IBM z/OS Container Platform

IBM z/OS® Container Platformは、ユーザーがクラウドネイティブな開発戦略のメリットを実感できるように設計されています。

IBM z/OS上でコンテナをネイティブに実行することで、業界標準のオープンソース・コンテナ・テクノロジーのメリットを享受できると同時に、IBM Zのセキュリティー、信頼性、パフォーマンス上の利点を活用できます。

メリット

z/OSアドレス空間で実行

他のz/OSアプリケーションと同じように動作し、z/OSシステム内で従来のアプリケーションと並行して実行できます。

市場投入までの時間を短縮

最新のオープンソース・テクノロジーと標準を採用しています。

開発の効率化とセキュリティーの強化を実現

開発とテスト用にセルフサービス型の分離環境を提供します。

開発環境とテスト環境全体で一貫性を実現

システム・プログラマーはイメージ・リポジトリーにアクセスして、IBMが提供するコンテナー・イメージを簡単に入手し、組織内で一貫して使用できるようにカスタマイズできます。

機能

業界標準のテクノロジーを使用

OCIランタイム仕様に準拠したオープンソース・テクノロジーをベースにコンテナ・ランタイムを実装します。

オープン・コンテナ・イニシアティブ（OCI）

クラウドネイティブ開発をサポート

業界標準のコンテナ管理ツールを提供し、既存のDevOpsパイプラインへの統合を可能にします。

Open Container Initiativeコミュニティーとつながる

イメージ・カタログ

z/OS Container Platform上で実行するように構築されたコンテナ化されたz/OS UNIXアプリケーションのイメージ・カタログは、IBM Cloud® Container Registryで入手可能です。

IBM Container Registry

ユースケース

アプリケーションのモダナイゼーションとコロケーション

z/OS UNIXアプリケーションをターゲットにして、既存のワークロードをモダナイズします。
zOSCP上で実行するように構築されたコンテナ・イメージには、 IBM Container Registryからアクセスします。
- サポートされるイメージは、それぞれの製品チームによって提供され、zOSCP製品提供とは独立して使用できます。

開発とテストの操作性

新しい機能とワークロードの増加

z/OS Container Platformをクラウドネイティブな開発戦略の一部として、マイクロサービスやAPI戦略とともに採用して、z/OSアプリケーションを公開し、ハイブリッドクラウド環境での統合を可能にします。

参考情報

IBM z/OS Container Platformコンテンツ・ソリューション

z/OS Container Platformを使い始めるために必要なものがすべて揃っています。

IBM z/OS Container Platformを使用したz/OSへのコンテナの導入

製品の概要と、z/OS Container Platformの使用を開始する方法

オープン・コンテナ・コミュニティー

Linux FoundationのOpen Container Initiative技術コミュニティーでは、コンテナ形式とランタイム技術に関する標準の開発に取り組んでいます。