IBM Cloud Object Storageを活用したクラウドネイティブ・アプリケーションの作成

クラウドネイティブ・アプリケーションは、コンテナや、データ・ストレージのクラウド・リソース、プラットフォームのセキュリティーなどを組み合わせて活用することで、費用対効果を高めるとともに、組織のビジネス効率を高めます。

IBM Cloud Object Storageは、そのシンプルで「フラットな」構造により、大量の非構造化データの格納に最適です。分散型で、APIアクセスが可能なため、アプリケーションに直接統合できます。開発者は、クラウドネイティブ・アプリケーションのデータ・ストアとしてIBM Cloud Object Storageを素早く統合し、アプリケーション・コンポーネントを簡単かつ効率的に更新できます。

Diagram showing the components used in cloud-native app development, including object storage

一般的なユースケース

次世代クラウド・アプリケーションの作成

計算ランタイム(例えば、コンテナ、仮想マシン、ベアメタル)およびマイクロサービス(例えば、SQL Query、Watson AI、アナリティクス)を使用して統合アプリケーションを作成し、データ・ストレージにIBM Cloud Object Storageサービスを使用します。

クラウドで実行するアプリケーションの最新化

レガシー・アプリケーションをクラウドで動作するように変更し、IBM Cloud Object Storageをクラウド・データ・ストレージとして使用します。データ保護を確実なものにする回復力と暗号化のオプションにより、データ損失の恐れはほぼなくなります。

モバイル・アプリケーションおよびスマート・デバイス・アプリケーションの作成と実行

IBM Cloud Object Storageを、データ中心型モバイル・アプリケーション向けのクラウド・データ・ストレージに使用し、また、お客様のスマート・デバイス・アプリケーション用に大量の非構造化IoTデータを収集して保管するために使用します。

クラウドネイティブのアプリケーション・ストレージ機能

規模は無制限

IBM Cloud Object Storageは、シンプルで「フラットな」構造が弾力的にスケーリングできるため、大量のデータの保管に優れています。管理やプロビジョニングは必要ありません。ストレージにアクセスし、利用するだけです。メディア・ファイル、イメージ、動画、文書、データ・セットを含むコンテンツ・データをネイティブ・フォーマットで、無制限に保管します。データが多すぎるディレクトリーについて心配する必要もありません。IBM Cloud Object Storageの場合、真のディレクトリーがなく、ストレージ・バケット内のオブジェクト数に実質的な制限はありません。

ご使用のアプリケーションとランタイムをストレージ・バケットに接続

IBM Cloudサービスでは、お客様はIBM Cloud Object Storageのアカウントとバケットを簡単にプロビジョニングし、資格情報を作成して、Kubernetesサービスをそれぞれのストレージ・バケットにバインドすることができます。

IBM Cloud上のマイクロサービス

Docker、Cloud Foundry、Apache OpenWhiskに基づくIBM Cloud Functionsなどのクラウド・ワークロード・パターンを使用して、マイクロサービスを活用します。またマイクロサービスにはJava™、Node.jsなどを活用します。IBM Cloud Object StorageをIBM Cloud上のマイクロサービスと一緒に永続データ・ストアとして使用し、IBM Watson®およびその他のクラウド・サービスを使用してお客様のアプリケーションの能力を拡張します。

APIアクセス可能ストレージ

IBM Cloud Object Storageとの対話は、APIを介してアプリケーション・レベルで行われ、オブジェクトは単純なコマンドで保管されたり取り出されたりします。IBM Cloud Object Storage APIはRESTベースのAPIであり、プログラマチック・アクセス用の共通のS3 API機能セットをサポートします。SDKは、IDアクセスと管理、およびHMAC認証をサポートしており、Java、Node.js、およびPythonで使用できます。IBM Cloud Object Storageでは、完全アトミックの書き込みおよび上書きが許可されますが、部分的な変更はできません。この動作はデータベースに近いものであり、アプリケーション開発を大幅に単純化します。

セキュリティーと暗号化

組み込みの暗号化オプション、セキュリティーとポリシー許可の機能を使用して、データを安全に保護します。IBM Cloud上の他のサービスと同様、IBM Cloud Object Storageは、IBM Identity and Access Managementを使用して保護され、ポリシーとアクセス権に対する統合サポートを提供します。DevOpsチームはユーザーとアプリケーションに対してバケット・レベルのアクセス権を設定でき、IBM Starter Kitは、IBM Cloud Object Storageバケットにアクセスするようお客様のアプリケーションを容易に構成できるようにします。IBM Cloud Object Storageは、IBM CloudのネイティブAPI鍵とOAuth2認証メカニズムの両方をサポートするとともに、サード・パーティー・アプリケーションおよびSDKに対するHMAC認証もサポートします。

レジリエンシー・オプション

IBM Cloud Object Storageに保管された情報は暗号化され、複数の地理的位置に分散されます。ご使用のアプリケーションを数多くのロケーションに配置でき、データは自動的にそれに従って移動します。DevOpsチームは、耐久性や可用性を管理する必要はありません。バケットは選択されたレジリエンシーに基づいて作成され、そのバケットに保管されるオブジェクトの物理的な位置とレジリエンシーが決定されます。IBM Cloud Object Storageでは、次の3タイプのレジリエンシーがご利用になれます:クロス・リージョン・データセンター、リージョン・データセンター、および単一データセンター。