社員が語る「キャリアとIBM」

SAPコンサルタントとして、お客様の変革をリードする

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社員が語る「キャリアとIBM」では、社員のキャリアや仕事内容をインタビュー形式でご紹介します。今回は、日本アイ・ビー・エムデジタルサービス(IJDS)の、マネージング・コンサルタント、Y.T.さんのインタビューをお届けします。

Q.現在の所属部署と入社時期を教えてください。

IJDSのエンタープライズ・エコシステム事業部に所属し、SAPを担当しています。職種はマネージング・コンサルタントです。1993年9月に、IJDSの前身の会社に新卒で入社しました。

Q.これまでのキャリアの変遷を教えてください。

入社当初は、AS/400の基幹システム構築案件を経験しました。その後、Webアプリケーション構築案件、2006年頃からSAPを活用したERPのプロジェクトに関わり、現在に至ります。職種は、開発者、システムエンジニア、プロジェクト・マネージャー、コンサルタントと移り変わってきました。また、IBMのビジネス・パートナー様への出向を12年あまり、経験しました。

Q.これまでに転職を考えたことはありますか?

ありますが、そこまで真剣に考えるまでは至らなかったと思います。

Q.なぜ、転職ではなく、会社に残ることにしたのですか?

いくつか理由があります。私自身、AS/400、Webアプリケーション開発、SAPと、その時々に合わせてスキルチェンジをしながら、キャリアを重ねてきました。会社の中でリスキルを普通のこととしてやってきたので、転職までには至らなかったのだと思います。もう一つは、風通しや居心地の良さです。

Q.「風通しの良さ」詳しく教えてください。

入社した頃の部門に、耳の不自由な先輩がいました。会話は少しぎこちないところがあったのですが、テクニカルなスキルが凄い方で、その点をしっかりと認められて、活躍していました。また、「男性だから」「女性だから」というのを感じたこともありません。男女差については、最近ようやくフラットになりつつあるという報道を目にしますが、私は入社した当時から、性別の違いを気にせずに仕事をしてきました。フェアな評価や処遇がされている風通しの良さを感じています。

Q.現在の仕事内容、役割マップ*を見ながら解説ください。

*役割マップ
=「社員が何を行なっているのか」「誰と仕事をしているのか」「期待の大きさ」を視覚化したもの

私の所属するエンタープライズ・エコシステム事業部は、SAPやOracleをはじめとするISV製品を扱ったプロジェクトを、お客様にデリバリーしている事業部です。私の所属するチームには、コンサルタントや、ITスペシャリストが所属しています。

私の役割は、大きく2つです。1つはSAPコンサルタントとして、SAPのプロジェクトをデリバリーすること、もう1つがラインマネージャーとして、メンバーのマネジメントを行うことです。

現在参画しているプロジェクトは、ちょうど要件定義フェーズを迎えており、お客様に業務内容をヒアリングし、SAPでの実現案を検討しています。それとは別に、ラインマネージャーとして、チームメンバーの作業管理や、チーム間の情報連携など、人と人をつなぐ仕事も行っています。

Q.お客様は、どのような課題をお持ちでしょうか?

システムが抱える課題を、コンバージョン時にSAPで実現するのか、既存のシステムで対応するのか、あるいは別の方法を検討するのか、どの選択肢を選ぶのかに頭を悩ませているお客様がいらっしゃいます。

また、トレーサビリティーの実現や、災害やコロナ禍などによる極端な需要変動に対応できる供給体制を実現したいという課題をお持ちのお客様もいらっしゃいます。

Q.お客様からIJDSが期待されていることを教えてください。

経営課題の解決、業務やシステムに対する要望の実現、予算的な制約のクリア等々、様々な点で期待されています。そのために、私たちのチームはIBMコンサルティング事業本部のメンバーと一緒に動き、提案からデリバリーを行っています。

Q.IJDSとIBMは、どのように役割分担をしているのですか?

IJDSが主に担うのが、プロジェクトフェーズです。その前工程を、IBMが担当しています。ただ、いつも同じというわけではなく、例えばお客様に対してSAPの提案活動を行う際に、IJDSのメンバーが提案チームに加わり、IBMのメンバーと一緒に活動することもあります。

Q.IJDSの、SAPビジネスに於ける強みを教えてください。

私の職種であるコンサルタントに絞ってお伝えすると、IJDSでSAPを担当しているコンサルタントの強みは、開発経験があることです。

Q.なぜ、開発経験があることが、強みになるのでしょうか?

業務コンサルの領域であれば、開発経験の有無は、さほど何かに影響しないかもしれません。ただ、いわゆるパッケージのコンサルタントの場合、開発経験があると、先を見通したコミュニケーションをお客様と行うことができます。例えば、どこまでは標準ででき、どこから追加の開発が必要なのか。追加の開発を行う場合は、どのくらいの期間と工数が必要なのか。開発フェーズを想定したコミュニケーションができるので、より深い議論を行うことが可能です。これが、強みです。

Q.コンサルタントとして、SAPビジネスに携わるやりがいを教えてください。

SAPの導入は、お客様にとっても一大プロジェクトです。個々のお客様が抱える課題をSAPというツールを使って解決するために、これまでの業務方法を変えることも含めて、改革を進めています。大変なこともありますが、お客様の「会社をあげての大事な局面」に関わることが出来るのが、一番のやりがいだと感じています。

Q. エンタープライズ・エコシステム事業部では積極的に採用を行っています。

私たちのチームでは、SAPやOracleの案件に、コンサルタントとして、もしくは開発者として携わった経験がある方を募集しています。募集職種は、SAP/Oracleコンサルタント、もしくはSAP/Oracle開発リーダーです。

コンサルタントは、システムの新規導入やバージョンアップのプロジェクト、稼働後のAMSサービスなど、各種プロジェクトに参画いただきます。また、開発リーダーは、主に新規導入やバージョンアップのプロジェクトにおいて、開発チームをリードいただく役割を担います。

Q. IJDSでのキャリアを通じて成し遂げたいことを教えてください。

今チームにいるメンバーや、プロジェクトのメンバーに、IJDSに入って良かった、楽しく仕事ができているな、と感じてもらえるような環境を作っていきたいと思います。元々私自身も、楽しく仕事をしたいと思い、やってきました。新卒、中途に関わらず、チームや、プロジェクトのメンバーが楽しく仕事ができるよう、マネージャーとしてサポートしていきたいと思っています。


根本 亮
インタビュー・執筆:根本 亮
Talent Marketing Specialist
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