性への取り組みを開始することが極めて重要になっています。
IBM は、組織が認識段階から実行段階へ移行できるよう支援しています。そのために、耐量子安全性への対応に必要な調査、標準、実践的なツールを提供しています。移行を成功させるには、まず暗号資産を検出して一覧化することから始め、その後、既存システムに耐量子暗号(PQC)を統合する体系的な移行へと進めていく必要があります。クリプト・アジリティー(暗号の俊敏性)を高め、エンタープライズ全体にガバナンスを埋め込むことで、組織はリスクを軽減し、業務継続性を維持しながら、進化するサイバーセキュリティー環境に先んじて対応できます。
公開キー暗号、プライベート・キー暗号、および秘密キー暗号方式を採用したシステムなど、データのライフサイクル全体にわたってデータを保護するための高度な暗号化技術を利用できます。信頼性が確保されていない環境でも、安全なデータ共有、デジタル署名、プライバシーを保護したコンピューティングを実現します。
セキュアなコーディング手法と一元化されたキー管理により、暗号機能をDevOpsパイプラインに統合します。認証を強化し、詳細なアクセス制御を適用することで、認可されたユーザーおよびサービスのみが機密性の高いシステムにアクセスできるようにします。
レジリエンスのある暗号ストラテジーを、マルチクラウド環境全体にわたる一元化されたキー管理によって構築します。秘密キー、プライベート・キー、公開キーのライフサイクル管理を自動化し、暗号フットプリントの拡大に応じて可視性、ローテーション、コンプライアンスを確保します。
データとAIは、今日のデジタル経済において重要な役割を果たしており、組織によるイノベーション、適応、競争力維持を可能にしています。その結果、これらの重要な要素のセキュリティーを確保することは、最終的により優れた成果の実現につながります。
業界をリードするIBM® CyberDefendのエキスパートが、実行可能なロードマップの構築を支援するとともに、AIを活用したデータ分類を共同開発します。また、セキュリティー体制管理を実装することで、クラウド内の機密データに対する可視性、セキュリティー、コンプライアンスを確保します。
量子コンピューティングの進展は技術の進歩に数え切れないほどの好機をもたらしますが、あらゆる進歩にはまったく新しい脅威の可能性がつきものです。
PQCリスクからエンタープライズを保護することは、もはや贅沢ではなく、ビジネス上の必須事項となっています。この取り組みは非常に複雑であり、組織固有の要件に大きく依存します。IBMのエキスパートが、お客様のプロセスを理解し、それぞれの課題に対応するスケーラブルなソリューションを構築しながら、ビジネスにおける耐量子安全性への移行を全面的に支援します。