信頼の構築

AIは、日常生活、ビジネス、行政、医療などに取り入れられています。人や企業によるAIの導入を支援することはIBMの責務です。私たちは、AIアプリケーションやプロセスに倫理原則を組み込むことによって初めて、信頼に基づくシステムを構築できます。

*出典:IBMサーベイ「From Roadblock to Scale: The Global Sprint Towards AI Study」(2020年)

3/4を示すグラフ

4分の3の企業がAIを検討あるいは導入しています。

78%を示すグラフ

企業の上級意思決定者の78%が、AIによるアウトプットが公正かつ安全で信頼性が高いものであると信じられることが、非常に重要あるいは極めて重要と回答しています。

責任あるイノベーション

100年以上にわたって、IBMは、一部の人ではなくすべての人にメリットをもたらすことができる、責任あるイノベーションを目指して努力を続けてきました。

この哲学は人工知能にも当てはまります。IBMは、人間の意思決定に取って代わるのではなく、それを高めることができる信頼性の高いテクノロジーの創出と提供を目指しています。

私たちは、AIの開発、設計、管理、サポートのための分野横断的で透明性のある共有のアプローチを監視しています。これには、AIに取り組むすべてのコミュニティーが関わる必要があります。そうしたコミュニティーには、テクノロジーを設計して開発する企業、導入する企業、使用する企業が含まれます。

原則

IBMのアプローチを識別する指針となる価値

AIの目的

エンジン・ランプ

AIの目的は人間のインテリジェンスを高めることです。IBMでは、AIによってすべての人の仕事の質が高められるべきであり、AI時代のメリットが少数のエリート層だけでなく、多くの人々にもたらされるべきであると考えています。

データと洞察の所有権

図形とつながっている人物

データと洞察はそれを生み出した企業に帰属します。貴社のデータは貴社のものであり、貴社の洞察は貴社のものです。

透明性と説明可能性

ノードにつながっている目

AIシステムをはじめとする新しいテクノロジーは、透明性があり説明可能なものでなければなりません。テクノロジー企業は、誰がAIシステムをトレーニングし、そのトレーニングでどのようなデータが使用されたか、さらに最も重要な点である、アルゴリズムの推奨事項に何が含まれていたかを明確にする必要があります。

中核

倫理的なAIの基本特性

説明可能性

優れた設計は、シームレスな体験の実現において透明性を犠牲にすることはありません。

公平性

AIは、正しく調整されることで、人間がより公平な選択を行えるよう支援できます。

堅牢性

システムは重要な意思決定を行うために採用されているため、AIは安全で堅固なものでなければなりません。

透明性

透明性は信頼を強化します。透明性を高める最善の方法は、開示を行うことです。

プライバシー

AIシステムは、利用者のプライバシーとデータの権利を最優先し、保護する必要があります。

ポリシー

IBM Policy Labによる見解と推奨

AIの精度規制

企業はリスク・ベースのAIガバナンス・ポリシーのフレームワークとターゲット・ポリシーを活用して、信頼できるAIを開発し、運用する必要があります。

顔認識

IBMは、汎用的な顔認識および分析のためのソフトウェアの提供を中止しました。IBMでは、顔認識システムについて、合理的にバランスの取れたガバナンス・フレームワークを形成するには、精度規制が必要であると考えています。政策立案者は、制限を適用する精度規制を採用し、社会に害をもたらすリスクが大きい特定のユースケースやエンド・ユーザーを監視する必要があります。

データに対する責任

データを収集、保管、管理、または処理する企業には、所有権とプライバシー、セキュリティー、および信頼性を確保し、責任を持って取り扱う義務があります。

その他の参考情報

先進テクノロジーに関するIBMのポリシーとプラクティスの詳細をご覧ください。

IBM Policy Lab

データによって変容する世界において信頼性を確保しつつ、イノベーションのメリットを活用するためのビジョンや実用的な推奨事項を政策立案者に提供する新しいフォーラムです。

IBM Trust Center

お客様とビジネスをセキュリティーおよびプライバシーのプラクティスによって保護する、IBMのコミットメントに関する情報です。

AI Ethics Board

IBM AI Ethics Boardは、IBMがAIに適用している倫理的な意思決定が発展していった結果、誕生したものです。

この委員会は、IBM全体で、倫理的な、責任のある、信頼できるAIという企業文化をサポートする、中核となる分野横断的な組織として設立されました。

私たちの使命は、IBMの倫理ポリシー、プラクティス、コミュニケーション、調査、製品、サービスに関する一元的なガバナンス、レビュー、意思決定プロセスをサポートすることです。この委員会は、IBMの長年の原則と倫理的思考を反映させることにより、IBMおよび全社員が、提供する価値に対して説明責任を持てるようにするための1つのメカニズムです。

詳細はこちら(英語) →

Francesca Rossiの写真

Francesca Rossi

IBMフェロー兼AI倫理グローバル・リーダー

Christina Montgomeryの写真

Christina Montgomery

統括責任者兼プライバシー最高責任者

構想

オープンソース・コミュニティー・リソース

私たちは研修用リソースを通して、責任あるAIによる、より良い世界の構築に取り組んでいます。IBMは、責任あるAI活用型のテクノロジーをより大規模なコミュニティーと共同で創出するという使命に向けて、3つのオープンソース・プロジェクトをLinux Foundationに寄贈しました。

製品オファリング

ワークフロー間でAIの判定を追跡して説明することによりコンプライアンスを管理し、インテリジェントにバイアスを検出して修正し、結果を改善します。IBM Watson OpenScaleは、他のベンダーのモデル開発環境やオープンソース・ツールを使用して簡単に操作できます。さらに、信頼性を構築し、AI投資に関する制御とガバナンスの構造を実装するのに役立つ、モニタリングと管理の革新的なツール・セットを提供します。 

Watson OpenScaleの詳細はこちら →

より大きな価値を提供

エンタープライズ規模のAIに対する障壁を取り除くオープン・ソリューション

主なコラボレーション

倫理的なAIのための協業

IBMは倫理的なAIのさらなる実装に向けて、政府、学術機関、非営利団体、業界パートナーと連携しています。