ビジネスは複数のユーザーに、企業のリソースへのアクセスを提供しています。 従業員、パートナー、お客様など、目的もニーズも異なる人々が皆、企業情報への一定レベルのアクセスを要求します。 管理する必要がある接続とリソースの増加に応じて、ユーザーの検証は複雑になります。
ハイブリッド・マルチクラウドのインフラストラクチャーに移行するということは、可視性と制御のレベルが異なる複数のIT環境を通して、お客様のリソースも分散している可能性が高いことを意味します。 適切なユーザーが適切なデータに、適切にアクセスしているかどうかを把握するのは困難です。 正しい判断を下すためのコンテキストが必要です。
同様に懸念されるのは、ランサムウェアやフィッシングなど、ネットワーク、デジタル資産、およびビジネスを危険にさらす悪意ある活動の蔓延です。 IBMの「データ侵害のコストに関する調査」によると、コストは昨年から10%急増しました。
IBMのゼロトラスト・セキュリティー戦略は、組織がサイバー・レジリエンスを高め、ビジネス環境へ接続できなくなるリスクの管理を支援しながら、ユーザーが引き続き適切なリソースにアクセスできるようにするものです。 これは、コンテキストを使用して、適切な条件のもと、適切なユーザーを適切なデータに適切なタイミングで安全に接続させる一方で、組織をサイバー上の脅威から保護するモデルとプランです。
企業や組織は、セキュリティーを最新化し、ランサムウェア攻撃の防止を強化するために、ゼロトラスト戦略を始めています。 ゼロトラストはユーザーを継続的に検証し、侵害があった場合にデータ漏えいの被害を軽減します。
お客様の成長、組織の変革、およびハイブリッドクラウドのあらゆる優位性を保護するには、ゼロトラスト・アプローチに重点を置きながら、企業や組織のセキュリティーを最新化および再考する必要があります。
セキュリティー・モデルは、あらゆる場所、あらゆるデバイスから作業し、あらゆるエコシステムのツールやデータにアクセスできるものでなくてはなりません。 こうしたモデルはすべての領域にリアルタイムのコンテキストを提供する必要がありますが、これはゼロトラストに最適な仕事です。
IBM Security® QRadar®、IBM Cloud Pak® for Security、その他の脅威検知および対応ソリューションを活用した自動化により、脅威とリスクに関する洞察を得ながら、より迅速に対応できます。
従業員と利用者のIDとアクセス管理(IAM)をIBM Security Verifyで一元化し、特権アクセス管理(PAM)ソリューションによってサイバー攻撃のリスクを低減します。
MaaS360® with Watsonなど、AI駆動型の統合エンドポイント管理(UEM)を使用して、モバイル・ワーカーを管理および保護し、さまざまな環境で企業情報を保護します。
コンサルティングおよびグローバル・マネージド・セキュリティー・サービスの、業界で最も幅広いポートフォリオを備えたIBM Security Servicesは、リスクの定量化と優先順位付けを支援します。