
概要
IBM® Transparent Data Migration Facility(TDMF®)z/OS®はホスト・ベースのソフトウェアであり、マルチベンダー環境全体で、IBM z/OSのメインフレームに接続されたストレージのローカル・データまたはグローバル・データを移行することが可能です。z/OSとz/VMの両方でデータ移行が可能です。
TDMFは、ベンダーに依存することなくユーザーが開始して制御します。データセンター全体での完全なシステム共有が可能で、移行操作中はいつでもデータにフルアクセスできます。また、アプリケーションをオンラインにした状態でターゲットのデバイスの一部をダイナミックに引き継ぐ機能をサポートしています。中断を最小限に抑えて、新しいストレージ・サブシステムのテクノロジーを導入することが可能です。
メリット
中断せずに新しいストレージへスイッチ
ダイナミックなスワップ機能により、移行中のアプリケーションの連続可用性を実現します。
新しいストレージの問題が発生した場合のデータ損失を回避
TDMFでは、新しいストレージで問題が発生しても以前のストレージにフォールバックできます。スワップ移行ができるように設計されたスイッチバック機能が、元のソース構成にフォールバックできるオプションを提供しています。
移行の自動化
ストレージのパフォーマンスと可用性に影響を与えかねない手動による操作を回避できます。
コストと複雑さを軽減
異機種混合環境で互換性のあるTDMFでコストと時間を節約できます。これにより、新しいテクノロジーを速やかに採用できるようになります。
データ転送の優れた追跡と検証
TDMFは標準的なデータ移動プロセスを使用してデータ転送の追跡と検証を実行します。データ破損のリスクを回避して、データ移行中も重要なビジネス・アプリケーションの保全性を確保します。
スポットライト
- IBM Transparent Data Migration Facility z/OSが選ばれる理由
- アプリケーションの連続可用性を実現
- マルチベンダー・ストレージ環境との互換性
- 移行プロセスの追跡と検証
- TDMF z/VMエージェント