UNIX, Linux, and Windows での複数インストール
UNIX, Linux®, and Windowsでは、システム上に IBM® MQ の複数のコピーを持つことができます。
IBM MQ の各コピーをどこにインストールするかを選択できますが、各コピーは別々のインストール場所になければなりません。 一度に 1 つのマシンに存在できる IBM MQ のインストール済み環境は最大 128 個です。 以下のいずれかを選択できます。
- マシン上の IBM MQ の単一インストールの保守と管理を簡素化します。
- 複数の IBM MQ インストール済み環境を使用可能にすることで提供される柔軟性を活用します。
インストール前に行う決定
IBM MQの複数のコピーをインストールする前に、いくつかの決定を行う必要があります。
- IBM MQの各コピーをどこにインストールしますか?
- IBM WebSphere® MQ 7.1以降のインストール済み環境のインストール場所を選択できます。 詳しくは、 Multiplatforms でのインストール場所を参照してください。
- プライマリー・インストールが必要ですか。
- プライマリー・インストールとは、システム全体が関係する場所が参照するインストールです。
詳しくは、 UNIX、 Linux、および Windows でのプライマリー・インストールを参照してください。
- アプリケーション間の接続方法。
- アプリケーションが適切な IBM MQ ライブラリーを見つける方法を考慮する必要があります。 詳しくは、 複数インストール環境でのアプリケーションの接続、および 複数インストール環境での .NET アプリケーションの接続を参照してください。
- 既存の出口に変更が必要か。
- IBM MQ がデフォルトの場所にインストールされていない場合は、出口を更新する必要があります。 詳しくは、 出口とインストール可能サービスの作成 ( UNIX, Linux, and Windows ) を参照してください。
- どのインストールにどのキュー・マネージャーを関連付けるか。
- 各キュー・マネージャーは、特定のインストールに関連付けられています。 キュー・マネージャーが関連付けられているインストールは、そのキュー・マネージャーに制限を課します。 つまり、そのキュー・マネージャーは、そのインストールからのコマンドでしか管理できないのです。 詳しくは、 キュー・マネージャーとインストール済み環境の関連付けを参照してください。
- 各インストールを操作するために、どのように環境をセットアップするか。
- 1 つのシステム上に複数のインストールが存在する場合、特定のインストールを操作するための方法、およびそのインストールからコマンドを発行する方法について考慮する必要があります。 コマンドへの絶対パスを指定する方法と、setmqenv または crtmqenv コマンドを使用して環境変数を設定する方法があります。 環境変数を設定する方法では、当該インストールのコマンドへのパスを省略することができます。 詳しくは、 setmqenv、および crtmqenvを参照してください。
IBM MQ の既存のインストール済み環境があり、複数インストール機能を使用して IBM MQ の 1 つのバージョンから別のバージョンにマイグレーションする場合は、以下のいずれかのプラットフォーム固有のトピックを参照してください。
.NET サポート・パックおよび複数インストール用の IBM メッセージ・サービス・クライアント
複数バージョンをサポートするには、 IBM WebSphere MQ 7.1 以降で、 IBM MQ 製品とともに Java メッセージング、.NET メッセージング、および Web サービス ・フィーチャーをインストールする必要があります。 .NET フィーチャーのインストールについて詳しくは、「 IBM MQ classes for .NETのインストール」を参照してください。