未知を克服する

Rebendo社は、リアルタイムの可視性を実現することにより、確認されていない非効率性の発見を可能にしています。
オフィスのテーブルを囲む4人の従業員

「知らぬが仏」という諺がありますが、ビジネスの世界では「知らない」方が良いということは稀です。実際、知らないことや見えないものによって、日常の業務に大きな混乱が生じるだけでなく、収益に悪影響をもたらす可能性もあります。認識されていない問題や非効率性により、無駄に時間がかかったり、プロセスやデータの誤りが発生するだけでなく、スタッフ、パートナー、顧客に様々なフラストレーションを引き起こす可能性があります。

IBMビジネス・パートナーであるRebendo AB社は、このような認識されない問題を解明する手段の構築を優先事項としていました。パフォーマンス管理ソリューションの開発者である同社は、オーダーメイドの詳細なダッシュボードの作成に特化した企業で、社内ITやネットワーク運用の可視性向上に貢献しています。同社が顧客から寄せられる様々な問題に対処する中で、ある種のパターンが存在することを認識し始めました。

Rebendo社の創立者でありオーナーでもあるSlobodan Djurdjevic氏は、「当社は、新たなタイプの問題があることに気付いていました。当社は自動車製造業、公的機関、銀行など多くの業界を顧客としていますが、取引量の多いビジネスを行っている保険業界が、この問題に最も悩まされていました」と振り返ります。

Rebendo社のCEOであるMichael Kling氏は続けて、「そのような企業にはITの問題があるはずですが、企業側ではどうしても原因を究明できなかったのです。ご承知のように今日のITビジネスでは、より柔軟なクラウド・ソーシング戦略による可用性の向上と導入の迅速化が求められています。ところがそのような企業では、応答時間が10~20秒遅くなる事態が発生しても、その遅延を引き起こすボトルネックを解明できませんでした。数十万から数百万の取引を処理する企業にとって、このような遅延は多くの問題とストレスの原因になります。さらに当社がこれまで担当した案件では、この問題のおよそ9割がネットワーク・アプリケーションとは無関係でした」と述べています。

これを新たなビジネス・チャンスと見たRebendo社は、アプリケーションのプロセスを包括的かつリアルタイムに監視し、よりスムーズな運用を実現する新たなマネージド・サービスの構築に着手しました。

スウェーデン、ストックホルムのリッダルホルメン教会の夕暮れ

きめ細かなリアルタイムの洞察

 

Rebendo Insightは、1秒単位の粒度でリアルタイムの可視性を提供します。

効率の向上

 

新しいソリューションの導入により、現地での監督作業は平均して週1日未満に抑えられます。

当社はこれまでも、これからも、予測可能性を重視するすべてのお客様の戦略的アドバイザーでありたいと考えています。当社の構築したプラットフォームはRebendo InsightとInstanaに加えてIBMのAIOps(IT運用向け人工知能)とも連携していますので、お客様が自動化ジャーニーの次の一歩を踏み出すお手伝いをいたします。
Michael Kling氏 最高経営責任者 IBM Business Partner Rebendo AB

同社の顧客層は、この新たなソリューションを変革のチャンスと確信しました。10年以上にわたりRebendo社の顧客であるBankgirot社でサービス・ソリューションのマネージャーを務めるJörgen Neij氏は、「リアルタイムであることが非常に重要です。当社がRebendo社に依頼をしたのも、リアルタイムを追及していたことがきっかけでした。当社はクリアリングハウスで、毎日800万件ほどの支払いを処理しています。これだけ大量の処理を24時間年中無休で確認することは骨が折れますが、リアルタイムで処理する以外の選択肢はありません」と説明します。

Djurdjevic氏は続けて、「そのような事情を知り、当社はJörgen氏や他の顧客にもお話をさせていただきました。当社は皆さんに『どのようなソリューションをお求めでしょう、どのように業務の処理を監視できれば理想的でしょうか』と質問しました。話し合いを進めた結果、このサービスには独自のポータルが必要であり、現在稼働中であるモニタリング製品も含めてIT環境に存在するすべての製品を総合的に観測できる環境が欠かせない、という結論にすぐに到達しました。『お客様の環境をひとつにまとめたうえで、足りないものを追加する』、これが当社の姿勢です」と述べています。

お客様の環境をひとつにまとめる

2021年初頭、Rebendo社は新サービスのRebendo Insightを発表しました。これは、IBMグループ企業のInstanaのテクノロジーと統合されています。この新しいソリューションは、ユーザーに集中管理ダッシュボードを提供します。一方で、IBM® Instana Observabilityがクラウド・エンジンとして機能し、ユーザーがアプリケーションやサービスの問題をリアルタイムに観測、監視、解決できるように支援します。

Kling氏は、「InstanaをRebendo Insightに統合することが重要でした。それにより当社とお客様の両方に、より正確な予測を可能にするための選択肢が増えるからです。現在では、5種の異なるデータ・ソースを当社のオファリングに取り込むことが可能です。お客様がすでにご使用のその他のAPM(アプリケーション・パフォーマンス管理)製品だけでなく、お客様が追加を希望するあらゆる製品を統合することが可能です。どのようなツールでもすべて一か所で確認できますので、すべてのデータを予測に活用できます」と指摘します。

Rebendo Insightはリアルタイムのモニタリングだけでなく、新たなシステム変更やネットワーク・アプリケーションの適用による影響や正常性の検証にも使用できます。Djurdjevic氏は、「ユーザーが実際に変更を行う前にベースラインを実行することで、変更後のパフォーマンスとの比較ができます。その変更で状況が改善したのか悪化したのかを確認できますので、お客様にとって大変に価値があります」と説明します。

デジタル・ダッシュボードを使用して会社業績の収益計算書を監視する男性
InstanaをRebendo Insightに統合することが重要でした。それにより当社とお客様の両方に、より正確な予測を可能にするための選択肢が増えるからです。
Michael Kling氏 最高経営責任者 IBM Business Partner Rebendo AB
一刻を争う状況

Rebendo InsightによりITとネットワークの運用を一元的に可視化できるだけでなく、このソリューションのリアルタイム・モニタリングで効率性の向上と問題解決の迅速化が促進されます。そしてこの洞察の精度は毎秒更新されるため、競合他社のプラットフォームと比較して大きな利点となります。

Kling氏は、「一部の競合他社製品では、60秒毎に1度しか洞察を提供できません。これでは、お客様のご希望に沿うことはできないのです。当社がRebendo Insightを構築していた際に、お客様がどの程度の精度をお求めなのか質問したことがあります。『1分に1度しか情報を提供しない製品であれば、採用は難しいですね。そのような製品は、当方の業務には力不足ですので』と仰っていました」と述べています。

この新たなプラットフォームは、ユーザーにとって極めて直観的な操作が可能であることも証明されています。Kling氏は、「当社はこれまでも、これからも、予測可能性を重視するすべてのお客様の戦略的アドバイザーでありたいと考えています。当社の構築したプラットフォームはRebendo InsightとInstanaに加えてIBMのAIOps(IT運用向け人工知能)とも連携していますので、お客様が自動化ジャーニーの次の一歩を踏み出すお手伝いをいたします。当社はお客様のご負担にならない形で、お客様のトレーニングとダッシュボードの設定をお手伝いできます。当社にとっても、一切負担にはなりません。本製品は非常に直感的に使用できるだけでなく導入も容易ですので、さまざまなニーズや社内の他部門のモニタリングにご利用いただけます」と述べています。

Djurdjevic氏は次のように締めくくります。「本製品は非常に効果的なサービスであるだけでなく、セットアップも導入も迅速に完了します。当社は以前、ストックホルムでのプロジェクトにおいて、顧客自ら調査と構築を行う時間を省くことで、セットアップ時間を2年4カ月短縮したことを示すことができました。お客様の効率性向上、それが当社のすべてです」

Rebendo AB社のロゴ
Rebendo AB社

IBM Business Partner Rebendoは、自動化されたアプリケーション・パフォーマンス監視機能を中核に、パフォーマンス管理のソリューションとサービスを提供しています。2001年に設立された同社は、ユーザーのITアーキテクチャー全体の価値を監視・制御できる、カスタマイズされた詳細なダッシュボードの作成を得意としています。Rebendo社の本社はスウェーデンのストックホルムにあり、主に北欧市場の組織を対象としています。

ソリューション・コンポーネント IBM Instana Observability
次のステップ

この記事で紹介されているIBMソリューションの詳細については、IBMの担当者またはIBMビジネス・パートナーにお問い合わせください。

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米国で製作、2021年9月

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記載されているパフォーマンス・データとクライアント事例は、例示する目的でのみ提供されています。実際のパフォーマンス結果は特定の構成や作動条件によって異なります。本書の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。

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