インテリジェンスを実用化する

AIを活用した自動化のIBMのアプローチ

IBMは、AIを活用した自動化を、データ・パターンの検出から分析までの継続的なクローズド・ループのプロセスとみなしています。これによって、データに基づく意思決定を自動化されたアクションに変換することができ、AIは各段階で自ら率先して最適化を行うのです。

IBMは、この実用的なインテリジェンスのアプローチで、より早く低コストで、顧客体験を向上させるITとビジネス運用を提供します。

進化するプロセスの自動化 (PDF, 3.2 MB) →

自動化のアプローチ

発見

4つのダイヤル・ポイント(Discover、Decide、Act、Optimize)のあるダイヤルと、Discoverを指すダイヤル。下部に「Hybrid cloud platform」がある

発見

プロセスとタスク・マイニングにより、構造化されていないデータとプロセスを理解し分類することで、手動で分析や調整を行う負荷を軽減します。 従業員の作業を伴うアプリケーション・イベントとクラウド・イベントは、運用でのホット・スポットとボトルネックを特定します。

決定

4つのダイヤル・ポイント(Discover、Decide、Act、Optimize)のあるダイヤルと、Decideを指すダイヤル。下部に「Hybrid cloud platform」がある

決定

ビジネス・オートメーションの明確に定義された方法論と、精度の高いIT自動化を組み合わせて、より迅速で正確な自動化を実現します。 コストがかかりKPIに影響を与える業務とIT運用を特定し、意思決定を行います。

実行

4つのダイヤル・ポイント(Discover、Decide、Act、Optimize)のあるダイヤルと、Actを指すダイヤル。下部に「Hybrid cloud platform」がある

実行

推奨されるAIと自動化ソリューションを適用して、運用を改善します。このときソフトウェア・ボットを業務に自然な形で連携させることにより、生産性が向上します。

最適化

4つのダイヤル・ポイント(Discover、Decide、Act、Optimize)のあるダイヤルと、Optimizeを指すダイヤル。下部に「Hybrid cloud platform」がある

最適化

自動化をリアルタイムで監視し、潜在的なインシデントを早期に予測して、通常の運用に影響を与える前に問題を未然に解決します。問題自体を削減することで結果的にKPIが改善します。

自動化の方法を発見する

1. 膨大な量のデータを収集・構造化し、分類する

アプリケーションからの運用データと、ITインフラストラクチャーからのアラートとログを、すべてのビジネスのイベントと意思決定パターンを表す単一のモデルに結合します。 AIと機械学習を使用して、関係性を理解し、深い洞察を導出し、ベースラインKPIを確立します。 AIを使用しない場合は、自動化に関連するデータの発見は、多くが構造化されたプロセスと構造化データに限定されますが、 AIを使用することで非構造化プロセスやデータも対象にすることができます。 AIが、発見から意思決定へと進む推進力となるのです。

自動化する内容と方法を決定する

2. 自動化によってパフォーマンスが上がる場所を特定し、優先度を付ける

効率化できる場所をチームが自由に決められるようにします。IBMのソリューションを使用してパフォーマンスを視覚化し、ボトルネック、ホット・スポット、異常値、外れ値を特定します。また、 高度な分析と機械学習により差異を予測します。 ビジネスとIT全体でのデータ・パターンを発見することにより、意思決定が影響を及ぼす範囲は全社的になります。さらに、チームは自動化がパフォーマンスを最大化できる場所をすぐに特定できるようになります。

ビジネスとIT全体を対象に実行

3. インテリジェンスな自動化で業務効率を高め、成果につなげる

企業全体で運用を迅速に自動化します。ビジネス・プロセス、ソフトウェア開発、システム統合、インフラストラクチャー管理、ITを中心にして、ネットワークとエッジまでが対象となります。 AIの能力を活用しながら、従業員には、十分な情報に基づく意思決定と、結果の改善に必要なインテリジェンスを提供します。 自然な形でソフトウェア・ボットが連携するため、生産性が向上します。また、AIと従業員の間でより協調的な関係が促進されて、リモートとオンサイトの両方で働く新たな働き方が形成されます。

継続的な改善のために最適化する

4. 得られた洞察から、ワークフローをプロアクティブに改善する

高速な反復と実験から学習し、自動化の影響をキャプチャするスナップショットを追跡し、配置したものの価値を測定します。クローズド・ループのデータ駆動型エンジンを使用して得られた洞察を活用し、基盤となる運用に対して機能拡張を適用します。 潜在的なインシデントを早期に予測し、システムが未然に問題を解決できるようにします。

発見、決定、行動、最適化による自動化プロセスでは、自動化が逐次的で時間のかかるプロセスであると思われるかもしれません。 自動化プロセスの完了には数週間または数カ月かかることがあるのは確かな事実ですが、高速に行う方法もあります。 例えば、RPAとローコード開発の使用はすべて、「ビット・サイズ」のアクティビティーやプロセスの自動化をスピードアップするよう設計されているため、エンドツーエンドのプロセス全体が自動化されるまで待つことなく、顧客は即時のROIを得られます。 また、迅速なターンアラウンド・タイムにより、素早く反復してリアルタイムに外部からの力に反応することができます。

サポートを得て自動化を進める

支援を受けながら進める

IBM Garageチームは、革新的なアイデアと、適切なプラクティス、テクノロジー、および専門知識で、お客様のデジタル変革をエンドツーエンドでご支援します。

IBMに任せて進める

IBMのエキスパートにAIを活用した自動化への変革業務を任せることで、既存のリソースを維持しながら、イノベーションに集中できます。

IBMの提携パートナーと進める

IBMパートナー・ショーケースでは、最高水準のIBMテクノロジーと、深い業界専門知識の両方を満たすことができます。 パートナー企業はIBMのテクノロジー・ビジョンをお客様に伝えながら、業界特有のニーズに応え、IBMのケイパビリティーを使用することで、全く新しいソリューションを構築します。