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読書メモ『10万人に愛されるブランドを作る!』 ライフネット生命 中田さんの講演を前に

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ライフネット生命保険 社長の出口治明さんが、「よくメディアに取り上げていただいているのは私と副社長の岩瀬大輔ですけどね、まあこの中田 華寿子という人も、そして彼女が書いた『10万人に愛されるブランドを作る!』という本も、相当面白いですよ」と紹介されていたのが昨年9月のこと。
(このときの講演の話しは「ライフネット生命 出口治明さんの講演: ビジネスパーソンこそ、仕事で成長できる」というエントリーに書いています。)

その後少し経ってから本を読み、その面白さとシャープさに感銘を受け「絶対に直接お話を聞けるチャンスを見つけるぞ」と思ったものの、なかなか機会を見つけられないまま早くも2月に…。

「ええいっ、見つけられないなら作ってしまえ!」ということで、ちょっと久しぶりに大掛かりな社内イベントを企画し、中田さんにご登壇をお願いしたところ、快くご了承いただけました! やった~‼ (ご協力いただいたnews2u&パンセの代表 ミナコさん、本当にありがとうございました! )

ということで、当日までじっとしていられないほど嬉しいのと、この本の素晴らしさをみんなにもシェアしたいので、読書メモをアップします。
中田さんは現在はライフネット生命保険常務取締役ですが、キレキレのマーケターということでマーケティング・ストラテジーや施策(中でもとりわけデジタル/ソーシャル)の話がたっぷり書かれています。
ちょうど先日、日経ビジネスオンラインに社長の出口さんと副社長の岩瀬さんのインタビューが掲載され、「ライフネット生命のソーシャル施策の裏側」が公開されています()が、さらにその「裏側の裏側」的な視線で書かれている話が満載です。


20代の社員に「アホは出口さんです」と言われました インターネットのコミュニケーション 出口治明編
ネット炎上と、ネットPRを分かつ道は? インターネットのコミュニケーション 岩瀬大輔編

とは言え、私はむしろマーケター以外の企業人にこそ読んで欲しいと思っています。
なぜなら、本文にも書かれているように、これからは「すべての社員がマーケター」なのですから。


テキスト太字は『10万人に愛されるブランドを作る!』内から抜き出したフレーズや言葉で、かっこでページ番号を入れました。
そして□を頭につけたテキストは、私Pachiの気持ち、想い、コメントとなります。

企業の考え方や理念に「共感できるかどうか」で、その商品の購入を決める層が確実に増えている……自社の商品やサービスの背景にある、企業の想いと行動に矛盾はないか。それは社会的使命を帯びたものか。その想いを常に正々堂々と発信する企業姿勢があるか(p41)

企業にとって、都合の良いコミュニケーションだけをしていくことは、ネットの時代にはもう不可能なのです。良いところも、悪いところも出して、すべてを見てもらう。その上でファンになってくださったお客さまほど、強い支持者はいません(p68)
□企業を「個人」に、ファンを「仲間」に置き換えてもまったく同じことが言えますよね。『人も会社も好かれる条件は同じ(p40)』なのだと思います。

そもそも「No」を勇気を持って伝えなければ、私たちの理念といった深い価値観の話をお伝えできる機会はめったにありません(p83)
□本書内ではコールセンターやメールでの問い合わせを例に書かれていますが、これはオウンド・メディアでもアーンド・メディアでも同じですよね。ある意味、トラブル時には普段以上に多くの、そして高いアテンションが集まっています。声を挙げる人はわずかですが、無言でじっとことの成り行きを見つめています。

これから必要なマーケティングの考え方は、社員全員マーケティング、全員PRパーソンという考え方です……いつ、どのような場合にでも、お客様やステークホルダーと接触した時に、共有するブランドの理念を則って、PRパーソンとして行動することが必要なのです(p113)
□本書を読めば分かることですが、これは決して「社員は常に会社のために働け!」という話ではありませんので誤解なく。むしろ逆の考え方で、社員の自社に対する誇りや愛着を醸成して語りたくなるような施策をとり、それができるソーシャルメディアというプラットフォームの使用をどんどん推奨していこうということですね。

マニュアルとは「こうしなさい」と書かれた指示書ですが、ミッション・ステートメントには具体的な行動例は書かれていません……「どうすべきか」と考える際の拠り所になるのがミッション・ステートメントです(p125)

日々の活動の多くが従業員一人ひとりの判断に委ねられているという責任……そこに、ブランドに対してより深いエンゲージメントが生じるのですが、そのことはビジネスをしていく上で、指導しても簡単には備わらない「従業員の自主性」という推進力に昇華される(p146)

自分の会社のコミュニティーの中で話題になっていたことが、自分のダイビング仲間のコミュニティーでも話題になっていたら、その情報の信憑性は格段に上がると思いませんか?……弱いつながりの人の発信した情報の方が、バイアスがかかっていないと判断され、信憑性が高いとされる場合もある(p174)
□誰しも思い当たる節があるのではないでしょうか。マーケティングには「メディアミックス」という言葉が昔からありますが、ソーシャルな今、複数の関連性が低いコミュニティーを通じての接触、いわば「コミュニティーミックス」というアプローチが大きな意味を持つでしょう。

今までのマーケティングの枠を大きくはみ出す企画は、業界の常識が頭の片隅に常にある社内の者からだけではなかなか生まれにくい……ハトの企画もそうですが、自分たちのアイデアやインフラだけでは、こういった企画はなかなか生まれません(p193)


書いていたら、ますます中田さんの講演を聞くのが楽しみになってきました。

あー、ワクワク!

Happy Collaboration!

コラボレーション・エナジャイザー

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